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第1集~第10集

第1集~第10集

第1集 (1964年 昭和39年 11月1日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 近代文学史論
政治小説における「ノベル」の意味 ―「雪中梅」と「外務大臣」―
越智治雄  1
「幻滅時代」前後 ―天渓の現実主義とその命脈―
高田瑞穂  15
大正期「文壇」の成立
紅野敏郎  34
大正から昭和へ
磯貝英夫  47
昭和十年代以後 ―〈現代〉の〈文学史〉の〈論理〉をめぐって―
小笠原克 61
視座 作家は文壇に向かって嘘をつく
成瀬正勝  77
   近代文学研究における「都市と農村」の問題
相馬庸郎  79
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
明治三十年代文学の一断面 ―草村北星を中心に―
岡保生  81
泣菫作品中の姉と妹
松村緑  93
平出修論
古川清彦 106
「同伴者作家」ノート
大津山国夫 121
太宰治とコミニズム
相馬正一 134
資料 北海道内発行新聞文芸関係記事年表稿(大正篇)
日本近代文学会北海道支部 155
展望 近代文学学界の動向(一九六四年前期)
山田博光 173
書評 色川大吉著「明治精神史」
佐藤勝 186
   「大衆文学」・「新聞小説史稿」
浅井清 191
(発行所)三省堂
第2集 (1965年 昭和40年 5月25日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 近代小説論 ―文学史再検討のために―
当世書生気質
関良一・前田愛・清水茂  1
照葉狂言
橋本佳・村松定孝  33
思出の記
久保田芳太郎・平林一・上笙一郎  52
猪野謙二・榎本隆司・大久保典夫  74
虞美人草
井上百合子・伊豆利彦・平岡敏夫 100
視座 受容の軌跡
稲垣達郎 126
研究者層の厚みと研究の厚み
長谷川泉 128
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
逆向の論理 ―荷風のアメリカ文学鑑賞―
武田勝彦 131
「世の中へ」とその周辺 ―加能作次郎小考―
坂本政親 139
倉田百三の青春
辻橋三郎 152
官吏としての樋口則義
藤井公明 168
展望 近代文学学界の動向(一九六四年後期)
中村完 181
書評 野口富士男著「徳田秋声伝」を読んで
吉田精一 194
   谷沢栄一著「近代日本文学史の構想」
生松敬三 198
(発行所)三省堂
第3集 (1965年 昭和40年 11月1日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 近代小説論 ―文学史再検討のために―
坑夫(宮島資夫)
佐藤勝  1
異端者の悲しみ(谷崎潤一郎)
橋本芳一郎  16
神経病時代(広津和郎)
橋本迪夫  28
美しい町(佐藤春夫)
河村政敏  41
苦の世界(宇野浩二)
渋川驍  57
邪宗門(芥川龍之介)
駒尺喜美  67
暗夜行路(志賀直哉)
竹盛天雄  80
視座 もっと綜合的な視野で
川副国基  98
   研究者の心情と論理
首藤基澄 100
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
鷗外とニーチェ
重松泰雄 102
漱石の反自然主義をめぐって ―『虞美人草』の周辺―
遠藤祐 116
小説家白鳥の誕生 ―第一創作集『紅塵』を中心に―
佐々木雅発 133
「行動主義文学論争」についての一考察 ―その虚像と実像―
香内信子 145
堀辰雄 覚書 ―「聖家族」より「菜穂子」へ―
佐藤泰正 158
小林秀雄の「志賀直哉」
吉田凞生 170
展望 近代文学学界の動向(一九六五年前期)
今井泰子・熊坂敦子・島田昭男 183
書評 「座談会 大正文学史」
伊沢元美 194
(発行所)三省堂
第4集 (1966年 昭和41年 5月1日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 現代小説論 ―文学史再検討のために―
浅草紅団(川端康成)
長谷川泉  1
家族会議(横光利一)
保昌正夫  14
冬の宿(阿部知二)
高田瑞穂  26
故旧忘れ得べき(高見順)
磯貝英夫  38
石狩川(本庄陸男)
高橋春雄  51
汽車の罐焚き(中野重治)
木村幸雄  65
鳴海仙吉(伊藤整)
亀井秀雄  78
真空地帯(野間宏)
右遠俊郎  90
美しい女(椎名麟三)
山田博光 107
視座 近ごろの感想
吉田精一 119
   言語的アプローチを
関良一 121
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
象徴意識の諸相 ―漱石の場合―
石丸久 124
「石にひしがれた雑草」と「或る女」 ―主人公の精神構造と主題―
小坂晋 136
広津和郎論 ―大正期を中心に―
勝山功 150
中野重治論 ―堀辰雄との「文学史」的統一像を求めて―
杉野要吉 162
「名人」試論
川嶋至 175
展望 近代文学学界の動向(一九六五年後期)
岡保生・小笠原克 188
書評 和田謹吾著『自然主義文学』
相馬庸郎 204
(発行所)三省堂
第5集 (1966年 昭和41年 11月1日発行) ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 夏目漱石
漱石と子規
橋本桂  1
漱石と英文学
海老池俊治  14
漱石と恋愛
川副国基  27
『吾輩は猫である』私見 ―いわば「心理」的主人公について―
大石修平 37
『それから』論
越智治雄 51
『明暗』
内田道雄 62
漱石書簡の検討 ―子規との邂逅―
熊坂敦子 79
漱石研究史論
玉井敬之 93
視座 近代文学科の構想
湯地孝 106
   注釈のこと
川口朗 108
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
高村光太郎の〈自然の理法〉
角田敏郎 111
宮沢賢治への近代詩の投影
境忠一 124
中原中也初期ダダ詩の意義
太田静一 136
井伏鱒二素描 ―「山椒魚」から「遙拝隊長」へ―
東郷克美 147
『或る女』論 ―「夢幻」と「屈辱」をめぐって―
江種満子 160
一葉小説小論 ―題名の典拠と方法をめぐって―
松坂俊夫 173
展望 近代文学学界の動向(一九六六年前期)
浅井清 187
書評 山本正秀著『近代文体発生の史的研究』
稲垣達郎 200
   三好行雄著『島崎藤村論』について
瀬沼茂樹 202
(発行所)三省堂
第6集 (1967年 昭和42年 5月15日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 近代戯曲
近代劇の移入と成立
野村喬  1
近代戯曲の展開 ―その試み・鷗外まで―
酒井森之介  14
近代における戯曲時代 ―その成立の一面―
遠藤祐 27
近代戯曲と近代劇
河竹登志夫  40
近代戯曲の作家と作品
 一. 木下杢太郎
河村政敏  58
 二. 菊池寛とシング
大久保直幹  75
 三. 山本有三の社会劇
佐藤善也  90
 四. 真山青果の戯曲
藤木宏幸 103
 五. 岸田国士
永平和雄 116
視座 構造的美観
笹淵友一 129
   文学の価値観と文学史の方法
千葉宣一 131
勝本清一郎氏追悼  勝本先生を憶う
橋本迪夫 133
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
北村透谷と徳富蘇峰 ―その文明批評の連関性について―
槇林滉二 136
「クララの出家」再論 ―笹淵博士の批判に対する反論―
小坂晋 148
千葉亀雄と横光利一 ―"新感覚"理論の意味と内実―
栗坪良樹 157
小松清論ノート ―「記録文学」の方法について―
香内信子 169
展望 近代文学学界の動向(一九六六年後期)
森本修 182
書評 猪野謙二著『明治の作家』を読んで
和田謹吾 195
   柳田泉著「『小説神髄』研究」をめぐって
関良一 199
(発行所)三省堂
第7集 (1967年 昭和42年 11月1日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 近代文学評論史の問題点
文学と自然 ―想実論をめぐって―
十川信介  1
透谷とキリスト教 ―評論とキリスト教に関する一試論―
佐藤泰正  14
社会小説論 ―その源流と展開―
山田博光  27
写生論序説 ―芸術的認識の諸相におけるの「写生」―
石丸久  41
モダニズム文学論の基盤 ―新感覚派を中心に―
磯貝英夫  54
『詩と詩論』とシュールレアリスム ―受容状況を中心に―
千葉宣一  67
「近代の超克」試論
小笠原克  84
私小説論再検討の視点 ―伊藤整の文学論の場合―
野坂幸弘  96
視座 近代文学の研究ということ
川嶋至 107
   研究と評論
木俣修 109
一葉をめぐる女たち ―歌子、花圃、菊子―
塚田満江 112
永井荷風ノート ―「あめりか物語」「ふらんす物語」について―
坂上博一 125
他力思想と近代文学 ―左千夫・甲之・礒多―
大河内昭爾 139
明治期社会劇論の輪郭
越智治雄 153
展望 近代文学学界の動向(1967年前期)
藤多佐太夫 169
書評 首藤基澄著『高村光太郎』
角田敏郎 200
   『論集・小林秀雄』第一巻と『書誌小林秀雄』の意義
谷沢永一 204
   高木文雄著『漱石の道程』
井上百合子 209
   平岡敏夫著『北村透谷研究』
飛鳥井雅道 212
(発行所)三省堂
第8集 (1968年 昭和43年 5月15日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 詩精神
近代日本文学における詩精神
高田瑞穂  1
枕山と春濤 ―明治十年前後の漢詩壇―
前田愛  14
藤村詩の原郷 ―「千曲川旅情の歌」をめぐって
山田晃  26
小川未明における詩と真実 ―明治四十年代の未明―
紅野敏郎  37
朔太郎から静雄へ ―『わがひとに与ふる哀歌』前後をめぐってのノート
安藤靖彦  51
戦後詩の問題点
江頭彦造  67
〈特集〉詩人研究の問題点
独歩詩の意味
本多浩  81
藤村詩私抄
関良一  86
啄木の詩魂 ―その詩論と実作とをめぐって
昆豊  98
北原白秋試論 ―その感覚表現と詩的認識をめぐって―
河村政敏 106
萩原朔太郎研究の問題点
佐藤房儀 114
宮沢賢治詩研究の問題点
首藤基澄 130
視座 「富岡先生」のモデルとその漢詩抄
福田清人 136
   二つの文学史
伊狩章 138
〈自由論文〉
泉鏡花『婦系図』主題考
手塚昌行 141
「三四郎」の問題
柘植光彦 150
「クララの出家」の主題再論
笹淵友一 162
「日本浪曼派論争」の問題点
神谷忠孝 184
展望 近代文学学界の動向(一九六七年後期)
西垣勤 197
書評 安川定男著「有島武郎論」
山田昭夫 211
〈紹介〉小山内時雄責任編集『福士幸次郎著作集』全二巻
215
(発行所)三省堂
第9集 (1968年 昭和43年 10月20日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 戦後文学
戦後文学とは何か
 戦後の文学における敗戦の意味
伊豆利彦  1
 戦後文学の出発
佐藤勝  15
戦後の小説
 戦後文学の様相
竹盛天雄  28
 無頼派文学の問題 ―田中英光の場合―
島田昭雄  44
 戦後文学における「第三の新人」の位置
鳥居邦朗  55
戦後詩
原子朗  67
戦後批評の出発 ―「近代文学」派とその周辺―
大久保典夫  81
戦後戯曲の原点
永平和雄  94
視座 同時代的体験について
中島健蔵 106
   常識確認
保昌正夫 108
〈自由論文〉
「見神の実験」をめぐって
川合道雄 111
茂吉晩年の歌境 ―志賀直哉との対比に関連して―
本林勝夫 122
"新感覚派"論 ―出発点における感覚的諸問題―
栗坪良樹 135
『幻化』の志向する意味 ―現代小説の宿命的な一つの典型として―
まつもとつるを 151
展望 近代文学学界の動向(一九六八年前期)
小泉浩一郎 164
書評 相馬正一著「若き日の太宰治」
山内祥史 181
   境忠一著『評伝 宮沢賢治』
分銅惇作 186
   満田郁夫著『中野重治論』について
杉野要吉 189
(発行所)三省堂
第10集 (1969年 昭和44年 5月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈自由論文〉
北村透谷における国民・民衆の問題
藪禎子  1
君死にたまふことなかれ
翁久美  13
『発展』『毒薬を飲む女』(岩野泡鳴)試論
伴悦  28
一高の青春 ―折蘆を中心に―
助川徳是  41
『それから』論
熊坂敦子  56
大正期のロシア文学と朔太郎
久保忠夫  70
「田園の憂鬱」の文体
山敷和男  83
「あにいもうと」の成立 ―その一側面―
東郷克美  95
伊東静雄論 ―「小さい手帖から」をめぐって―
川口朗 112
横光利一の思考と現実 ―新感派時代にみる可能性―
佐藤昭夫 122
中原中也「言葉なき歌」と「蛙声」と ―愛児文也の誕生と死―
飛高隆夫 135
「惜しみなく愛は奪ふ」と「クララの出家」 ―笹淵博士の再批判に対する反論―
小坂晋 148
視座 文学研究への反省
坂本浩 163
   近代文学研究が志向するもの ―その方法についての雑感―
久保田芳太郎 167
展望 近代文学学会の動向(一九六八年後期)
山崎一穎 172
書評 佐藤泰正著『日本近代詩とキリスト教』
佐藤房儀 187
   岡保生著『尾崎紅葉の生涯と文学』
伊狩章 193
   岩永胖著『自然主義文学における虚構の可能性』
榎本隆司 198
(発行所)三省堂

第11集~第20集

第11集~第20集

第11集 (1969年 昭和44年 10月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈自由論文〉
「楚囚之詩」考 ―透谷論(一)―
中村完  1
徳富蘇峰の文学観
野山嘉正  19
「今戸心中」について
塚越和夫  32
特権の負い目 ―武者小路実篤おぼえがき―
大津山国夫 42
「風立ちぬ」と堀辰雄の位相
菊池弘  56
「火山灰地」の方法 ―小宇宙の形成―
堀井謙一  67
本庄陸男の〈教育物〉論稿
布野栄一  83
巌谷小波・大衆児童文学の母胎 ―「大衆児童文学史」の一部分―
上笙一郎  95
視座 文学における言語
伊沢元美 108
   大学紛争雑感
分銅惇作 110
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
『緑葉集』の諸作
畑実 113
『破戒』論ノート
山田晃 125
『破戒』から『春』へ
中山和子 139
『新生』試論
相馬庸郎 152
〈追悼文〉柳田泉先生を悼む
清水茂 163
展望 近代文学学会の動向(一九六九年前期)
関口安義 164
書評 安住誠悦著『浪漫主義文学』
山田博光 185
   辻橋三郎著『近代文学者とキリスト教思想』
佐藤泰正 187
(発行所)三省堂
第12集 (1970年 昭和45年 5月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 昭和十年代の文学
他民族体験と文学非力説
亀井秀雄  1
『戦争下の抵抗文学』ノート ―小林秀雄の姿勢に即して―
杉野要吉  13
戦争下における農民文学の位相
高橋和雄  30
日本浪曼派 ―保田与重郎の場合―
阿部正路  43
『四季』について
成田孝昭  56
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
近代文学研究の思い出
高田瑞穂  68
日本近代文学研究の回想
川副国基  72
近代文学研究の回想 ―昭和十年代の風土―
酒井森之介 79
視座 言文一致随想
山本正秀  84
   わが夢に浮かぶ「千鳥」
岡保生  86
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
川上眉山の死 ―明治文士の経済生活―
伊狩章  89
泉鏡花『照葉狂言』成立考
手塚昌行 101
「草枕」論
安藤靖彦 113
中勘助小論
渡辺外喜三郎 124
北条民雄と川端康成
羽鳥一英 136
正宗白鳥氏の遺稿
後藤亮 149
展望 近代文学学会の動向(一九六九年後期)
佐々木雅発 162
書評 平岡敏夫著『日本近代文学史研究』
磯貝英夫 180
   安田保雄著『比較文学論考』
剣持武彦 184
   森山重雄著『実行と芸術』
坂上博一 189
   川嶋至著『川端康成の世界』
長谷川泉 194
(発行所)三省堂
第13集 (1970年 昭和45年 10月20日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 森鷗外
森鷗外と武島務 ―鷗外伝の欠落の部分として―
長谷川泉  1
「エリス」像への一視角
 ―「點化(トランスズブスタンチアチオン)」の問題に関連して―
清水茂  15
『半日』の問題 ―鷗外文学の転換―
蒲生芳郎  23
「青年」の青年像おぼえ書き ―二葉亭・啄木・白鳥らと関連して―
平岡敏夫  37
「大塩平八郎」再論 ―「枯寂の空」の捉え方をめぐり―
小泉浩一郎  53
「魚玄機」をめぐって ―歴史小説の一面―
竹盛天雄 66
鷗外の翻訳について ―一つの〈なかじきり〉的意見―
重松泰雄  80
鷗外詩私考 ―その詩の立脚点をめぐって―
河村政敏  91
視座 詩歌鑑賞の立場
久保忠夫 103
   模索の一様相
和田繁二郎 105
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
水野葉舟と初期の作品
岡野他家夫 108
鷗外とクラウゼヰッツ ―「護持院原の敵討」を中心に―
清田文武 124
『明暗』論の試み
石崎等 136
いわゆる「時任謙作」の形成と分裂
町田栄 149
展望 近代文学学会の動向(一九七〇年前期)
   明治期
橋本威 167
   大正期
中島国彦 171
   昭和期
渡辺正彦 178
書評 小笠原克著『昭和文学史論』
島田昭雄 183
紹介 長篠康一郎著『人間太宰治の研究』
伴悦 188
   山田昭夫編『素木しづ作品集』
紅野敏郎 189
(発行所)三省堂
第14集 (1971年 昭和46年 5月20日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 大正文学
大正文学をどうとらえるか
高田瑞穂  1
「絵画の約束」論争粗描
山田昭夫  14
耽美派・そのひとつの命脈 ―久保田万太郎序説―
遠藤祐  28
民衆芸術について
乙骨明夫  42
「目的意識論」の再検討 ―青野季吉と葉山嘉樹の対立をめぐって―
分銅惇作  55
大正期の童話
原子朗  68
大正文学と美術との関連について
匠秀夫  84
「民衆芸術論争」のころ
本間久雄・大久保典夫  98
視座 不易と流行
兵藤正之助 108
   捨てる技術について
磯貝英夫 110
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
「破戒」試論 ―自立への道―
佐々木雅発 113
岩野泡鳴の初期の評論 ―「神秘的半獣主義」を中心として―
瀬良垣宏明 129
「曠野」論への序 ―成立過程の虚実を発端として―
大森郁之助 139
堀辰雄の《支那趣味》
内山知也 154
展望 近代文学学会の動向(一九七○年後期)
   明治期
網野義紘 164
   大正期
小倉脩三 169
   昭和期
角田旅人 173
書評 松坂俊夫著『樋口一葉研究』
平岡敏夫 178
   関良一著『樋口一葉』
藤井公明 183
紹介 北小路健著『木曾路文献の旅 ―「夜明け前」探究― 』
和田謹吾 188
   長谷川・森安・遠藤・小川編『三島由紀夫研究』
中村完 189
   塩田良平著『明治文学論考』
翁久美 190
(発行所)三省堂
第15集 (1971年 昭和46年 10月20日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 近代評論の再検討
高山樗牛についての一考察 ―明治二○年代の樗牛―
片岡懋  1
批評家抱月の世界
藪禎子  14
生田長江の出発 ―明治末年から大正初年までを中心に―
助川徳是  30
平林初之輔試論 ―そのⅠ 出発期の検討―
渡辺正彦  43
窪川鶴次郎の昭和十年代・覚え書
小笠原克  58
岩上順一論
島田昭男  69
視座 音読小説
玉井敬之  82
相馬泰三「荊棘の路」のモデル問題 ―奇蹟派の一面―
伊狩章  85
不遇なる作家 ―松岡譲の人と文学―
関口安義  99
「人類」と国家 ―武者小路実篤おぼえがき―
大津山国夫 111
展望 近代文学学界の動向(一九七一年前期)
   明治期
山田有策 127
   大正期
大屋幸世 131
   昭和期
金子博 137
書評 西垣勤著『有島武郎論』
山田昭夫 142
   谷沢永一著『明治期の文芸評論』
長谷川泉 146
   岡保生著『評伝小栗風葉』
伊狩章 151
   越智治雄著『漱石私論』
遠藤祐 155
紹介 筑摩書房版『藤村全集』別巻
伊東一夫 161
   『決定版 中原中也全集』別巻
飛高隆夫 162
   『石橋湛山仝集』第一巻
谷沢永一 164
(発行所)三省堂
第16集 (1972年 昭和47年 5月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 転換期の文学 ―大正から昭和へ―
大正期の川端康成
川嶋至  1
小林秀雄論 ―ランボオ論からドストエフスキー論へ―
中村完  13
広津和郎 ―作家と実行者のあいだ―
榎本隆司  31
片岡鉄兵論
菊池弘  44
『海に生くる人々』をめぐって
木村幸雄  60
中野重治の芸術《感覚的基礎》 ―四高『北辰会雑誌』時代をめぐって―
杉野要吉  75
金子光晴研究 ―『赤土の家』と『こがね虫』の位置―
飛高敏夫  90
村山知義小論
堀井謙一 102
賀川豊彦の文学 ―「死線を越えて」三部作を中心に―
佐藤泰正 117
視座 研究の早期専門化
矢野峰人 130
茂吉の「写生」 ―その発生―
米田利昭 133
「葉山嘉樹日記」についての素描
浅田隆 146
〈追悼文〉塩田良平さんを偲ぶ
成瀬正勝 162
展望 作品論の限界について ―近代文学学界の動向(一九七一年後期)―
高田瑞穂 165
   近代文学研究論文目録(一九七一年後期)
小倉脩三/景山恒男/東郷克美 171
書評 十川信介著『二葉亭四迷論』 ―二本の牙と骨格―
清水茂 192
   越智治雄著『明治大正の劇文学』
野村喬 197
   『大手拓次研究』(大手拓次全集・別巻) ―原子朗氏の書下ろし評論―
鈴木亨 201
   本林勝夫著『斎藤茂吉論』
武川忠一 206
   大久保典夫著『昭和文学史の構想と分析』
吉田凞生 210
紹介 瀬里広明著『文明批評家としての露伴』
215
   渡辺外喜三郎著『中 勘助の文学』
215
   都築久義著『評伝 尾崎士郎』
216
   江刺昭子著町『草饐 ―評伝・大田洋子』
217
   梶木剛編『井上良雄評論集』
218
   林富士馬著『鴛鴦行』
219
(発行所)三省堂
第17集 (1972年 昭和47年 10月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 転換期の文学 ―明治から大正へ―
ニヒリスト鷗外の定位と挫折 ―『灰燼』をめぐる覚え書き―
清水茂  1
夏目漱石 ―起点としての「それから」を中心に―
重松泰雄  14
志賀直哉初期の問題 ―「鳥尾の病気」の意味するもの―
池内輝雄  22
「時は過ぎゆく」覚書
本多浩  33
岩野泡鳴と大杉栄
伴悦  41
徳田秋声 ―開眼から喪失へ―
和田謹吾  58
片上天弦の変貌
助川徳是  70
「反響」の位置づけをめぐって
紅野敏郎  84
視座 作家と時代
伊豆利彦  97
   まなざしについて ―神話はやめたい―
田中保隆  99
『吹雪物語』の問題点 ―文学位相の転換―
矢島道弘 102
堀辰雄の《杜詩訳稿》
内山知也 115
展望 仮説のすすめといましめ ―近代文学学界の動向(一九七二年前期)―
川副国基 130
   近代文学研究論文目録(一九七二年前期) ―付・一九七一年後期拾遺―
135

書評 稲垣達郎・伊藤整監修 文学批評の会編 『批評と研究 太宰治』

渡部芳紀 171
   江頭彦造著『抒情詩論考』
安藤靖彦 176
   清水茂氏の書評にこたえる
十川信介 181

紹介 日本近代詩論研究会 人見円吉編『日本近代詩論の研究―その資料と解説』
183
   福田清人著『写生文派の研究』
184
   岩永胖著『自然主義の成立と展開』
184
   桑原伸一著『国木田独歩 ―山口時代の研究― 』
185
   明治文化研究会編『柳田泉自伝』
186
(発行所)三省堂
第18集 (1973年 昭和48年 5月20日発行  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 転換期の文学 ―明治三十年前後―
硯友社 ―広津柳浪を中心に―
塚越和夫  1
『国民之友』終焉前後
野山嘉正  15
「文学界」の機構と変容 ―天知・禿木を視座とする序章―
関良一  27
井上巽軒と高山樗牛
前田愛  35
明治三十年の日本主義 ―その本質と背景―
高田瑞穂  47
木下尚江の文学的出発
山田貞光  58
視座 うたかたの記
佐々木雅発  71
   歴史ばやり,東洋ばやり
瀬沼茂樹  73
〈追悼文〉湯地孝氏を憶う
吉田精一  76
     浅見さん
保昌正夫  78
漱石『坑夫』試論 ―坑道と梯子―
佐々木充  80
小杉天外とゾラ
森英一  95
「乱菊物語」の典拠
三瓶達司 105
真山青果と三好十郎の接点 ―『斬られの仙太』発想の源流―
大西貢 119
井上靖 ―その運命観の原点―
三枝康高 131
展望 作品形成の虚実皮膜 ―近代文学学界の動向(一九七二年後期)―
長谷川泉 143
   近代文学研究論文目録(一九七二年後期) ―付・一九七二年前期拾遺―
石割透・大塚博・黒木章・ 千葉俊二・中島国彦・原邦良編 148
書評 布野栄一著『本庄陸男の研究』
小笠原克 186
   藤岡武雄著『評伝斎藤茂吉』 ―茂吉における父なるもの―
米田利明 191
   三好行雄著『日本文学の近代と反近代』
相馬庸郎 196
   前田愛著『幕末・維新期の文学』
小池正胤 200
紹介 森安理文編『無頼文学研究』
207
   小嶋孝三郎著『現代文学とオノマトペ』
208

瀬沼茂樹 本多秋五 編『有島武郎研究』
209
   荒正人編著『谷崎潤一郎研究』
209
(発行所)三省堂
第19集 (1973年 昭和48年 10月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 昭和初期の抒情精神
アナーキズムの流域
河村政敏  1
「詩と詩論」をめぐる諸問題 ―新しい詩史のための反語的な試論―
原子朗  20
「銅鑼」と「歴程」の土壌 ―草野心平覚書―
吉田凞生  37
中野重治の詩・三章
飛高隆夫  50
『四季』 ―昭和の抒情―
安藤靖彦  62
視座 ある地方作家の生活と感想
助川徳是  75
   近ごろ思ったこと
森本修  77
『春』形成考 ―透谷から藤村へ・ニイチエを媒介として―
栂瀬良平  79
『野菊の墓』論 ―その成立と作品構造―
永塚功  91
『抒情小曲集』ノート
三浦仁 104
展望 新版鷗外全集について
磯貝英夫 120
〈日本近代文学会の歴史〉
学会創設のころ ―本間久雄氏にきく―
126
初期の思い出
成瀬正勝 128
日本近代文学会の発足
村松定孝 132
創始期の思い出
伊狩章 136
思い出すまま
佐藤勝 139
日本近代文学会・例会・大会・講演会等記録(昭和二十九年一月~昭和四十八年七月)
143
国文学研究資料館について
古川清彦 158
書評 佐々木充著『中島敦の文学』
鷺只雄 165
   熊坂敦子著『夏目漱石の研究』
田中保隆 170
   伊東一夫著『島崎藤村事典』
三好行雄 174
紹介 石川悌二著『近代作家の基礎的研究』
179
   高田瑞穂編『萩原朔太郎研究』
180
   山下澄子著『折口信夫・柳田国男論』
181
   鶴田欣也著『芥川・川端・三島・安部 ―現代日本文学作品論』
182
   浦西和彦著『近代文学資料6 葉山嘉樹』
184
(発行所)三省堂
第20集 (1974年 昭和49年 5月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 文学史家論
本間久雄
大久保典夫  1
勝本清一郎
谷沢永一  14
ある文学史家の素描 ―柳田泉論―
平岡敏夫  28
片岡良―一斑
清水茂  42
視座 イタチの眼
亀井秀雄  55
   比較文学の心理的試み
木村毅  57
〈追悼文〉成瀬正勝氏を偲ぶ
長谷川泉  60
     人見先生のことども
岡保生  64
田山花袋ノート ―「うき秋」の頃―
畑実  67
深田久弥論 ―昭和初年代を中心に―
鷺只雄  77
芥川と二十世紀文学
山敷和男  94
「けものたちは故郷をめざす」におけるアンビバレンス
鶴田欣也 107
展望 研究前夜・研究後夜
紅野敏郎 118
   近代文学研究論文目録(一九七三年)
高橋新太郎他編 122
書評 平岡敏夫著『日本近代文学の出発』
野村喬 167
   前田愛著『近代読者の成立』
野口武彦 171
   和田繁二郎著『近代文学創成期の研究』
山田博光 176
   飛鳥井雅道著『日本近代の出発』
山田有策 181
   鷺只雄氏の書評にお答えする
佐々木充 185
紹介 長谷川泉編『伊藤整研究』
187
   森安理文・高野良知編『坂口安吾研究』
188

村野四郎・関良一長谷川泉・原子朗 編『講座日本現代詩史』(全四巻)
190
(発行所)三省堂

第21集~第30集

第21集~第30集

第21集 (1974年 昭和49年 10月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 自由論文
二葉亭のロシア ―旅立ちまで―
畑有三  1
「河霧」における運命観と自然観 ―独歩の女性観との関連について―
大串幸子  16
告白と隠蔽 ―『破戒』論序章―
中島国彦  28
伊東静雄の発想と詩型
江頭彦造  41
「お伽草紙」の桃源境
東郷克美  57
少将滋幹の母
前川清太郎  74
小林秀雄における自由の問題 ―ベルグソンとの関連において―
清水孝純  90
視座 原質との対話
高野斗志美 105
   大学での文学教育
橋本芳一郎 107

書評 佐藤泰正著『文学その内なる神 日本近代文学一面』
佐々木靖章 110
   亀井秀雄著『現代の表現思想』
原子朗 113
   篠弘著『近代短歌史一無名者の世紀』
新間進一 118
   今井泰子著『石川啄木論』
米田利昭 122
(発行所)三省堂
第22集 (1975年 昭和50年 10月1日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 志賀直哉と谷崎潤一郎
直哉と潤一郎
高田瑞穂  1
蕩児の帰還
竹盛天雄  15
「暗夜行路」の大正三年と大正三年の大山体験
須藤松雄  29
お栄造型の意味
池内輝雄  39
「蓼喰ふ虫」の主題
笠原伸夫  50
「蓼喰ふ虫」をめぐって
坂上博一  61
直哉と潤一郎
吉田精一  74
展望 新たな地平を索めて
佐藤泰正  76
   土着・実感・日常性
神谷忠孝  82
漱石俳句私解(一)
高木文雄  89
「異端者の悲しみ」小論
藤田修一 101
少年龍之介の周辺
森啓祐 111
芥川龍之介「偸盗」における意味
石割透 123
「城のある町にて」論
渡部芳紀 136
野間宏・序論 ―「暗い絵」を中心に―
金子博 147
書評 吉田精一著『近代文芸評論史明治篇』
和田謹吾 160
   伊狩章著『硯友社と自然主義研究』
岡保生 163
   蒲生芳郎著『森鷗外 その冒険と挫折』
長谷川泉 166
   大津山国夫著『武者小路実篤』
町田栄 170
   宮野光男著『有島武郎の文学』
川鎮郎 173
   渋川驍著『宇野浩二論』
勝山功 177
   明珍昇著『評伝 安西冬衛』
安藤靖彦 180
   大久保典夫著『昭和文学の宿命』
川嶋至 183
   谷沢永一著『署名のある紙礫』
        『標識のある迷路』
保昌正夫 186
第23集 (1976年 昭和51年 10月1日発行)  ダウンロード
〈特集〉 研究と批評の接点
夏目漱石の研究と批評
荒正人  1
シンポジウム
磯田光一 谷沢永一 前田愛
(司会)吉田凞生  15
シンポジウムをめぐって
鳥居邦朗 高田瑞穂 木村幸雄  41
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
島村抱月の小説
岩佐壮四郎  51
「水彩画家」試論
山本昌一  64
小山内薫論 ―その反俗性とワイルドの影響を中心に―
みなもとごろう  80
『夢十夜』試論 ―第三夜の背景―
相原和邦  93
福士幸次郎と萩原朔太郎 ―口語自由詩の一接点―
阿毛久芳 105
「暗夜行路」と「或る男、其姉の死」
中村完 117
「藪の中」の構成の性格 ―その重層性と「俊寛」―
海老井英次 129
滝井孝作の文章 ―序説―
伊沢元美 138
『青塚氏の話』について ―大正から昭和への谷崎潤一郎―
千葉俊二 149
太宰治「走れメロス」試論
相馬正一 162
岸田国士の戦時下 ―『生活と文化』と『荒天吉日』と―
今村忠純 177
陰画としての吉行淳之介 ―エンターテイメントからの反照―
発田和子 190
展望 「学問なんか何のためにする」 ―救世済民と自己認識―
米田利昭 204
   「事実」は事実か
助川徳是 214
書評 北野昭彦著『国木田独歩の文学』
栗林秀雄 221
   和田謹吾著『描写の時代 ―ひとつの自然主義文学論― 』
伴悦 225
   今井信雄著『「白樺」の周辺』
西垣勤 230
   原子朗著『文体論考』
磯貝英夫 232
日本近代文学会
第24集 (1977年 昭和52年 10月1日発行)  ダウンロード
〈特集〉 作品論の可能性と限界
作品解釈の一方法
山崎正和  1
シンポジウム
 作品論の可能性と限界 ―太宰治『人間失格』を中心に―
久保典夫 相馬正一 東郷克美 
(司会)鳥居邦朗  15
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
鏡花の観念小説 ―その人間像をめぐって―
越野格  45
田山花袋 ―明治三十年代(自然)の意味
戸松泉  57
田山花袋の「時文評言」の評価をめぐって
森英一  71
写生 ―子規と藤村―
下山嬢子  82
「野分」の道程 ―外面より内面への転換―
坂本浩  95
漱石『坑夫』論
岡本卓治 110
『三四郎』小考 ―「露悪家」美禰子とその結婚の意味―
秋山公男 121
『かんかん虫』の形成過程試論
山田俊治 133
『氷島』の位相 ―「究極するところのイデヤ」への志向―
久保田芳太郎 148
「父を売る子」論 ―戯画の背面―
柳沢啓子 158
勝本清一郎その初期 ―慶応劇研究会をめぐって―
紅野敏郎 171
「開墾」未完について ―中野重治入党のころ―
林淑美 184
「村の家」について ―転向小説五部作変容の契機―
大塚博 198
椎名麟三 ―「虚構の身分」からの文学的出発をめぐって―
佐々木啓一 211
展望 研究にとっての時間ということ
大屋幸世 223
書評 笠原伸夫著『泉鏡花 ―美とエロスの構造』
三田英彬 229
   梶木剛著『夏目漱石論』
   玉井敬之著『夏目漱石論』
   平岡敏夫著『漱石序説』
   宮井一郎著『夏目漱石の恋』
内田道雄 233
   三好行雄著『芥川龍之介論』
鷺只雄 238
日本近代文学会
第25集 (1978年 昭和53年 10月1日発行)  ダウンロード
〈特集〉 「文学的近代」の出発
日本文学における「近代」と「近世」 ―徳川から明治へ―
芳賀徹  1
シンポジウム
 「文学的近代」の出発 ―逍遙前後―
岡保生 山田博光 山田有策 (司会)佐藤勝  20
もう一つの『小説神髄』 ―視覚的世界の成立―
前田愛  52
樋口一葉を中心とした近世と近代 ―明治十年代後半の馬琴受容の状況―
小池正胤  63
政治への期待が崩れるとき ―『女子参政蜃中楼』論―
亀井秀雄  76
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
二葉亭四迷における「冷雲社」の発想 ―魏叔子摂取の一側面―
寺横武夫  85
『明治文学管見』の位相
藪禎子 102
中野逍遙論
箕輪武雄 115
『欺かざるの記』にみる生命観について
中島礼子 129
独歩「小春」論 ―詩精神の再生と〈回想〉の意味―
北野昭彦 143
小栗風葉における「写実」の機構
板岸正純 156
「春」をめぐつて ―岸本捨吉像の一面―
佐々木雅発 168
追悼文 関良一という存在
谷沢永一 180
    追悼・平野謙
小笠原克 184
『月に吠える』詩編の〈構造〉 ―詩の「構成」をめぐって―
佐藤洋一 187
『新生』論
水本精一郎 201
「中なる夜の遁逃」 ―「光と風と夢」論―
鷺只雄 218
『悉皆屋康吉』論
藤井淑禎 233
たけながの女性と登世、楠緒子 ―平岡敏夫氏の批判に答える―
小坂晋 246
展望 文学史の構想のことなど
石崎等 256
書評 北川透著『北村透谷・試論』Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ
野山嘉正 263
   平野謙編『平野柏蔭遺稿集』
榎本隆司 266
   伴悦著『岩野泡鳴論』
田中保隆 269
   須藤松雄著『志賀直哉研究』
遠藤祐 273
「日本近代文学」総目次(第1集~第24集)
280
日本近代文学会
第26集 (1979年 昭和54年 10月1日発行)  ダウンロード
「舞姫」の構造と新しさ
藤本千鶴子  1
詩人と閲歴論争
小川武敏  15
正岡子規「俳句革新」への一視点
林原純生  28
森鷗外・観照的〈生〉とその文学的特質
山崎国紀  38
大正初期の花袋文学の相貌
田中栄一  51
萩原朔太郎「竹」形成の其盤
明珍昇  70
春季大会報告〈明治二十年代の森鷗外〉
鷗外の文芸評論について
嘉部嘉隆  81
明治二十三年の秋
竹盛天雄  88
『めさまし草』における鷗外
磯貝英夫  95
司会を終えて
山崎一穎 103
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
『或る女』後編における「古藤」
鳥居明久 106
「惜しみなく愛は奪ふ」ノート
江種満子 119
芥川龍之介の「奉教人の死」について
村橋春洋 132
芥川龍之介覚え書
菊地弘 142
上司小剣「西行法師」における主題と方法
吉田悦志 153
「光をかかぐる人々」序説
木村一信 165
志賀直哉晩年の人間観
須藤松雄 177
追悼文 荒正人君を偲ぶ
吉田精一 189
    回憶悲傷 ―川副さんを悼む―
長谷川泉 191
    中島健歳の「ブンガクカタル」
保昌正夫 194
展望  「読み」の問題をめぐって
清水孝純 198
書評  二瓶愛蔵著『若き日の露伴』
岡保生 205
    前田愛著『樋口一葉の世界』
十川信介 208
    山田博光著『国木田独歩論考』
佐藤勝 212
    小野孝尚・春江共編『校本横瀬夜雨詩集』
原子朗 215
    神谷忠孝著『横光利一論』を読む
栗坪良樹 218
    千葉宣一著『現代文学の比較文学的研究』
剣持武彦 222
日本近代文学会
第27集 (1980年 昭和55年 10月25日発行)  ダウンロード
明治初期翻訳文学における自然と文体
―二葉亭四迷の「あひびき」を中心に―
小森陽一  1
露伴における風流の展開 ―「風流魔」の発想と挫折をめぐって―
二瓶愛蔵  15
「忘れえぬ人々」論
滝藤満義  29
自然主義の評論 ―天渓の作品論を中心に―
畑実  44
「吾輩は猫である」試論
角田旅人  53
鷗外「佐橋甚五郎」論
須田喜代次  65
茂吉と白秋 ―近代詩史の一断面―
野山嘉正  77
短歌的自然主義の契機
篠弘  89
『三部曲』の位置 ―「旧衣を脱する最後のもの」について―
宗像和重 103
『親子』 ―有島武郎の挽歌
外尾登志美 118
「生物の上にみづながれ」 ―『月に吠える』の一面―
栗原敦 131
萩原朔太郎の詩想基盤について ―『月に吠える』を中心に―
田村圭司 145
芥川龍之介「地獄変」覚書 ―その地獄へと回転する構造―
渡邉正彦 158
横光利一・「花園の思想」以後 ―「上海」「機械」「寝園」への道程―
玉村周 169
「感情細胞の断面」とその周辺
曾根博義 182
小林秀雄の「私小説論」 ―〈社会化した「私」〉の可能性―
伊中悦子 197
武田泰淳とキリスト教 ―「審判」「蝮のすえ」をめぐって―
西谷博之 210
追悼文 木村毅さんのしごと
岡保生 224
展望  最近思うこと
前田愛 227
    〈ことば〉の喚起 ―研究展望に代えて―
日高昭二 234
書評  磯貝英夫著『森鷗外』
蒲生芳郎 241
    関口安義著『豊島与志雄研究』
浅井清 245
    梶木剛著『横光利一の軌跡』
    山崎国紀著『横光利一論』
    保昌正夫著『横光利一抄』
    小田桐弘子著『横光利一』
神谷忠孝 249
    羽鳥徹哉著『作家川端の基底』
林武志 254
    木村幸雄著『中野重治論』
佐藤義雄 258
    杉野要吉著『中野重治の研究』
    猪野謙二著『日本現代文学史(一)明治文学史』
山田有策 264
日本近代文学会
第28集 (1981年 昭和56年 9月25日発行)  ダウンロード
短篇集『武蔵野』 ―〈心のふるさと〉の中の自然と人間
北野昭彦  1
子規〈自然〉 ―四大随筆考―
米田利昭  12
花袋と〈内なる自然〉 ―「重右衛門の最後」前後―
戸松泉  25
漱石の文学理論の構造とその位相
高野実貴雄  38
漱石のウイリアム・ジェームス受容について
  ―『彼岸過迄』論の手がかりとして―
小倉脩三  52
『彼岸過迄』質疑
佐々木充  65
国家・都市・郷土 ―啄木と荷風の交錯について―
木股知史  79
「疑惑」系列作品の成立とその構図 ―〈理想化〉としての秋江私小説―
中尾務  93
『桜の実の熟する時』論
高橋昌子 106
山村暮鳥論 ―『聖三稜玻璃』の生命・人間―
杉浦静 120
有島武郎の童話
浜野卓也 133
『冥途』覚書
酒井英行 145
『妖魔の辻占』成立考 ―泉鏡花と『甲子夜話』―
手塚昌行 158
金子洋文「地獄」自筆原稿をめぐって
北条常久 171
芥川龍之介小論 ―その遡行・「点鬼簿」への軌跡―
宮坂覺 182
谷崎潤一郎『武州公秘話』について
  ―初出文との校合及びその成立過程をめぐって―
千葉俊二 197
『上海』への行程 ―認識活動としての文学―
栗坪良樹 211
ハリコフ会議経緯 ―勝本清一郎の役割を中心に―
中川成美 224
追悼文 本間久雄氏の思い出
吉田精一 237
展望 或るオプティミスティックな悲観論または基本志向のすすめ
重松泰雄 239
   日本近代文学研究における著作資料について
佐々木靖章 243
   比較という発想
大久保喬樹 248
書評 嘉部嘉隆著『森鷗外』
長谷川泉 252
   十川信介著『島崎藤村』
平岡敏夫 256
   相原和邦著『漱石文学』
高木文雄 260
   紅野敏郎著『文学史の園』
助川徳是 264
   笠原伸夫著『谷崎潤一郎』
坂上博一 268
   西垣勤著『白樺派作家論』
内田満 271
   勝山功著『大正・私小説研究』
亀井秀雄 275
   磯貝英夫著『現代文学史論』ほか
小笠原克 278
   解りきった事ばかり恐縮ながら
谷沢永一 282
日本近代文学会
第29集 (1982年 昭和57年 10月20日発行)  ダウンロード
近代文学と挿絵 ―逍遙を中心に―
山本芳明  1
森鷗外「文づかひ」の世界
清田文武  17
「水沫集」の構成をめぐって ―ハイゼの小説理論を軸として―
松木博  30
人生相渉論争開幕の周辺
出原隆俊  39
緑雨の小説について ―一部の風刺的作品の文体を中心に―
塚越和夫  52
「春」と「田舎教師」 ―その「省略」の意味―
田中榮一  65
『ふらんす物語』における荷風のフランス
網野義紘  84
「真珠の指輪」の意味と役割 ―『それから』の世界―
斉藤英雄  96
「道草」における健三の対他関係の構造
石原千秋 110
朔太郎の「歌」
安藤靖彦 123
『田園の憂鬱』論
高橋世織 134
有島武郎『親子』論 ―成立時期の問題―
大里恭三郎 145
辻潤と辻まこと
安川定男 158
窪川鶴次郎「風雲」論
大塚博 169
伊藤整『小説の方法』の一問題 ―〈生命〉について―
越前谷宏 182
〈新資料〉椎名麟三の未発表長編小説「祈り」(未完)について
斉藤末弘 195
展望 私小説研究のことなど
柳沢孝子 209
   和田謹吾・本多秋五・稲垣達郎氏 ―「人間」「人生」「学問」―
紅野敏郎 215
書評 『稲垣達郎学芸文集』
吉田精一 220
   塚越和夫著『明治文学石摺考』
土佐亨 223
   相馬庸郎著『日本自然主義再考』
中島国彦 226
   山崎一穎著『森鷗外 ―歴史小説研究― 』
   小泉浩一郎著『森鷗外論 ―実証と批評― 』
大屋幸世 230
   恩田逸夫著『宮沢賢治論』
分銅惇作 235
日本近代文学会
第30集 (1983年 昭和58年 10月5日発行)  ダウンロード
〈特集〉 『夜明け前』をめぐって
「復古」の意味
紅野謙介  1
「嵐」と『夜明け前』
十川信介  11
〈転向〉の帰着点とは何か
松本健一  21
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
漱石序論 ―『野分』を中心に―
金子博  29
光太郎・その転期の様相 ―智恵子との邂逅をめぐって―
杉本優  41
芥川龍之介「手巾」について ―岩森亀一氏所蔵の『武士道』と比較しつつ―
笠井秋生  57
「地獄変」の方法と意味 ―語りの構造―
清水康次  68
モデル論から見た「聖餐」の世界
石丸晶子  82
前期伊藤整における〈性〉の変容 ―共同性への下降―
佐藤和正  96
コップの組織論と赤色労働組合主義理論
林淑美 109
伊東静雄『夏花』論 ―その発想の軌跡を中心に―
田中俊廣 125
宮本百合子の評論 ―『近代文学』派との接点(一)―
沼沢和子 143
展望 『暗夜行路』における「彼」
柳父章 155
   「間の構造」と「いのちとかたち」
剣持武彦 160
〈資料室〉 少年鼓手浜田謹吾 ―方法に関する一挿話―
平岡敏夫 165
      透谷とビーコンスフィールド
関肇 168
      藤村の帰国直後の談話
赤尾利弘 171
〈追悼文〉 〈記憶〉のなかから
三好行雄 176
      越智さん
十川信介 178
書評 大西貢著『近代日本文学の分水嶺 ―大正文学の可能性』
助川徳是 182
   平岡敏夫著『芥川龍之介 抒情の美学』
   菊地弘著『芥川龍之介 ―意識と方法― 』
浅野洋 185
   相馬正一著『評伝太宰治 第一部』
   鳥居邦朗著『太宰治論 作品からのアプローチ』
角田旅人 191
   前田愛著『都市空間のなかの文学』
中島国彦 196
   『江頭彦造著作集』全五巻
武田孝昭 199
紹介 芦谷信和著『国木田独歩 ―比較文学的研究― 』
滝藤満義 206
   大森澄雄著『私小説作家研究』
森本穫 207
   山崎一穎著『森鷗外・史伝小説研究』
小泉浩一郎 208
   明珍昇著『現代詩の意識と表現』
角田敏郎 209
   浦西和彦編『徳永直〈人物書誌大系Ⅰ〉』
首藤基澄 210
   米倉厳著『金子光晴・戦中戦後』
阿毛久芳 211
   デニス・キーン著伊藤悟・井上謙訳『モダニスト 横光利一』
神谷忠孝 213
日本近代文学会

第31集~第40集

第31集~第40集

第31集 (1984年 昭和59年 10月5日発行)  ダウンロード
『アーネスト・マルトラヴァーズ』『アリス』論
  ―『花柳春話』の原書の志向する作品世界とは何か?―
山本芳明  1
『花柳春話』の志向する世界
高橋修  14
『義血侠血』の変容 ―紅葉改作をめぐって―
松村友視  29
福田英子『妾の半生涯』の語り
関礼子  43
続・啄木への鎮魂歌 ―啄木生誕日再説―
昆豊  57
宮沢賢治の空間認識
大塚常樹  69
「城のある町にて」の世界 ―死と生のロンド―
古閑章  82
「富嶽百景」攷
鶴谷憲三  95
( サン ) セバスチャンの不在 ―『仮面の告白』論―
佐藤秀明 109
『越前竹人形』論
藤井淑禎 123
展望 近・現代文芸史への危言
鈴木貞美 137
    プロレタリア文学研究のなかで
青山毅 143
〈資料室〉坪内逍遙「一種の近眼」について
青木稔弥 148
〈追悼文〉吉田精一先生追憶
平岡敏夫 152
      吉田精一先生を偲ぶ
浅井清 154
書評 助川徳是著『啄木と折蘆』
中山和子 158
   三好行雄著『鷗外と漱石 ―明治のエートス』
蒲生芳郎 162
   亀井秀雄著『感性の変革』
十川信介 166
   紅野敏郎著『昭和文学の水脈』
大久保典夫 169
   蒲生芳郎著『鷗外の歴史小説 ―その詩と真実』
山崎一穎 173
   桶谷秀昭著『保田與重郎』
神谷忠孝 176
   原武哲著『夏目漱石と菅虎雄 布衣禅情を楽しむ心友』
井上百合子 180
   米田利昭著『兵士の歌 ―モニュメントとしての戦地詠』
篠弘 184
紹介 山内祥史編『太宰治〈人物書誌大系〉』
東郷克美 188
   伊狩章著『幸田露伴と樋口一葉』
岡保生 189
   松坂俊夫著『川端康成「掌の小説」研究』
羽鳥徹哉 191
   平岩昭三著『「西遊日誌抄」の世界 ―永井荷風洋行時代の研究― 』
坂上博一 192
   安永武人著『戦時下の作家と作品』
高橋春雄 194
   ヴォルフガング・シャモニ著
    『初期の北村透谷 ―"政治"から"文学"ヘ―』
長谷川泉 196
日本近代文学会
第32集 (1985年 昭和60年 5月7日発行)  ダウンロード
正宗白鳥の美術評 ―作家以前の白鳥・覚え書―
棚田輝嘉  1
「スヰートネス」の構造 ―徳田秋聲「風呂桶」について―
松本徹  13
構光利一・『ある長篇』考 ―〈掃溜〉の中で―
玉村周  24
泉鏡花『山海評判記』 ―暗喩による展開として―
高桑法子  37
保田与重郎の初期古典論をめぐって
水上勲  49
丸山薫、転換期としての昭和八年 ―「水の 精神 ( こころ ) 」を中心として―
藤本寿彦  62
津島佑子論 ―"兄妹"の原風景―
与那覇恵子  75
展望 〈共軛感染〉の森のなかで
今村忠純  87
   八幡薮迷子の弁 ―文学史と取り組んで―
水孝純  93
   ことば・生活・研究
島国彦  98
〈資料室〉在米時代の東海散士 ―二枚の写真から―
大沼敏男 103
書評 竹盛天雄著『鷗外 その紋様』
小泉浩一郎 109
   高田瑞穂著『夏目漱石論 ―漱石文学の今日的意義―』
   山田輝彦著『夏目漱石の文学』
熊坂敦子 112
   竹内清己著『掘辰雄の文学』
日高昭二 116
   長谷川泉著『川端文学の機構』
森本穫 119
紹介 永岡健右著『与謝野鉄幹伝』
逸見久美 123
   藤井公明著『続樋口一葉研究 中島歌子のこと』
木村真佐幸 124
   剣持武彦著『藤村文学序説』
下山嬢子 126
   渡部芳紀著『太宰治 心の王者』
傳馬義澄 127
   水谷昭夫著『たゆまざるものの如く 山本周五郎の生涯』
木村久邇典 129
   三浦仁編『日本近代詩作品年表(明治篇)』
佐藤房儀 130
   小田切進著『近代日本の日記』
杉本邦子 131
   寺園司著『近代文学者の宗教意識』
宮坂覺 133
   大久保典夫著『物語現代文学史 ―1920年代』
高橋世織 134
   ジェイ・ルービン著『風俗壊乱 文学者と明治国家』
Rubin,Jay.Injurious to Public Morals―Writers and Meiji State
今井泰子 136
日本近代文学会
第33集 (1985年 昭和60年 10月9日発行)  ダウンロード
泉鏡花の文学と『アラビヤン・ナイト』
手塚昌行  1
『若菜舟』の成立 ―新派和歌運動史の一断面―
塩浦彰  14
「行人」の構想と「ピェールとジャン」
伊狩章  27
漱石の水脈 ―前田利鎌論―
加藤二郎  40
『或る女』後編の成立 ―自筆原稿による二、三の考察―
内田満  55
小林秀雄の「機械」論 ―陰画化された〈小説〉像―
根岸泰子  66
川端康成「たんぽぽ」序説 ―言葉と生命―
原善  80
展望 沼亀モーラの幻影
小森陽一  93
   文献贅言
栗坪良樹  98
   眼鏡と肉眼
山田有策 103
〈資料室〉井上靖・四高時代の詩作
森英一 108
書評 越智治雄著『近代文学成立期の研究』
清水茂 111
   関良一著『考証と試論 島崎藤村』
山田晃 114
   木股知史著『石川啄木・一九○九年』
米田利昭 118
   江種満子著『有島武郎論』
石丸晶子 121
   上田哲著『宮沢賢治その理想世界への道程』
栗原敦 125
   中山和子著『平野謙 文学における宿命と革命』
小笠原克 128
紹介 岡保生著『明治文壇の雄・尾崎紅葉』
村松定孝 132
   林武志著『川端康成作品研究史』
岩田光子 133
   林武志編著『川端康成戦後作品研究史・文献目録』
   大里恭三郎著『井上靖と深沢七郎』
矢島道弘 135
   浜野卓也著『童話にみる近代作家の原点』
関口安義 138
   マロリ・フロム著・川端康雄訳『宮沢賢治の理想』
萬田務 140
   金釆洙著『川端康成 文学作品における〈死〉の内在様式』
武田勝彦 142
日本近代文学会
第34集 (1986年 昭和61年 10月9日発行)  ダウンロード
明治文学と父の消去、父の復権
勝又浩  1
民友社の文学観 ―蘇峰と愛山―
平林一  14
泉鏡花『化鳥』試論
小川武敏  24
写生小品「桟橋」の成立
須田喜代次  37
「銀の匙」モデル考
堀部功夫  49
『山桜』まで ―石川淳作品史(2)―
鈴木貞美  61
「桜島」論 ―その時空間と「対話劇」―
中沢弥  73
展望 文学史的視野の必要性
神谷忠孝 84
   相対主義への反省 ―自問・自戒として―
原子朗  89
   高橋義孝『森鷗外』のことなど
大屋幸世  95
書評 平岡敏夫著『日露戦後文学の研究』上・下
畑有三 100
   相馬正一著『評伝 太宰治』全三部
塚越和夫 104
紹介 加茂章著『夏目漱石 創造の夜明け』
石井和夫 107
   小久保伍著『近松秋江』
紅野謙介 108
   米倉巌著『伊東静雄 憂情の美学』
安藤靖彦 110
   鈴木二三雄著『梶井基次郎論』
飛高隆夫 111
   橋浦兵一著『作家の育てたことば ―近代文学の主題語―』
清水孝純 113
   奥野政元著『中島敦論考』
鷺只雄 114
日本近代文学会
第35集 (1986年 昭和61年 10月10日発行)  ダウンロード
シンポジウム
方法の可能性を求めて
小森陽一
 ―「痴人の愛」を読む―
野口武彦
山田有策
(司会)東郷克美  1
「南地心中」の成立過程 ―泉鏡花と大阪―
田中励儀  50
谷崎潤一郎「吉野葛」考 ―母恋いの輪唱と変奏―
永栄啓伸  63
朔太郎と白秋 ―『月に吠える』前期に即して―
勝原晴希  75
展望 圭角ある研究寸観
助川徳是  88
   物質的問題のことなど
石崎等  93
資料室 市井清一宛平林彪吾書簡
中尾務 102
書評 中村完著『坪内逍遙論 ―近代日本の物語空間―』
十川信介 107
   前田透著『落合直文』
逸見久美 110
   篠弘著『自然主義と近代短歌』
藤岡武雄 113
   木村一信著『中島敦論』
木村東吉 116
   野山嘉正著『日本近代詩歌史』
高橋世織 119
日本近代文学会
第36集 (1987年 昭和62年 5月10日発行)  ダウンロード
広津柳浪『女子参政蜃中楼』論 ―「語りあうこと」の不在をめぐって
宇佐美毅  1
国木田独歩「武蔵野」 ―作品世界の生成過程―
関肇  15
「春」論 ―神話の終焉―
小仲信孝  30
『何処へ』の行程 ―菅沼健次の系譜―
佐久間保明  44
「行人」の世界 ―「自然」「天」「運命」を通して―
相原和邦  56
「内部に居る人」の病める春
坪井秀人  72
「くれなゐ」論 ―佐多稲子における転向の内実―
北川秋雄  85
展望 『たけくらべ』論争,其の他
藪禎子  98
   フェミニズム批評をめぐって
木村幸雄 104
   声なき声にどう応えるか
藤井淑禎 109
資料室 鷗外の仏文
須田喜代次 115
    ティルダ・へックの記念品から ―有島武郎を見るために―
栗田廣美 120
稲垣達郎追悼 先生の死 ―はるかなる直撃―
竹盛天雄 126
書評 亀井秀雄『戦争と革命の放浪者 二葉亭四迷』
青木稔弥 131
   相馬庸郎著『子規・虚子・碧梧桐 写生文派文学論』
戸松泉 134
   滝藤満義著『国木田独歩論』
下山嬢子 137
   岩佐壮四郎著『世紀末の自然主義 ―明治四十年代文学考―』
平岡敏夫 140
   浦西和彦著『日本プロレタリア文学の研究』
国岡彬一 143
紹介 山敷和男著『論考 服部撫松』
小池正胤 147
日本近代文学会
第37集 (1987年 昭和62年 10月20日発行)  ダウンロード
芝居にみる自由民権
小笠原幹夫  1
『十三夜』の「雨」
田中実  14
〈お佐代さん〉の正体 ―『安井夫人』論―
小林幸夫  27
志賀直哉「清兵衛と瓢箪」論
池内輝雄  41
『痴人の愛』の「西洋」 ―幸福の指数として―
山口政幸  54
昭和16,7年の太宰治と聖書
千葉正昭  68
「白鳥」考 ―吉田一穂の詩想について―
田村圭司  81
谷崎潤一郎「残虐記」の意味
前田久徳  95
展望 MENSURA ZOILI待望論 ―芥川龍之介研究の一隅から―
海老井英次 109
   制度としての「研究文体」
石原千秋 114
高田瑞穂追悼 ある大正的精神の死
東郷克美 119
書評 橋詰静子著『透谷詩考』
津田洋行 126
   佐々木雅発著『鷗外と漱石 ―終わりない言葉―』を読む
蒲生芳郎 129
   佐藤泰正著『夏目漱石論』に就いて
高木文雄 133
   鈴木貞美著『人間の零度、もしくは表現の脱近代』
鳥居邦朗 136
   小沢俊郎著『宮沢賢治論集』
伊藤眞一郎 140
日本近代文学会
第38集 (1988年 昭和63年 5月15日発行)  ダウンロード
〈小特集〉
近代文学と古典文学 ―『近代小説』と『物語』―
藤井貞和
亀井秀雄
松村友視  1
小野の「人情」 ―漱石文学の転回点―
橋浦洋志  43
「別れたる妻に送る手紙」論 ―主人公雪岡の誕生とその意味するもの―
沢豊彦  55
葛西善蔵の初期作品
田澤基久  70
太宰治・「猿面冠者」への道程
安藤宏  81
詩集『わがひとに与ふる哀歌』における「私」
久米依子  95
展望 卵は立てられる!?
浅野洋 108
    台所 ( キッチン ) と文学研究と
江種満子 113
   「昭和文学」にとって「昭和」とは何か
柘植光彦 118
資料室 ハッサン・カン,オーマン,芥川
細江光 124
〈追悼・前田愛〉前田愛の光と影
吉田凞生 134
書評 原子朗著『文体の軌跡』
関谷一郎 143
   瓜生鉄二著『放浪の詩人 尾崎放哉』
坪内稔典 146
   川島秀一著『島崎藤村論考』
   高坂薫著『藤村の世界 ―愛と告白の軌跡―』
橋浦史一 149
   遠藤祐著『谷崎潤一郎 ―小説の構造―』
千葉俊二 152
   佐藤宗子著『「家なき子」の旅』
宮川健郎 156
   森本穫著『魔界遊行 ―川端康成の戦後』
   原善著『川端康成の魔界』
松坂俊夫 159
紹介 越智治雄著『文学の近代 文学論集1』
石崎等 163
日本近代文学会
第39集 (1988年 昭和63年 10月15日発行)  ダウンロード
「鶯花径」 ―鏡花世界における否定の作用―
種田和加子  1
漱石の俳句世界 ―作家漱石に至るまで―
西村好子  13
反転する感性 ―「暗夜行路」論―
石原千秋  27
「古譚」六篇説再考
木村瑞夫  38
展望 「文学研究と文藝評論」のあいだ
和泉あき  47
   研究者が文学者となる時代
野村喬  52
資料室 泉鏡花「蝙蝠物語」とその問題点 ―新資料「新文壇」第六号から―
坂井健  57
書評 石田忠彦著『坪内逍遙研究附・文学論初出資料』
岩佐壮四郎  76
   十川信介著『「ドラマ」・「他界」』
亀井秀雄  79
   二瓶愛蔵著『露伴・風流の人間世界』
登尾豊  82
   山田貞光著『木下尚江と自由民権運動』
広瀬朱実  85
   相原和邦著『漱石文学の研究 ―表現を軸として―』
玉井敬之  88
   秋山公男著『漱石文学論考 ―後期作品の方法と構造―』
石井和夫  91
   海老井英次著『芥川龍之介論攷 ―自己覚醒から解体へ―』
三好行雄  94
   関口安義著『評伝豊島与志雄』
相馬正一  98
   神田重幸著『島木赤彦周辺研究』
山根巴 101
   小森陽一著『構造としての語り』
木股知史 104
        『文体としての物語』
紹介
   嘉部嘉隆編著・檀原みすず共著『森鷗外「舞姫」諸本研究と校本』
清田文武 108
   塚越和夫著『葛西善蔵と芥川龍之介』
石割透 109
   平田利晴著『詩の近代 朔太郎・山頭火』
勝田和學 111
   鈴木昭一著『「夜明け前」研究』
水本精一郎 112
   神谷忠孝著『日本のダダ』
関井光男 114
   兵藤正之助著『川端康成論』
原善 115
   保昌正夫著『横光利一・全集随伴記』
高橋春雄 117
   渡辺喜一郎著『石川淳研究』
狩野啓子 119
日本近代文学会
第40集 (1989年 平成元年 5月15日発行)  ダウンロード
『今戸心中』論 ―アンビヴァレントなテクストとして―
宇佐美毅  1
〈情熱の否定〉と〈非人情〉 ―明治三九年の鷗外・漱石―
大石直記  16
大正初期の夕暮と茂吉
山田吉郎  28
息子の転向/父の転向 ―あるいは、『村の家』の「母」をめぐって―
佐藤健一  41
石川淳「白描」試論 ―その〈語り〉の様相と作品改稿との関係について―
杉浦晋  54
鮎川信夫・詩篇「橋上の人」の位置
  ―〈星のきまっている者はふりむこうとしない〉をめぐりて
山田真素美  68
〈小特集〉近代文学と「東京」
鷗外の場合
出原隆俊  81
『蟹工船』の空間 ―テクスト論のための二、三の注釈
日高昭二  93
井伏鱒二の「東京問題」 ―それでも詩を書く痩せ我慢―
松本鶴雄 107
幾つかのポイント ―宇野浩二と永井荷風―
後藤明生 117
展望 身体=書物=都市を循環する言葉
―前田愛『文学テクスト入門』にふれつつ―
高橋世織 128
   遅まきながら ―方法の血肉化を求めて―
沼沢和子 135
   中村光夫・瀬沼茂樹両氏の方法と現在
小林一郎 140
書評 笠原伸夫著『泉鏡花 エロスの繭』
越野格 147
   中島礼子著『国木田独歩 ―初期作品の世界―』
芦谷信和 151
   松本徹著『徳田秋声』
金井景子 155
   玉井敬之著『漱石研究への道』
   大竹雅則著『夏目漱石論攷』
井上百合子 158
   竹盛天雄著『介山・直哉・龍之介 ―1910年代 孤心と交響―』
遠藤祐 160
   関口安義著『芥川龍之介 実像と虚像』
海老井英次 164
   藤田修一著『谷崎潤一郎論』
『「田園の憂鬱」論 ―大正期の感性―』
影山恒男 167
   坂本育雄著『廣津和郎論考』
橋本迪夫 170
   今村潤子著『川端康成研究』
森本穫 173
   松本鶴雄著『井伏鱒二 ―日常のモティーフ』
寺横武夫 176
   中山和子著『昭和文学の陥穽 ―平野謙とその時代』
栗坪良樹 179
   笠井秋生著『遠藤周作論』
佐藤泰正 182
   木股知史著『〈イメージ〉の近代日本文学誌』
國生雅子 185
   紅野敏郎著『近代日本文学誌 本・人・出版社』
長谷川泉 188
紹介 剣持武彦著『肩の文化、腰の文化 ―比較文学・比較文化論―』
高阪薫 192
   ジェイムズ R・モリタ編『賢治奏鳴』
安藤恭子 193
   半田美永著『劇作家 阪中正夫 ―伝記と資料』
今村忠純 195
日本近代文学会

第41集~第50集

第41集~第50集

第41集 (1989年 平成元年 10月15日発行)  ダウンロード
ふたつの「予備兵」 ―泉鏡花と小栗風葉―
吉田昌志  1
『或る女』論 ―「内容」、「方法」、「統轄の座」を問う中で―
石丸晶子  13
下人が強盗になる話 ―「羅生門」論―
杉本裕  27
『蘆刈』論 ―その構造と内実―
永栄啓伸  37
横光利一「機械」「寝園」 ―短編から長編へ―
松村良  50
岸田國士という問題
今村忠純  63
明治文学と家族 覚え書
藪禎子  80
展望 福岡のフェミニズム論争
狩野啓子  94
   消費社会と文学研究
松村友視 100
資料室 『人魚の嘆き』の典拠について
細江光 106
   一字の誤植 ―横光利一全集佚文から―
大屋幸世 111
書評 笠原伸夫著『文明開化の光と影』
山田俊治 114
   和田繁二郎著『明治前期女流作品論 樋口一葉とその前後』
北田幸恵 117
   山崎國紀著『森鷗外 ―基層的論究』
大屋幸世 121
   松井利彦著『軍医森鷗外 ―統帥権と文学』
小泉浩一郎 124
   稲垣達郎著『森鷗外の歴史小説』
蒲生芳郎 126
   小倉脩三著『夏目漱石 ―ウイリアム・ジェームズ受容の周辺
清水孝純 130
   小林一郎著『夏目漱石の研究』
熊坂敦子 133
   川合道雄著『網島梁川とその周辺』
小野寺凡 137
   坪井秀人著『萩原朔太郎論《詩》をひらく』
安藤靖彦 139
   佐々木啓一著『太宰治 演戯と空間』
鶴谷憲三 142
   斉藤末弘著『作品論 椎名麟三』
千葉孝一 145
   水谷昭夫著『福永武彦巡礼 ―風のゆくえ―』
野沢京子 148
   榎本正樹著『大江健三郎 ―八〇年代のテーマとモチーフ―』
島村輝 150
紹介 宮内俊介著『田山花袋書誌』
山本昌一 154
   保昌正夫著『横光利一とその周辺』
玉村周 155
   田鍋幸信編著『中島敦・光と影』
奥野政元 157
   若月忠信著『資料坂口安吾』
関井光男 158
   青山毅著『古書彷徨』
縄田一男 160
日本近代文学会
第42集 (1990年 平成2年 5月15日発行)  ダウンロード 
『落梅集』に於ける藤村の試み ―雅言から漢語併用へ―
藤澤秀幸  1
「ポラーノの広場」論 ―夢想者のゆくえ―
中野新治  12
室生犀星・〈市井鬼もの〉の可能性
大橋毅彦  25
作品と写真の遭遇 ―村野四郎『体操詩集』成立の文脈―
和田博文  39
織田作之助「雨」論 ―初出テキストにおける「性的なもの」について―
宮川康  54
鮎川信夫における〈あなた〉の発見 ―「橋上の人」第一作を中心に―
宮崎真素美  67
〈小特集〉 《語り》の位相
狐のレトリック ―「吉野葛」の語りをめぐって―
千葉俊二  81
『吉野葛』の物語言説と「私」の位相
金子明雄  94
〈語り〉の機能 ―「吉野葛」の場合―
藤森清 107
「春琴抄」真相不在 ―叙述区分による分析―
たつみ都志 117
『春琴抄』 ―語り手〈私〉とその語り―
栗山香 131
展望 「女の視点」・「男の視点」覚え書
石丸晶子 143
   〈うた〉論の行方,等々
長野隆 148
   新『山村暮鳥全集』の編集を終えて ―地方文壇発掘の成果―
佐々木靖章 154
書評 岡保生著『明治文学論集① ―硯友社・一葉の時代―』
       『明治文学論集② ―水脈のうちそと―』
浅井清 159
   手塚昌行著『泉鏡花とその周辺』
吉田昌志 161
   河野仁昭著『蘆花の青春 その京都時代』
平岡敏夫 165
   芦谷信和著『独歩文学の基調』
滝藤満義 168
   塚越和夫著『続明治文学石摺考』
宇佐美毅 171
   小川武敏著『石川啄木』
今井泰子 174
   山本勝正著『夏目漱石文芸の研究』
片岡豊 177
   石崎等著『漱石の方法』
赤井恵子 179
   伊豆利彦著『漱石と天皇制』
深江浩 182
   大田正紀著『近代日本文芸試論 ―透谷・藤村・漱石・武郎―』
友重幸四郎 186
   井上理恵著『久保栄の世界』
永平和雄 189
   佐々木啓一著『太宰治論』
安藤宏 192
   鈴木貞美著『「昭和文学」のために ―フィクションの領略―』
塩崎文雄 195
   宮野光男著『語りえぬものへのつぶやき ―椎名麟三の文学―』
金子博 198
   黒古一夫著『大江健三郎論 ―森の思想と生き方の原理―』
榎本正樹 200
   栗坪良樹著『私を語れ、だが語るな』
柘植光彦 203
   菱川善夫著『私という剣 ―前衛の文学論―』
安森敏隆 206
紹介 藪禎子著『小説の中の女たち』
須波敏子 210
   長谷川泉著『嗚呼玉杯 わが一高の青春』
安川定男 211
   小林豊著『大阪と近代文学』
川口朗 213
   浦西和彦・浅田隆・太田登編『奈良近代文学事典』
伊沢元美 215
   原子朗編著『宮沢賢治語彙辞典』
岩見照代 216
日本近代文学会
第43集 (1990年 平成2年 10月15日発行)  ダウンロード 
代行・模倣・二重化 ―泉鏡花『鶯花徑』論―
中山昭彦  1
ジャンルの交錯・ドラマと小説と ―鷗外『半日』の位置付けのために―
大石直記  16
『心』論 ―〈作品化〉への意志―
関谷由美子  27
〈モダン農村〉の夢 ―小林多喜二「不在地主」論―
島村輝  41
〈小特集〉「私小説」の再検討
「私小説」という問題 ―文芸表現史のための覚書―
鈴木貞美  52
私というカオス ―一読者の立場から―
柳沢孝子  66
私小説論ノート
勝又浩  76
展望 媒介あるいはメッセージという魔術
日高昭二  88
   文化・家族・性
長谷川啓  94
資料室 『芥川龍之介全集』未収録の文章について
須田千里 101
追悼 三好行雄氏を思う
平岡敏夫 105
書評 橋本威著『樋口一葉作品研究』
関礼子 111
   藤井淑禎著『不如帰の時代 ―水底の漱石と青年たち―』
中島国彦 113
   井上百合子著『夏目漱石試論』
吉川豊子 117
   酒井英行著『漱石 その陰翳』
加藤二郎 120
   笹淵友一著『小説家 島崎藤村』
藪禎子 123
   近藤典彦著『国家を撃つ者 石川啄木』
上田博 127
   植栗彌著『有島武郎研究 ―「或る女」まで―』
江種満子 129
   吉川発輝著『佐藤春夫の「車塵集」 ―中国歴朝名媛詩の比較研究』
山敷和男 134
   和田博文著『単独者の場所』
花田俊典 138
   栗坪良樹著『横光利一論』
田口律男 142
   森本穫著『孤児漂白 ―川端康成の世界―』
羽鳥徹哉 145
   奥出健著『川端康成「雪国」を読む』
近藤裕子 148
   永藤武著『小林秀雄の宗教的魂』
細谷博 153
   平岡敏夫著『昭和文学史の残像』Ⅰ・Ⅱ
高橋春雄 156
   荻久保泰幸著『現代日本文学研究』
曾根博義 160
   西村博子著『実存への旅立ち ―三好十郎のドラマトゥルギー―』
みなもとごろう 162
   今西幹一著『正岡子規の短歌の世界』
金井景子 166
   本林勝夫著『斎藤茂吉の研究 ―その生と表現―』
今西幹一 168
   安森敏隆著『幻想の視角 ―斉藤茂吉と塚本邦雄』
菱川善夫 172
   梶木剛著『柳田國男の思想』
小林広一 175
紹介 赤瀬雅子・志保田務著『永井荷風の読書遍歴 ―書誌学的研究―』
八木光昭 180
   保昌正夫著『13人の作家』
遠藤祐 181
   水谷昭夫著『三浦綾子 ―愛と祈りの文芸』
福田準之輔 183
   多木浩二・十川信介・吉田熙生編『前田愛著作集』全六巻
山本芳明 185
   佐々木雅發著『パリ紀行 ―藤村の新生の地を訪ねて』
神田重幸 188
日本近代文学会
第44集 (1991年 平成3年 5月15日発行)  ダウンロード
近代文学成立期と歴史〈物語〉 ―坪内逍遙「時代物語」論をめぐって―
林原純生  1
歴史叙述と小説 ―蘇峰と蘆花の間―
野山嘉正  15
『伊沢蘭軒』の可能性 ―歴史小説と歴史記述の問題に向けて―
柴口順一  24
『惜みなく愛は奪ふ』の基本問題 ―「二十二」中の「抹殺」の意味するもの―
江頭太助  36
〈悲しき道化〉牧野信一
守安敏久  49
堀辰雄とフィリップ・スーポー ―「眠ってゐる男」の成立―
槇山朋子  62
総題「ギリシャ的抒情詩」の最終作品を読む

―西脇順三郎におけるモダニズム詩の行方―

澤正宏  75
行動主義文学としての伊藤整「馬喰の果て」
佐藤公一  94
太宰文学における「罪」の生成 ―『晩年』の崩壊―
安藤宏 107
大岡昇平における〈光〉のイメージと意味
花崎育代 119
大岡昇平『堺港攘夷始末』論 覚え書き
蒲生芳郎 134
展望 日本文学研究にとっての日本語
後藤康二 148
   近代文学研究と物語論の今日と明日
金子明雄 153
   満洲文学の意味
西垣勤 157
   文学と女性学
高桑法子 161
研究の周辺
   日中戦争と丸山薫 ―朝鮮を瞶める視線
藤本寿彦  90
   花袋研究の今後 ―課題は山積
宮内俊介  92
資料室 織田作之助「署長の面会日」 ―職業作家としての出発点―
宮川康 165
書評 須田喜代次著『森鷗外の世界』
酒井敏 170
   西垣勤著『漱石と白樺派』
伊豆利彦 172
   林尚男著『平民社の人々』
木村幸雄 174
   池内輝雄著『志賀直哉の領域』
古来侃 176
   森英一著『秋声から芙美子へ』
榎本正樹 179
   岩崎文人著『一つの水脈 ―独歩・白鳥・鱒二―』
松本鶴雄 181
   柳沢孝子著『牧野信一 イデアの猟人』
守安敏久 183
   鷺只雄著『中島敦論 「狼疾」の方法』
濱川勝彦 185
   柴田勝二著『閉じられない寓話』
大里恭三郎 187
   角田敏郎著『研究と鑑賞 日本近代詩』
佐藤房儀 189
   三好行雄著『近代の抒情』
安藤靖彦 191
紹介 平岡敏夫著『「舞姫」への遠い旅
―ヨーロッパ・アメリカ・中国文学紀行―』
関口安義 194
   長谷川泉著『点滴森鷗外論』
小泉浩一郎 195
   菱川善夫著『菱川善夫評論集成』
太田登 198
   山下一海著『昭和歳時記』
瓜生鉄二 200
   浦西和彦編『開高健書誌』
山内祥史 202
   B. Koyama-Richard: "TOLSTO¨I et le JAPON"
原子朗 203
日本近代文学会
第45集 (1991年 平成3年 10月15日発行)  ダウンロード
〈特集〉 近代のレトリック
「修辞学」のうちそとの諸問題
原子朗  1
〈現実感〉の修辞学的背景 ―明治初期新聞雑誌の文体
山田俊治  17
緑雨とレトリック ―その型と形式への意志―
池田一彦  31
身体、比喩、レトリック ―徳田秋声『爛』を中心に―
紅野謙介  45
近代詩の縫い目
坪井秀人  58
詩の「発見的認識」をめぐる一試論 ―朔太郎の〈直喩〉の一端―
小関和弘  71
宮沢賢治「春と修羅」、その「心象」宇宙のレトリック
大塚常樹  86
〈統合〉のレトリックを読む ―修辞学的様式論の試み―
中村三春  99
散文のレトリック ―『言語にとって美とはなにか』の読み替えにより―
亀井秀雄 111
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
田山花袋年譜考 ―明治二十年代前半―
沢豊彦 123
『三四郎』の語り手と作者 ―アイロニーからの脱出―
松元季久代 134
『新生』の神話構造 ―閉ざされた書斎の物語―
関谷由美子 147
井伏鱒二「山椒魚」論
日置俊次 166
吉田一穂の詩的方法 ―『海の聖母』から『故園の書』へ―
田村圭司 179
展望 語り論の現在
小森陽一 192
   「詠」むことと「読」まれること
安森敏隆 197
   フェミニズム批評の有効性
岩淵宏子 202
研究の周辺
   ドイツにおける近代日本文学研究
I.日地谷.キルシュネライト 162
   『白樺』とドイツ的なもの ―児島喜久雄の視点から―
山田俊幸 164
書評 川合道雄著『武士のなったキリスト者押川方義 管見』
佐藤泰正 208
   山田博光著『北村透谷と国木田独歩 ―比較文学的研究―』
槇林滉二 210
   清田文武著『鷗外文芸の研究』
須田喜代次 212
   米田利昭著『わたしの漱石』
内田道雄 214
   吉村博任著『魔界への遠近法 泉鏡花論』
種田和加子 216
   大戸三千枝著『長塚節の研究』
平岡敏夫 218
   請川利夫著『高村光太郎の世界』
角田敏郎 221
   宮内淳子著『谷崎潤一郎 ―異郷往還―』
前田久徳 223
   大里恭三郎著『芥川龍之介 ―「藪の中」を解く―』
高橋修 225
   関口安義著『評伝 松岡譲』
菊地弘 227
   黒古一夫著『村上春樹と同時代の作家たち』
   黒古一夫著『村上春樹ザ・ロスト・ワールド』
田中実 229
紹介 T. HIRAOKA: REMAINS ON AKUTAGAWA'S WORKS
石割透 232
日本近代文学会
第46集 (1992年 平成4年 5月15日発行)  ダウンロード
正宗白鳥『地獄』の諸相 ―その交錯した内面劇―
大本泉  1
『彼岸過迄』 ―漱石と門下生―
藤尾健剛  14
変容する聴き手 ―『彼岸過迄』の敬太郎―
工藤京子  29
『行人』論 ―「次男」であること、「子供」であること―
飯田祐子  43
森鷗外「吃逆」の意図と背景 ―オイケンの宗教論と三教会同―
渡辺善雄  61
享楽主義者の系譜 ―ひとつの『死者の書』論として―
持田叙子  72
中野重治における天皇制と性
木村幸雄  86
石川淳「かよひ小町」の方法意識
杉浦晋  99
非在の〈山〉に向かって ―太宰治「桜桃」の姿勢―
勝原晴希 111
『死の島』論 ―福永武彦の純粋小説―
倉西聡 121
展望 国際化時代における日本近代文学 ―あるシンポジウムに参加して―
清水孝純 132
   批評について
高橋昌子 138
   編集・校訂・注釈
十川信介 143
研究の周辺
   連環記 ―表層への戯れ
夏剛  54
   近代文学と伝統文化 ―百閒と「件」を例に―
堀部功夫  56
   在中国戦時下文芸雑誌探訪記
鳥居邦朗  58
書評 薮禎子著『透谷・藤村・一葉』
北川透 148
   滝藤満義著『島崎藤村 ―小説の方法』
岩見照代 150
   矢部彰著『森鷗外 教育の視座』
松木博 152
   笠原伸夫著『評釈「天守物語」 ―妖怪のコスモロジー―』
小林輝冶 154
   太田登著『啄木短歌論考 抒情の軌跡』
本林勝夫 156
   竹盛天雄著『漱石文学の端緒』
玉井敬之 158
   沢豊彦著『近松秋江私論 青春の終焉』
島田昭男 161
   田辺健二著『有島武郎試論』
植栗彌 163
   橋本迪夫著『広津和郎 再考』
坂本育夫 165
   池川敬司著『宮沢賢治とその周縁』
栗原敦 167
   宮沢賢治著『宮沢賢治 近代と反近代』
伊東真一郎 169
   久保田暁一著『椎名麟三とアルべエル・カミュの文学』
斎藤末広 171
   澤正広著『西脇順三郎の詩と詩論』
田中圭司 173
   平野栄久著『開高健 ―闇をはせる光芒』
吉田永宏 176
   石原千秋ほか著『読むための理論 ―文学・思想・批評―』
中村三春 178
紹介 石内徹編『人物書誌体系神西清』
池内輝雄 180
日本近代文学会
第47集 (1992年 平成4年 10月15日発行)  ダウンロード
〈特集〉 文学表現とメディア
メディアと成島柳北 ―「プリンシプル」なき「プリンシプル」―
山本芳明  1
『こわれ指環』と『この子』
高田知波  13
変異のメディア〈と〉共同体 ―『草迷宮』論
中山昭彦  29
メディアの顔 ―宇野浩二「苦の世界」―
岩佐壮四郎  44
賢治と 映画的表現 ( モンタージュ )
奥山文幸  59
萩原恭次郎 ―『マヴォ』の時代
古俣裕介  71
写真の横断または装置としての川端康成
日高昭二  83
粗描・いわゆる"札幌版"の書物
小笠原克  98
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
『対髑髏』の問題 ―煩悶の明治二十三年へ―
関谷博 108
『化鳥』の語りと構造
須田千里 122
『草枕』 ―朧の美学
秋山公男 135
展望 キルシュネライト著『私小説 ―自己暴露の儀式』の意義
鈴木貞美 147
   複数の性への夢想 ―フェミニズム文学批評との距離―
種田和加子 152
   鷗外研究のために
渡辺善雄 157
研究の周辺
   堀内達夫の死
紅野敏郎 163
書評 清田文武著『鷗外文芸の研究 ―青年期篇』
山崎國紀 165
   佐々木充著『漱石推考』
石井和夫 167
   平岡敏夫著『「坊っちゃん」の世界』
石原千秋 169
   沢豊彦著『田山花袋の詩と詩論』
宮内俊介 171
   青木信雄著『木下尚江研究』
山極圭司 173
   北条常久著『「種蒔く人」研究 ―秋田の同人を中心として』
中川成美 175
紹介 永塚功著『伊藤左千夫の研究』
堀江信男 178
   坂本政親著『加能作次郎の人と文学』
森英一 179
   上田博著『石橋湛山―文芸、社会評論家時代』
上田正行 180
   塩浦林也著『鷲尾雨工の生涯』
縄田一男 182
   猪野謙二著『僕にとっての同時代文学』
小泉浩一郎 183
日本近代文学会
第48集 (1993年 平成5年 5月15日発行)  ダウンロード
『愛弟通信』と独歩の枠小説
後藤康二  1
『高野聖』論 ―「沈黙」の物語―
赤間亜生  12
「蒲団」における二つの告白 ―誘惑としての告白行為―
藤森清  21
久米正雄「父の死」の方法 ―「読者」の回路へ向けて―
山岸郁子  34
『乱菊物語』論 ―典拠及び構想を巡って―
細江光  45
「機械」の映画性
十重田裕一  58
作品としての『歐州紀行』 ―『旅愁』への助走―
黒田大河  70
「呼びかけ小説」論へ ―読書行為の内なる対話―
和田敦彦  83
ラジオ・ドラマの季節 ―久保田万太郎『浮世床小景』の対話―
石川巧  96
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
〈小特集〉 『濹東綺譚』 ―小説の方法
『濹東綺譚』の方法
島村輝 109
『濹東綺譚』における秩序と混沌
中島国彦 122
一人の〈わたくし〉・複数の〈わたくし〉 ―『濹東綺譚』の領域―
金子明雄 135
展望 「仕方がない」日本文学
首藤基澄 148
   「児童文学」という概念消滅保険の売り出しについて
宮川健郎 153
研究の周辺
   日本近代文学における書誌をめぐって ―参考文献目録を中心に―
坂敏弘 156
   近代文学研究の中のアジア
奥出健 160
書評 江頭太助著『有島武郎の研究』
西垣勤 162
   石割透著『〈芥川〉と呼ばれた藝術家 ―中期作品の世界』
清水康次 164
   栗原敦著『宮沢賢治 透明な軌道の上から』
安藤恭子 166
   玉村周著『横光利一』
栗坪良樹 168
   森英一著『林芙美子の形成 ―その生と表現』
長谷川啓 170
   長谷川啓著『佐多稲子論』
大塚博 172
   佐藤公一著『モダニスト 伊藤整』
高柴慎治 174
   柴田勝二著『大江健三郎 ―地上と彼岸』
柘植光彦 177
   紅野謙介著『書物の近代 ―メディアの文学史』
小森陽一 179
   鈴木貞美著『モダン都市の表現 ―自己・幻想・女性』
   和田博文著『テクストの交通学 ―時代のモダン都市』
小関和弘 181
紹介 古俣裕介著『〈前衛〉詩の時代 ―日本の1920年代』
宮崎真素美 184
   鷺只雄著『人物書誌大系・壺井栄』
島田明男 185
   須波敏子著『高橋たか子論』
小田桐弘子 186
   乙骨昭夫著『現代詩人群像 民衆詩派と周囲』
藤本寿彦 187
日本近代文学会
第49集 (1993年 平成5年 10月15日発行)  ダウンロード
〈特集〉 大正期の言説空間
「城の崎にて」における〈自分〉
小林幸夫  1
〈兇賊チグリス〉の行方 ―室生犀星と言語革命―
井上洋子  15
南島オリエンタリズムへの抵抗 ―広津和郎の〈散文精神〉―
押野武志  27
「文明開化」と大正の空無性 ―芥川龍之介「舞踏会」の世界―
海老井英次  39
芥川龍之介『藪の中』について ―比喩としての〈文学〉―
長野隆  52
『新生』ノート ―フランスに行くまで―
江種満子  61
〈世界図〉としての言説空間 ―宮沢賢治「山男の四月」と大正期「赤い鳥」
安藤恭子  74
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
立志の変容 ―国木田独歩「非凡なる凡人」をめぐって―
関肇  87
三富朽葉『爍けた鍵』の成り立ち
小川亮彦 100
『道草』 ―交換・貨幣・書くこと―
柴市郎 115
[北いっぱいの星空に]試読
  ―「異の空間」及び「銀河の窓」の意味するところ―
鈴木健司 127
疾走する足 ―「山犬」から見た犀星文学―
大橋毅彦 143
展望 「仕方がない」日本文学研究
奥野政元 155
   尊敬される書誌とは何か
青木稔弥 160
   作者とは……?
花崎育代 165
研究の周辺
   「鮎川信夫年譜」を編み終えて
牟礼慶子 170
書評 平岡敏夫著『北村透谷研究第四』
槇林滉二 172
   金子幸代著『鷗外と〈女性〉 ―森鷗外論究』
須田喜代次 174
   小泉浩一郎著『テキストのなかの作家たち』
高橋昌子 176
   十川信介著『「銀の匙」を読む』
   堀部功夫著『「銀の匙」考』
森本隆子 178
   杉浦静著『宮沢賢治 明滅する春と修羅 ―心象スケッチという通路』
奥山文幸 181
   羽鳥徹哉著『作家川端の展開』
原善 183
   林淑美著『中野重治 連続する転向』
木村幸雄 186
   栗坪良樹著『現代文学と魔法の絨毯 ―文学史の中の天皇』
佐藤秀明 188
   鈴木貞美著『現代日本文学の思想』
今村忠純 190
紹介 小笠原幹夫著『文学近代化の諸相 ―洋学・戯作・自由民権』
山田俊治 193
   山崎國紀著『鷗外森林太郎』
酒井敏 194
   塩浦彰著『啄木浪漫』
近藤典彦 195
   笠原伸夫著『幻想の水脈から ―物語の古層の露出するとき』
石内徹 197
   神谷忠孝著『葛西善蔵論 ―雪おんなの美学』
田沢基久 198
   嶋岡晨著『《復讐》の文学 ―萩原朔太郎研究』
国生雅子 199
   馬渡憲三郎著『昭和詩史への試み ―表現への架橋』
高橋渡 200
   上田博著『昭和史の正宗白鳥 自由主義への水脈』
大本泉 201
   相馬正一著『若き日の坂口安吾』
浅子逸男 203
   保昌正夫著『昭和文学点描』
鳥居邦朗 204
   紅野敏郎著『雑誌探求』『貫く棒の如きもの』
大屋幸世 205
   木股知史著『イメージの図像学 ―反転する視線』
島村輝 206
日本近代文学会
第50集 (1994年 平成6年 5月15日発行)  ダウンロード
芦屋処女のゆくえ ―鷗外と唯識思想―
大塚美保  1
ジャンルと様式 ―日清戦争前後―
高橋修  13
我が内に潜むもう一人の我 ―谷崎潤一郎・初期小説論―
新保邦寛  24
「明暗」論 ―〈嘘〉についての物語―
飯田祐子  39
プロットの力学/大衆小説の引力 ―菊池寛『真珠夫人』の戦略―
田口律男  52
大衆文学の形成 ―大正末期、昭和初期の文学場再編成の特徴―
坂井セシル  66
「蘆刈」論 ―記憶の中の「遊」女―
日高佳紀  74
澁澤龍彦『高丘親王航海記』論 ―メタフイジックとメタフイクションの間―
跡上史郎  86
性の非対称
坪井秀人  98
展望 新『漱石全集』のことなど
上田正行 111
   作品論・テクスト論・生成論
松沢和宏 116
   言葉と意識
尾形明子 122
研究の周辺
   残念な新岩波『漱石全集』の本文 ―近代文学研究の今後のために―
山下浩 128
   東西思想の接点をめぐって
松村友視 130
書評 北野昭彦著『宮崎湖処子国木田独歩の詩と小説』
滝藤満義 132
   高山亮著『有島武郎の思想と文学 ―クロポトキンを中心に』
江頭太助 134
   酒井英行著『内田百閒〈百鬼〉の愉楽』
石井和夫 136
   大塚常樹著『宮沢賢治 心象の宇宙論』
大沢正善 138
   中野新治著『宮沢賢治・童話の理解』
中地文 140
   竹内清己著『堀辰雄と昭和文学』
十重田裕一 142
   藤本寿彦著『水夫の足』
澤正広 144
   北川秋雄著『佐多稲子研究』
小林裕子 146
紹介 大里恭三郎著『谷崎潤一郎 ―「春琴抄」考― 』
宮内淳子 149
   笠井秋生著『芥川龍之介作品研究』
庄司達也 150
   請川利夫・野末明『高村光太郎のパリ・ロンドン』
角田敏郎 151
   米倉巌著『萩原朔太郎の詩想と論理』
田村圭司 152
   内田照子著『評伝 評論 梶井基次郎』
熊木哲 153
   平山三男著『遺稿『雪国抄』評釈 ―影印本と注釈・論考』
林武志 154
『日本近代文学』第1集~第50集総目次
日本近代文学会

第51集~第60集

第51集~第60集

第51集 (1994年 平成6年 10月15日発行)  ダウンロード
〈特集〉 「研究・批評のパラダイム」
現象学の近代 ―梶井基次郎の場合―
林淑美  1
匂い・フローラ・記憶 ―日本世紀末のイメージ空間―
石崎等  16
「難題」としての研究と批評 ―小林秀雄『本居宣長』の学問批判をどう読むか―
細谷博  30
〈解放思想〉の枠組を脱して
  ―モダニティをめぐる鷗外・らいてうの思想的接面―
大石直記  43
二人の大先生 ―正直正太夫と三文字屋金平―
林原純生  58
〈偏見〉の牙城 ―新しい作品論のために―
田中実  70
「学問する」とかなにか ―近代文学研究の方法と態度をめぐって―
林浩平  89
戦争・性役割・性意識 ―光源としての「従軍慰安婦」―
金井景子 103
〈談話〉の中の暴力 ―『破戒』論―
中山弘明 116
性/〈書く〉ことの政治学 ―『新生』における 男性性 ( マスキュリニティ ) の戦略―
千田洋幸 130
「鼻」のアレゴリー ―超越論的主観の出自とゆくえ―
友田悦生 144
自意識と通俗 ―小酒井不木を軸に―
浜田雄介 156
志賀直哉『范の犯罪』論 ―「范」の形象と舞台設定とをめぐって―
山口直孝 168
方法としてレーゼ・ドラマ
石川巧 179
ソングの誘惑 ―萩原朔太郎晩年期詩観の一側面について―
安智史 195
展望 博雅の家に笑はれなん ―日本近代文学研究の陥穽についての覚書―
塩崎文雄 208
   特定作家に淫するということ
竹松良明 213
   近代文学の注釈について
國生雅子 218
研究ノート
   索引と注釈の狭間、そしてコンコルダンスへ
宮坂覺 223
   古くて新しい領界 ―近代日本文学とパリ―
今橋映子 225
   ジャンル・代筆・性転換
三田村雅子 227
書評 関礼子著『姉の力 樋口一葉』
菅聡子 229
   今橋映子著『異都憧憬 日本人のパリ』
南明日香 231
   香内信子著『與謝野晶子 ―昭和期を中心に』
渡邊澄子 233
   清水孝純著『漱石 その反オイディプス的世界』
吉川豊子 235
   石井和夫著『漱石と次代の青年 ―芥川龍之介の型の問題』
平岡敏夫 237
   山田晃著『夢十夜』参究
佐藤泰正 240
   中村三春著『言葉の意志 ―有島武郎と芸術史的転回』
栗田廣美 242
   川上美那子著『有島武郎と同時代的文学』
山田俊治 244
   杉本邦子著『北原白秋研究 ―『ARS』『近代風景』など』
有光隆司 246
   清水康次著『芥川文学の方法と世界』
海老井英次 248
   佐藤嗣男著『井伏鱒二 ―山椒魚と蛙の世界』
前田貞昭 250
   竹松良明著『阿部知二 道は晴れてあり』
藤本寿彦 252
   安藤宏著『自意識の昭和文学 ―現象としての「私」』
曾根博義 254
   沼沢和子著『宮本百合子論』
岩淵宏子 257
紹介 上田博著『石川啄木 抒情と思想』
小川武敏 260
   川端俊英著『「破戒」の読み方』
岩見照代 261
   網野義紘著『荷風文学とその周辺』
松田良一 262
   中村完著『漱石空間』
押野武志 263
   高木文雄著『漱石作品の内と外』
松下浩幸 265
   相馬庸郎『柳田国男と文学』
岡部隆志 266
   尾形明子著『「輝ク」の時代 ―長谷川時雨とその周辺』
北田幸恵 267
   奥野政元著『芥川龍之介論』
伊藤一郎 269
   菊池弘著『芥川龍之介 ―表現と存在』
神田由美子 270
   松原勉著『堀辰雄文芸考』
三島佑一 271
   田中良彦著『太宰治と「聖書知識」』
服部康喜 272
   勝又浩著『都市の常民たち ―作家のいる風景』
吉田司雄 273
   米田利昭著『戦争と民衆』
有山大五 275
日本近代文学会
第52集 (1995年 平成7年 5月15日発行)ダウンロード
黙阿弥の「声」・逍遙の「耳」
神山彰  1
「闇夜」の背後
出原隆俊  13
『瑞西館』からの眺め ―『舞姫』生成の背景―
井上優  26
〈空白〉からの物語 ―森鷗外「魔睡」におけるメディアと性
一柳廣孝  42
『興津弥五右衛門の遺書』における語りの構造
猪狩友一  52
『門』 ―未発の罪についての法
佐藤泉  65
芥川龍之介「羅生門」 ―〈髪〉にまつわる〈蛇〉と〈女〉―
石割透  78
神話の形成 ―志賀直哉・大正五年前後―
大野亮司  91
小説のことばが立ち上がるとき ―足柄山の「ゼーロン」
佐藤秀明 106
小林秀雄における〈他者〉 ―『罪と罰』論を中心に―
根岸泰子 120
「花ざかりの森」の構造 ―方法としてのアナロジー―
小埜裕二 135
伊藤整と吉本隆明 ―戦後批評史の一齣―
野坂幸弘 146
沖縄方言論争三考
花田俊典 158
展望 近代作家のアジア認識についての感想
木村一信 170
   「漱石梗概学派」批判序説
中山昭彦 176
   「フェミニズム批評」は成熟したか?
吉川豊子 181
研究ノート
   日本における朝鮮人の文学の歴史 ―一九四五年まで―
任展慧 188
   『樋口一葉全集』の完結と今後
野口碩 190
書評 野村喬著『内田魯庵傳』
木村由美子 192
   東郷克美著『異界の方へ 鏡花の水脈』
亀井秀雄 194
   高橋昌子著『島崎藤村 遠いまなざし』
下山嬢子 197
   重松泰雄著『漱石その歴程』
小倉脩三 199
   鎌倉芳信著『岩野泡鳴研究』
中丸宣明 201
   千葉俊二著『谷崎潤一郎 ―狐とマゾヒズム』
笠原伸夫 203
   関谷一郎著『小林秀雄への試み ―〈関係〉の飢えをめぐって』
山崎正純 205
   中村三春著『フィクションへの機構』
田口律男 208
   宮内淳子著『岡本かの子 無常の海へ』
勝又浩 210
   中島国彦著『近代文学にみる感受性』
池内輝雄 212
紹介 尾形国治著『明治期文学の諸相 ―研究と資料―』
宇佐美毅 215
   近藤典彦著『石川啄木と明治の日本』
上田博 216
   逸美久美著『「夢之華」全釈』
永岡健右 217
   秋山公男著『漱石文学序説 ―初期作品の豊饒性』
赤井恵子 219
   佐々木英昭著『「新しい女」の到来 ―平塚らいてうと漱石』
大河晴美 220
   小田島本有著『語られる経験 ―夏目漱石・辻邦生をめぐって―』
高橋智子 221
   三島佑一著『谷崎潤一郎「春琴抄」の謎』
山口政幸 222
   萬田務著『宮沢賢治 自然のシグナル』
信時哲郎 223
   北村巌著『島木健作論』
川津誠 224
   関口安義著『評伝 成瀬正一』
浅野洋 226
   松本徹著『奇蹟への回路』
越次倶子 227
   若月忠信著『坂口安吾の旅』
浅子逸男 228
   赤木孝之著『戦時下の太宰治』
鶴谷憲三 229
   山下実著『野間宏論 ―欠如のスティグマ』
金子博 231
   岡部隆志著『異類という物語』
近藤裕子 232
   松原勉著『日本近代詩の抒情構造論』
佐藤房儀 233
   鈴木貞美著『日本の「文学」を考える』
永島貴吉 234
   一柳廣孝著『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉 日本近代と心霊学』
大塚常樹 236
日本近代文学会
第53集 (1995年 平成7年 10月15日発行)  ダウンロード
〈特集〉 〈自然主義〉の可能性
徳田秋声における〈テクストの外部〉
  ―明治三〇年代・長編小説から短編小説へ―
紅野謙介  1
愛の表現における同時代的課題 ―自然主義前後―
藤井淑禎  13
「事実」と「境界」 ―『遠野物語』『夢十夜』『生』など―
高橋広満  26
「隣室」から「一兵卒」へ ―脚気衝心をめぐる物語言説―
戸松泉  41
固有名の空白、から ―田山花袋『蒲団』前夜―
五井信  56
「近世的精神」としての〈自然主義〉
  ―魚住折蘆の「文明史」的視点と主体的「懐疑」―
余吾―真田育信  68
徳田秋声、その長編小説の作法 ―テクスト「黴」の生成―
中丸宣明  84
『家』の治癒力
小仲信孝  96
節子というテクスト ―『新生』のセクシュアリティ―
岩見照代 108
「故郷」上演をめぐって
岩佐壮四郎 122
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
餓鬼の思想 ―正岡子規と折口信夫―
持田叙子 137
『舞踏会』論 ―ボードレール『悪の華』との照応から―
高橋龍夫 152
神話に回帰できなかった男 ―「芋粥」への一視点―
槇本敦史 167
『豊饒の海』における「沈黙」の六十年
有元伸子 179
パロディとしての歴史 ―『泥棒論語』論―
菅本康之 191
展望 〈平塚らいてう〉という身体の周辺
     ―「解剖学的まなざし」「処女」「貞操」「純潔イデオロギー」
黒澤亜里子 207
   今、何故漱石か
伊豆利彦 214
   漱石研究の展望 ―ツインピークス・ミーイズム・繁殖―
関谷由美子 220
研究ノート
   古雑誌の口絵を見る眼
中島国彦 225
   『新校本宮沢賢治全集』編集作業から
杉浦静 227
   日本近代文学館のしごと ―事務局の一隅から―
宇治土公三津子 230
紹介 安田孝著『谷崎潤一郎の小説』
前田久徳 232
   友田悦生著『初期芥川龍之介論』
篠崎美生子 233
   鈴木健司著『宮沢賢治 幻想空間の構造』
安藤恭子 234
   保昌正夫著『七十まで ―ときどきの勉強ほか』
        『川端と横光』
        『横光利一見聞録』
十重田裕一 235
   影山恒男著『芥川龍之介堀辰雄・信と認識のはざま』
山本裕一 236
   原善著『泰恒平の文学 ―夢のまた夢―』
明里千章 237
   久保田芳太郎著『漱石 ―その志向するもの―』
三上公子 238
   横尾文子著『ふくおか人物誌3 北原白秋』
國生雅子 239
   平岡敏夫著『北村透谷研究評伝』
橋詰静子 240
   野坂幸弘著『伊藤整論』
佐藤和正 241
   木谷喜美枝著『尾崎紅葉の研究』
宗像和重 242
   榎本正樹著『大江健三郎の八〇年代』
渥美孝子 243
   大竹雅則著『漱石 初期作品論の展開』
片岡豊 244
   笠原伸夫著『評伝 泉鏡花』
秋山稔 245
   北川透著『萩原朔太郎〈言語革命〉論』
安智史 246
   布野栄一著『政治の陥穽と文学の自律』
北村巌 247
   中田雅敏著『芥川龍之介 文章修業』
平野晶子 248
   曺紗玉著『芥川龍之介とキリスト教』
傳馬義澄 249
   工藤哲夫著『賢治論考』
中野新治 250
   岩城之徳著『石川啄木とその時代』
池田功 251
   太田正紀著『高貴なる人間の姿形 ―近代文学と《神》―』
川島秀一 252
   野村幸一郎著『森鷗外の日本近代』
酒井敏 253
   五十嵐誠毅著『太宰治〈習作〉論 ―傷つく魂の助走』
菅原洋一 254
   矢部彰著『森鷗外 明治四十年代の文学』
須田喜代次 255
   高橋真司著『長崎にあって哲学する』
黒古一夫 256
   小笠原幹夫著『えがかれた日清戦争― 明治27・8年役と文学者たち―』
古郡康人 257
日本近代文学会
第54集 (1996年 平成8年 5月15日発行)  ダウンロード 
内田魯庵『くれの廿八日』論 ―言語的葛藤のドラマ―
石橋紀俊  1
『三四郎』とメレディスのヒロインたち ―美禰子の結婚をめぐって―
飛ヶ谷美穂子  14
『阿部一族』論 ―歴史の「自然」と歴史叙述―
山崎一穎  28
横光利一『悲しみの代価』『愛巻』の表現特性 ―換喩から隠喩へ―
杣谷英紀  43
『亜』の短詩 ―『詩と詩論』前史―
安藤靖彦  56
物語への意志 ―梶井基次郎〈檸檬〉―
棚田輝嘉  69
ことばと階層 ―標準語教育から読む『グスコードブリの伝記』―
米村みゆき  83
『光と風と夢』論
山下真史  96
太宰治『ヴィヨンの妻』試論 ―「妻」をめぐる言説―
榊原理智 108
「現代児童文学」の出発を問い直す
佐藤宗子 123
展望 文学研究というゲットーの言説あるいは単一民族神話の反復
関井光男 135
   戦後五十年目の文学研究 ―学会体験の中から―
竹内清己 141
   状況。1995年、パリ。
ブリュネ裕子 146
研究ノート
   葉山嘉樹断片
浦西和彦 156
   『幸田文全集』の編集作業に携わって
金井景子 158
書評 「評伝」というジャンル ―平岡敏夫『北村透谷研究 評伝』
    ・笠原伸夫『評伝 泉鏡花』にふれて―
吉田昌志 161
   読みの場 ―北川透著『萩原朔太郎〈言語革命〉論』―
田村圭司 170
紹介 水上勲著『阿部知二研究』
竹松良明 177
   福島行一著『大佛次郎』(上・下)
縄田一男 178
   矢部彰著『森鷗外 明治四十年代の文学』『樋口一葉私論』
野村幸一郎 179
   千種キムラ・スティーブンソン著『「三四郎」の世界 漱石を読む』
飯田祐子 180
   近藤典彦著『啄木 六の予言』
西連寺成子 181
   日高昭二著『文学テクストの領分』
篠原昌彦 182
   川端俊英著『近代文学にみる人権感覚』
平野栄久 183
   谷悦子著『まど・みちお 研究と資料』
宮川健郎 184
   岩淵宏子・北田幸恵・高良留美子編
    『フェミニズム批評への招待 近代女性文学を読む』
山崎眞紀子 185
   浦西和彦編『未刊行著作集6 佐藤春夫』
   曾根博義編『未刊行著作集12 伊藤整』
海老原由香 186
   小森陽一著『漱石を読みなおす』
柴市郎 187
   熊坂敦子著『夏目漱石の世界』
越智悦子 188
   金井景子著『真夜中の彼女たち』
山岸郁子 189
   論究の会編『中村光夫研究』
樫原修 190
   北条常久著『種蒔く人 小牧近江の青春』
高橋秀晴 191
   鶴谷憲三著『太宰治 充溢と欠如』
洞口薫子 192
   米田利昭著『宮沢賢治の手紙』
鈴木健司 193
   関口安義著『この人を見よ 芥川龍之介と聖書』『芥川龍之介』
鈴木秀子 194
   平岡敏夫著『芥川龍之介と現代』
水洞幸夫 195
   平野栄久著『大江健三郎 わたしの同時代ゲーム』
中澤千磨夫 196
   石原亨著『証言 里見弴 ―志賀直哉を語る』
鈴木雅恵 197
   後藤明生著『小説は何処から来たか』
清水孝純 198
   石内徹著『釈 超空 ―人と文学―』
持田叙子 199
   剣持武彦著『言語生活と比較文化』
松元季久代 200
   鷲田小彌太・中澤千磨夫・桒原丈和著『大江健三郎とは誰か』
吉田悦志 201
   浅田隆著『葉山嘉樹 文学的抵抗の軌跡』
杉浦晋 202
   酒井英行著『百閒 愛の歩み・文学の歩み』
浅子逸男 203
   宮川健郎著『宮沢賢治、めまいの練習帳』
山根知子 204
   木村幸雄著『中野重治論 思想と文学の行方』
竹内栄美子 205
   武田信明著『〈個室〉と〈まなざし〉
         ―菊富士ホテルからみる「大正」空間』
柳沢孝子 206
   澤正宏・和田博文編『日本のシュールレアリスム』
古俣裕介 207
   松本鶴雄著『五木寛之論』
津田洋行 208
日本近代文学会
第55集 (1996年 平成8年 10月15日発行)  ダウンロード
〈特集〉ジェンダーを考える
雅号・ローマンス・自称詞 ―『婦女の鑑』のジェンダー戦略―
高田知波  1
「教育」の言説と読書のパラダイム ―〈内面〉と〈男女〉の表象から―
和田敦彦  15
「母性表象」におけるジェンダー ―『たけくらべ』・『鳳仙花』をめぐって―
関礼子  32
〈見ること〉と〈読むこと〉の間に ―近代小説における描写の政治学―
金子明雄  45
日露戦争下の女性詩
中島美幸  61
絶対者のジェンダー ―漱石とらいてうの宗教論的対峙―
佐々木英昭  76
男もすなる…… ―日記のジェンダー・ポリティクス―
坪井秀人  90
ロマン派的子供観の諸問題 ―賢治童話の中の子供たち―
押野武志 107
肉体の記憶としてのバリ ―山田詠美『熱帯安楽椅子』論―
土屋忍 119
尾崎紅葉『不言不語』論 ―母親・相続・書くこと ―
小平麻衣子 136
『三四郎』の寓喩
秋山公男 149
劇的アイロニーの成立 ―森鷗外『半日』論―
古郡康人 162
くり返す亡霊たち ―萩原朔太郎における映画の一側面について
安智史 176
横光利一試論 ―『春は馬車にのって』における死の象徴化―
日置俊次 189
『細雪』のテレフォノロジー ―方法としての電話―
畑中基紀 202
展望 女が書く自伝 ジェンダー研究の現在が問いかけるもの
ゴスマン・ヒラリア 217
   虚妄との闘争へ向けて
栗坪良樹 222
研究ノート
   外村繁の文学 ―五個荘というトポス―
北川秋雄 227
   本文と書誌 ―『紅葉全集』から―
須田千里 230
   詩誌『Rien』芸術運動の位相
高橋新太郎 234
書評 「近代主義」の逆転・再逆転 ―『夏目漱石の世界』・
     『「三四郎」の世界(漱石を読む)』・『漱石を読みなおす』
佐藤泉 238
   文学の言葉あるいはテクスト ―日高昭二『文学テクストの領分』
     をめぐる断想
川津誠 248
   九○年代フェミニズムはお好き? ―『真夜中の彼女たち』・
     『フェミニズム批評への招待』を読む―
藤森清 255
紹介 谷沢永一著『日本近代文学研究叢』全五巻
中丸宣明 265
   秋山勇造著『翻訳の地平 ―翻訳者としての明治の作家』
猪狩友一 266
   新保邦寛著『独歩と藤村 ―明治三十年代文学のコスモロジー』
伊狩弘 267
   松本鶴雄著『ふるさと幻想の彼方 ―白鳥の世界―』
柳井まどか 268
   塚本康彦著『ロマン的作家論』
鶴谷憲三 269
   森鷗外記念館編 山崎一穎監修『森鷗外 明治知識人の歩んだ道』
井上優 270
   瀧本和成著『森鷗外 現代小説の世界』
大塚美保 271
   福本彰著『鷗外歴史小説の研究「歴史其儘」の内実』
槇本敦史 272
   渡邊澄子著『女々しい漱石、雄々しい鷗外』
大木正義 273
   柴田奈美著『子規・漱石・虚子 ―その文芸的交流の研究―』
工藤京子 274
   小森陽一著『出来事としての読むこと』
中川成美 275
   安東璋二著『私論夏目漱石 ―「行人」を基軸として―』
佐藤裕子 276
   細谷博著『凡常の発見 漱石・谷崎・太宰』
城殿智行 277
   中澤千磨夫著『荷風と踊る』
島村輝 278
   松田良一著『永井荷風 ミューズの使徒』
中村良衛 279
   堀巌著『文体復興』
花崎育代 280
   堀江信男著『高村光太郎論 典型的日本人の詩と真実』
杉本優 281
   野村喬著『戯曲と舞臺』
みなもとごろう 282
   曽田秀彦著『民衆劇場 ―もう一つの大正デモクラシー―』
神山彰 283
   鈴木貞美著『梶井基次郎 表現する魂』
棚田輝嘉 284
   久保田修著『「春琴抄」の研究』
明里千章 285
   神谷忠孝・安藤宏編『太宰治全作品研究事典』
北川秀人 286
   神谷忠孝・木村一信編『南方徴用作家 ―戦争と文学―』
新城郁夫 287
   横手一彦著『被占領下の文学に関する基礎的研究 資料編』
        『被占領下の文学に関する基礎的研究 論考編』
木村一信 288
   宮崎潤一著『若き日の井上靖 詩人の出発』
東順子 289
   野島直子著『孤児への意志 ―寺山修司論―』
坂東広明 290
   加藤孝男著『篠弘の歌』
小林幸夫 291
   田中実著『小説の力 ―新しい作品論のために』
大井田義彰 292
日本近代文学会
第56集 (1997年 平成9年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
言説(空間)論再考
亀井秀雄  1
〈国民〉という読者と〈小説革新〉―高山樗牛の「国民文学論」をめぐって―
木戸雄一  10
方法としての芝居 ―泉鏡花「陽炎座」論―
赤間亜生  23
「三四郎」論 ―「独身者」共同体と「読書」のテクノロジー―
松下浩幸  36
精神病学と小説 ―森鷗外「半日」から―
井上優  51
近代書簡体小説の水脈 ―近松秋江「途中」「見ぬ女の手紙」の可能性―
山口直孝  66
「偸盗」の挫折と真理 ―沙金と阿濃の場所―
友田悦生  81
「河童」論 ―翻訳されない狂気としての―
松本常彦  94
〈夫婦小説〉としての『痴人の愛」 ―谷崎文学と活字メディア―
中村三代司 109
石川淳「履霜」論 ―時代批判の方法としての戯画・パロディ、そしてノラ―
山口俊雄 123
太宰治の〈私〉小説 ―「春の盗賊」をめぐって―
樫原修 137
異文化間の「架橋」と「日本」の浮上
  ―保田與重郎における西欧のアウフヘーベン―
柳瀬善治 149
三島由紀夫の即日帰郷 ―「サーカス」論―
小埜裕二 164
血縁への夢 ―川端康成「山の音」論―
原善 175
大岡昇平における心象の地形 ―「幼年」を中心にして―
花崎育代 188
展望 一九九六年、結果と展望
鈴木貞美 203
   周縁からの発言
藪禎子 213
   垣間見海外日本研究
羽鳥徹哉 219
   最近の研究から ―藤村を中心に―
下山嬢子 224
資料室 鷗外資料 ―防衛研究所図書館、東京大学総合図書館・
      鷗外文庫所蔵資料から―
山崎一穎 230
   漱石の再掲載作品と芥川の初出未詳作品について
宇田川昭子 238
   探索・モダニズム詩誌
澤正宏 243
書評 二つの荷風論 ―中澤千磨夫「荷風と踊る」
    松田良一「永井荷風 ―ミューズの使徒」
塩崎文雄 246
   ホネも身も有る作家論―谷沢・饗庭・四方田・塚本氏の近著をめぐって―
dd>内田道雄 252
ブックレビュー
   中谷克己著『母胎幻想論 ―日本近代小説の深層―』
鈴木啓子 263
   平岡敏夫・剣持武彦編『島崎藤村 ―文明批評と詩と小説と』
川島秀一 264
   栂瀬良平著『島崎藤村研究』
高橋昌子 265
   勝呂奏著『正宗白鳥 明治世紀末の青春』
大本泉 266
   浅田隆編『漱石 作品の誕生』
松岡京子 267
   斉藤英雄著『夏目漱石の小説と俳句』
藤木直美 268
   熊坂敦子編『迷羊のゆくえ 漱石と近代』
加藤二郎 269
   岸田正吉著『生命をみつめた作家たち』
佐藤洋一 270
   澤正宏・和田博文編『都市モダニズムの奔流
    「詩と理論」のレスプリ・ヌーボー』
堤玄太 271
   宮川健郎著『現代児童文学の語るもの』
半田淳子 272
   安藤恭子著『宮沢賢治〈力〉の語るもの』
中地文 273
   秋枝美保著『宮沢賢治 北方への志向』
山根知子 274
   廣瀬晋也著『嘉村礒多論』
守安敏久 275
   東郷克美・寺横武夫編『昭和作家のクロノトポス 井伏鱒二』
松本武夫 276
   野村聡著『伊東静雄』
和田茂俊 277
   岩淵宏子著『宮本百合子 ―家族、政治、そしてフェミニズム―』
吉田司雄 278
   伊藤和也著『エンペドクレスのサンダル』
今井清人 279
日本近代文学会
第57集 (1997年 平成9年 10月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉 日本モダニズムの領域
非在なるものへの欲望 ―紅葉的モダニズムの構図―
菅聡子  1
「天うつ浪」と「ツァラトゥストラ」
長沼光彦  12
モダニズム前夜、文学と科学が出会うとき ―イデオロギー分析の試み―
山本芳明  25
「春は馬車に乗つて」のドラマツルギー
十重田裕一  37
芥川文学に於ける狂気とモダニズム ―ストラテジーとしての〈病い〉―
田口律男  50
自然意識のモダニズム ―近代性から現代性へ―
大久保喬樹  65
モダニズムはざわめく ―モダニティと〈日本〉〈近代〉〈文学〉―
中川成美  76
匂いとしての〈わたし〉 ―尾崎翠の述語的世界―
近藤裕子  90
モダニズムの文法あるいは井伏鱒二
日高昭二 106
モダニズムの反復 ―金子光晴と「詩人」の回想―
城殿智行 122
自己可視のモダニズムと三島由記夫の〈反個性〉
佐藤秀明 136
展望 断想 ―研究の現状について
尾形明子 149
   「西方の人」を論じる憂鬱
海老井英次 155
   「羅生門」の〈語り〉
     ―教材研究におけるナラトロジー導入の可能性と問題点―
松本修 160
資料室 雑誌「季刊日本橋」細目 ―鏡花、荷風、潤一郎らをめぐって―
田中励儀 167
   「大日本言論報国会」(関西大学図書館所蔵)資料について
浦西和彦 172
書評 樋口一葉研究の現状と課題 ―近年の研究書から―
猪狩友一 179
   作品論の二つの型 ―細谷博『凡常の発見 漱石・谷崎・太宰』
   高橋博史『芥川文学の達成と模索
     ―「芋粥」から「六の宮の姫君」まで』―
前田久徳 188
   最近の宮沢賢治研究・雑感
栗原敦 195
ブックレビュー
   野山嘉正編『詩う作家たち ―詩と小説のあいだ―』
石割透 203
   伊藤淑人著『石川啄木研究 言語と行為』
戸塚隆子 204
   川名大著『昭和俳句 新詩精神の水脈』
伊藤一郎 205
   米倉巌著『「四季」派詩人の詩想と様式』
小野隆 206
   真銅正宏著『永井荷風・音楽の流れる空間』
南明日香 207
   高橋博史著『芥川文学の達成と模索
     ―「芋粥」から「六の宮の姫君」まで』
稲田智恵子 208
   森晴雄著『「桜の樹の下には」論 その他』
熊木哲 209
   森本穫著『阿部知二 ―原郷への旅―』
竹松良明 210
   菅本康之著『フェミニスト花田清輝』
杉浦晋 211
   一條孝夫著『大江健三郎 ―その文学世界と背景』
榎本正樹 212
   松田良一著『向田邦子 心の風景』
井上謙 213
   田所周著『近代文学への思索』
小泉浩一郎 214
   関谷一郎著『シドク 漱石から太宰まで』
関谷由美子 215
   村橋春洋著『夢の崩壊 ―日本近代文学一面』
太田一直 216
   平野栄久著『ドイツと日本の戦後文学を架ける』
金子幸代 217
   木村一信著『もうひとつの文学史「戦争」へのまなざし』
小林裕子 218
   佐藤宗子著『〈現代児童文学〉をふりかえる』宮
川健郎 219
日本近代文学会
第58集 (1998年 平成10年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
尾崎紅葉「紅白毒饅頭」論 ―ジャーナリズムとしての連載小説―
堀啓子  1
溢れでる身体、そして言葉 ―泉鏡花『外科室』試論―
鈴木啓子  15
旅をする文学 ―明治三○年代日本文学と東アジアネットワーク―
佐野正人  30
作品・作家情報・モデル情報の相関 ―『新声』の活動を視座として―
日比嘉高  44
蒲原有明とマラルメ
佐藤伸宏  58
柳田国男/田山花袋と〈樺太〉
  ―花袋の『アリユウシヤ』『マウカ』をめぐって―
五井信  71
「インデペンデント」の陥穽 ―漱石における戦争・文明・帝国主義―
朴裕河  85
『土』論 ―〈境界〉を超える者達―
関谷由美子  98
『街と村』論 ―罪の変容―
倉西聡 113
『豊饒の海』における「天皇」 ―欲望される〈絶対者〉―
奈良崎英穂 126
展望 〈文学〉から文学へ―
柴市郎 140
   西南戦争と文学
林原純生 145
   ヤポネシアン・ブックレビュー―
花田俊典 150
   最近の近代文学研究におけるある種の傾向について
     ―〈ホモ・アカデミクス〉の〈イデオロギー装置〉
林淑美 157
書評 「人と作品」という枠 ―大江健三郎をめぐる近年の研究書から―
島村輝 172
   歴史的把握の試み ―「児童文学」の多様性と総合性―
佐藤宗子 179
ブックレビュー
   高田知波著『樋口一葉論への射程』
峯村至津子 186
   高桑法子著『幻想のオイフォリー ―泉鏡花を起点として』
戸松泉 187
   鷗外研究会編『森鷗外「スバル」の時代』
山崎國紀 188
   陳明順著『漱石漢詩と禅の思想』
加藤二郎 189
   谷口巌著『『吾輩は猫である』を読む』
大野淳一 190
   石原千秋著『反転する漱石』
佐藤泰正 191
   下山嬢子著『島崎藤村』
紅野謙介 192
   佐々木雅発著『島崎藤村 ―『春』前後―』
新保邦寛 193
   村上林造著『土の文学 ―長塚節・芥川龍之介』
佐久間保明 194
   大津山国夫著『武者小路実篤研究 ―実篤と新しき村―』
寺澤浩樹 195
   江種満子・中山和子編著『総力討論 ジェンダーで読む『或る女』』
西垣勤 196
   永栄啓伸著『評伝 谷崎潤一郎』
西荘保 197
   アドリアーナ・ボスカロ編著『谷崎潤一郎 国際シンポジウム』
佐伯順子 198
   片山宏行著『菊池寛の航跡 ―初期文学精神の展開』
大西貢 199
   内田道雄著『内田百閒 ―『冥途』の周辺』
酒井英行 200
   野末明著『康成・鷗外 研究と新資料』
杉井和子 201
   古閑章著『作家論への架橋 ―"読みの共振運動論"序説』
池内輝雄 202
   山崎正純著『転形期の太宰治』
川崎和啓 203
   小林裕子著『佐多稲子 ―体験と時間』
北川秋雄 204
   渡辺みえこ著『女のいない死の楽園 供犠の身体・三島由紀夫』
井上隆史 205
   小林幸夫・品田悦一・鈴木健一・高田祐彦・錦仁・渡部泰明編著
     『〈うた〉をよむ ―三十一字の詩学』
安森敏隆 206
   飛高隆夫著『近代の詩精神』
國生雅子 207
   坪井秀人著『声の祝祭 日本近代詩と戦争』
安智史 208
   板根俊英著『萩原朔太郎 ―詩の光芒―』
松村まき 209
   坂本正博著『金井直の詩 ―金子光晴・村野四郎の系譜―』
東順子 210
   小森陽一・紅野謙介・高橋修編著
     『メディア・表象・イデオロギー ―明治三十年代の文化研究』
畑有三 211
   大久保喬樹著『森羅変容 ―近代日本文学と自然』
今橋映子 212
   藤森清著『語りの近代』
石田仁志 213
   和田敦彦著『読むということ テクストと読書の理論から』
関礼子 214
   一柳廣孝著『催眠術の日本近代』
市川祥子 215
日本近代文学会
第59集 (1998年 平成10年 10月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
彼らの独歩 ―『文章世界』における「寂しさ」の瀰漫―
飯田祐子  1
『道草』 ―〈物語〉への異議―
藤尾健剛  16
佐藤春夫「西班牙犬の家」論 ―夢〈見る〉心地―
海老原由香  29
〈改造〉時代の学級王国 ―谷崎潤一郎『小さな王国』論―
日高佳紀  43
「藪の中」における「語らない」ことへの一視点―方法としての歴史的共時性―
高橋龍夫  57
探偵小説、群衆、マルクス主義 ―平林初之輔の探偵小説論―
菅本康之  71
記述としての観察者 ―「順子もの」への視点―
上田穂積  86
井伏鱒二「シグレ島叙景」からの眺望 ―アイロニーとしての都市小説―
新城郁夫 100
偶然という問題 ―昭和一〇年前後の自然科学および哲学と文学―
真銅正宏 114
「風博士」論 ―小谷部全一郎の戯画化をめぐって―
小林真二 126
展望 私小説、そして/あるいは自然主義、この呪われた文学
大杉重男 138
   いかに〈女子供〉を語るか
久米依子 143
   近代文学研究に関するインターネットのインフラ整備を……
木村功・信時哲朗 149
書評 研究の自己言及性について ―近年の藤村研究書から―
高橋昌子 157
   詩的表現史論の新階梯
     ―坪井秀人『声の祝祭 日本近代詩と戦争』のアクチュアリテ―
中村三春 164
研究ノート
   『定本横光利一全集』の補充など
保昌正夫 171
ブックレビュー
   田中邦夫著『二葉亭四迷『浮雲』の成立』
尾形国治 174
   尾西康充著『北村透谷論 ―近代ナショナリズムの潮流の中で―』
九里順子 175
   桑原三郎監修『巖谷小波日記 翻刻と研究』
木谷喜美枝 176
   田中励儀著『泉鏡花 文学の成立』
須田千里 177
   岩佐壮四郎著『抱月のベル・エポック』
鎌倉芳信 178
   内田道雄著『夏目漱石 「明暗」まで』
三上公子 179
   関谷由美子著『漱石・藤村〈主人公〉の影』
吉川豊子 180
   栗田廣美著『亡命・有島武郎のアメリカ ―〈どこでもない所〉への旅』
吉田司雄 181
   川鎭郎著『有島武郎とキリスト教並びにその周辺』
宮野光男 182
   宮沢賢治学会イーハトーブセンター『「春と修羅」第二集研究』
大塚常樹 183
   細谷博著『太宰治』
鶴谷憲三 184
   小笠原幹夫著『歌舞伎から新派へ』
林廣親 185
   佐伯順子著『「色」と「愛」の比較文化史』
中澤千磨夫 186
   飯田祐子著『彼らの物語 ―日本近代文学とジェンダー―』
生方智子 187
   和田博文編『近現代詩を学ぶ人のために』
山本康治 188
金井景子・金子明雄・紅野謙介・小森陽一・島村輝著
     『文学がもっと面白くなる』
日高昭二 189
   榎本正樹著『文学するコンピュータ』
市川毅 190
日本近代文学会
第60集 (1999年 平成11年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
"母の言葉" ―泉鏡花「化鳥」をめぐって―
森田健治  1
泉鏡花の〈越前もの〉と東京 ―「水鶏の里」と江島伝助のモデルから―
市川祥子  16
〈独習〉と〈添削〉と ―佐藤義亮の講義録―
宮崎睦之  28
文学的欲望の行方 ―日露戦争期における〈未亡人小説〉の消長 ―
大久保健治  41
「現在」という水源 ―永井荷風『すみだ川』私論―
中村良衛  56
『こころ』 ―闘争する「書物たち」―
篠崎美生子  70
アジアヘの旅愁 ―横光利一の〈外地〉体験―
黒田大河  83
『暁の寺』と唯識論 ―『豊饒の海』への視角―
柴田勝二  97
展望 〈文化研究〉の射程
高橋修 111
   「文学研究」の再編成の秋に
戸松泉 117
研究ノート
   太宰治草稿の翻刻をめぐって
安藤宏 124
書評 漱石の〈顔〉 ―『漱石研究』あるいは小森陽一・石原千秋の漱石論―
片岡豊 128
   〈作家〉の神話をいかに超えるか ―近年の有島武郎研究をめぐって―
川上美那子 134
   ジェンダー研究とフェミニズムの危うい関係
     ―近年のジェンダー研究書から―
小平麻衣子 141
ブックレビュー
   秋山勇造著『埋もれた翻訳 ―近代文学の開拓者たち―』
宇佐美毅 148
   清水孝純著『漱石 そのユートピア的世界』
有光隆司 149
   西村好子著『散歩する漱石 詩と小説の間』
村瀬士朗 150
   半田淳子著『永遠の童話作家 鈴木三重吉』
宮澤健太郎 151
   平岡敏夫著『石川啄木論』
米田利昭 152
   新・フェミニズム批評の会編『「青鞜」を読む』
米村みゆき 153
   山田俊治著『有島武郎 〈作家〉の生成』
大野亮司 154
   橋本迪夫・坂本育雄・寺田清市編『広津和郎著作選集』
柳沢孝子 155
   谷口絹枝著『蒼空の人・井上信子 ―近代女性川柳家の誕生―』
北川秋雄 156
   羽鳥徹哉・原善編『川端康成 全作品研究事典』
玉村周 157
   小笠原克著『小林多喜二とその周圏』
前田角蔵 158
   石内徹著『神西清文藝譜』
猪熊雄治 159
   大塚梓・田中俊廣編『伊東静雄青春書簡 ―詩人への序奏―』
飛高隆夫 160
   外村彰執筆『外村繁書誌稿』
久保田暁一 161
   福島行一著『大仏次郎の横浜』
花崎育代 162
   金井景子・小林裕子・佐藤健一・藤本寿彦編『幸田文の世界』
宮内淳子 163
   二瓶浩明著『宮本輝 宿命のカタルシス』
愛川弘丈 164
   酒井英行著『宮本輝論』
山崎眞紀子 165
   前田角蔵著『文学の中の他者 ―共存の深みヘ―』
島村輝 166
   紅野敏郎著『大正期の文芸叢書』
竹松良明 167
   坂敏弘著『日本近代文学の書誌研究』
酒井敏 168
   ハワード・ヒベット+日本文学と笑い研究会編『笑いと創造 第一集』
小林真二 169
日本近代文学会

第61集~第70集

第61集~第70集

第61集 (1999年 平成11年 10月15日発行)  ダウンロード
〈特集〉 文学の「場」 ―「受容」と「研究」のはざま―
明治十年代末期における「唱歌/軍歌/新体詩」の諸相
榊祐一  1
"芸術"の成型 ―〈美術〉と〈文学〉の場および抱月・花袋・天渓―
中山昭彦  14
『心』における公表問題のアポリアー ―虚構化する手記
松澤和宏  29
宮沢賢治と〈映画的〉想像力 ―同時代映画を起点として―
平澤信一  43
映画と遠ざかること ―谷崎潤―郎と『春琴抄』の映画化―
城殿智行  59
〈あのれきしあ〉と〈ぶりみあ〉は語る
  ―摂食障害と映画・小説・マンガそして詩―
坪井秀人  73
個と普遍の認識 ―『小説神髄』の陰画―
山本良  89
『化銀杏』についての一考察 ―同時代の衛生思想との関連において―
三品理絵 103
森鷗外『金毘羅』論 ―「青い花」の余香―
大塚美保 119
二十世紀が封印したもの ―『夜明け前』の平田学認識とその背景―
高橋昌子 131
国枝史郎「神州纐纈城」試論
清水潤 144
太宰治「フォスフォレッセンス」論
大國眞希 158
展望 中国で「日本近代文学」を語ることの奇妙な捩れ
田口律男 172
   インターネットと研究
八木恵子 178
   大学をとりまく諸問題 ―文学研究・教育・文学部解体―
山崎一穎 184
研究ノート
   子規という先達
谷川恵一 191
   日本近代文学館編『文学者の日記』について
曾根博義 194
   注釈という読み方
石原千秋 198
書評 歴史的であること ―最近の中野重治研究者・評論集について―
佐藤健一 202
ブックレビュー
   北川秋雄著『一葉という現象 ―明治と樋口一葉』
出原隆俊 211
   赤井恵子著『漱石という思想の力』
小倉脩三 212
   石原千秋著『漱石の記号学』
   小森陽―・石原千秋編『漱石を語る』1・2
一柳廣孝 213
   大竹雅則著『漱石 その遐なるもの』
藤尾健剛 214
   堀江信男著『石川啄木 ―地方、そして日本の全体像への視点―』
太田登 215
   千葉正昭著『記憶の風景 ―久保田万太郎の小説―』
中村三代司 216
   原善著『川端康成 ―その遠近法―』
片山倫太郎 217
   田村充正・馬場重行・原善編『川端文学の世界1~5』
小菅健一 218
   竹内栄美子著『中野重治〈書く〉ことの倫理』
木村幸雄 219
   村田秀明薯『中島敦『李陵』の創造 ―創作関係資料の研究―』
山下真史 220
   岩本晃代著『蔵原伸二郎研究』
安藤靖彦 221
   持田叙子著『折口信夫 独身漂流』
高橋広満 222
   宮内洋淳子著『藤枝静男論 タンタルスの小説』
平野栄久 223
   和田勉著『古井由吉論』
芹澤光興 224
   野村喬著『傍流文学論』
今村忠純 225
   秋山公男著『近代文学 弱性の形象』
花田俊典 226
   分銅惇作編『近代文学論の現在』
大屋幸世 227
   渡邉正彦著『近代文学の分身像』
浜田雄介 228
   島村輝著『臨界の近代日本文学』
小関和弘 229
   和田博文著『テクストのモダン都市』
中沢弥 230
   半田美永著『伊勢志摩と近代文学』
首藤基澄 231
   寺本喜徳編『山陰新開文芸記事総覧』(明治15年~大正元年)
池内輝雄 232
日本近代文学会

第62集 (2000年 平成12年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
「素人」の時代の戦略 ―劇評家・饗庭篁村と三木竹二
神山彰  1
広津柳浪と泉鏡花 ―『親の因果』と「化銀杏」の関係―
吉田昌志  14
「汽車論」の隠喩 ―夏目漱石「草枕」をめくって―
加藤禎行  28
「趣味の遺伝」論
小橋孝子  42
「南京の基督」論 ―〈物語〉と語り手―
五島慶一  57
『冥途』にさすらうことば
山口徹  70
坂口安吾『吹雪物語』論序説 ―〈ふるさと〉を語るために―
大原祐治  84
「デンドロカカリヤ」と前衛絵画 ―安部公房の「変貌」をめぐって―
鳥羽耕史  98
記憶する男 記憶をつかさどる女 記憶の絶滅 ―三島由紀夫の「記憶の編成」―
柳瀬善治 112
〈文字〉という「ことば」 ―李良枝『由熈』をめぐって
上田敦子 128
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
シンポジウム 文化研究の可能性 ―『こゝろ』を素材にして―
司会者からの基調報告
(司会)大杉重男 144
明治の精神と心の自律性
大澤真幸 150
読む・書く・死ぬ ―夏目漱石『こゝろ』のオペレーション―
大野亮司 166
表象テクストと断片性
 ―ポストモダニズムとカルチュラル・スタディーズとの「節合」をめぐって―
中村三春 182
討論
(司会)城殿智行 193
展望 大学における日本文学研究・教育の現状と将来
石田忠彦 219
研究ノート
   全集作り ―『定本佐藤春夫全集』に即して―
須田千里 226
   長崎原爆への一視点
長野秀樹 231
書評 新資料の発掘と文学研究―鷗外・一九九九年の研究状況を踏まえつつ―
須田喜代次 234
   文学研究の位置と感情 ―プロレタリア文学とモダニズムを繋ぐ―
中川成美 241
   「生誕百年」の川端康成
高橋真理 250
ブックレビュー
   泉鏡花研究会編『論集 泉鏡花 第三集』
三品理恵 258
   加藤二郎著『漱石と禅』
内田道雄 259
   石内徹著『荷風文学考』
網野義紘 260
   佐々木英昭編注 根岸正純共同注釈
     『日文研叢書18 詳注煤煙 森田草平 原著』
岩見照代 261
   米山禎一著『『白樺』精神の系譜』
大津山国夫 262
   上杉省和著『智恵子抄の光と影』
黒澤亜里子 263
   斉藤英雄著『山頭火・虚子・文人俳句』
瓜生鐡二 264
   松澤信祐著『新時代の芥川龍之介』
宮坂覺 265
   長野隆著『抒情の方法 朔太郎・静雄・中也』
勝原晴希 266
   浦西和彦著『伊藤永之介文学選集』
北条常久 267
   長野隆編『シンポジウム太宰治 その終戦を挟む思想の転位』
樫原修 268
   松田良一著『山田詠美 愛の世界』
木股知史 269
   和田博文・大橋毅彦・真鍋正宏・竹松良明・和田桂子編
     『言語都市・上海 1840―1945』
田口律男 270
日本近代文学会

第63集 (2000年 平成12年 10月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
〈癩〉=「遺伝」説の誕生 ―進化論の移入と明治文学―
奈良崎英穂  1
「アイヌ」を象る文学
内藤千珠子  17
書を持て、旅に出よう ―明治三〇年代の旅と〈ガイドブック〉〈紀行文〉―
五井信  31
〈世界〉を憂える青年 ―斎藤野の人から武者小路実篤へ―
亀井志乃  45
〈赤光〉の時代 ―第一次大戦期の短歌表現―
中山弘明  60
横光利一「ある長篇」(『上海』)再考 ―和辻哲郎の思想を補助線に―
山本亮介  72
断絶された〈風景〉への対話 ―「空襲都日記」の「海野十三」―
吉川麻里  86
エイズの表象
木村功 100
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
シンポジウム 「戦争の記憶」
司会者からの趣旨説明
(司会)花崎育代 116
記憶の語り直し方
上野千鶴子 119
戦後文学の再検討
神谷忠孝 130
「戦後的」思考と記憶の修辞学
紅野謙介 135
戦争と記憶、一九七〇年前後
成田龍一 150
討論
(司会)杉浦晋 花崎育代 158
展望 大学における日本文学研究・教育の現状と将来
     ―いわゆる文系基礎学の存立について―
槙林滉二 181
   没後三十年を迎えた三島文学
井上隆史 188
   韓国における日本近代文学研究の現状
朴裕河 195
研究ノート
   文学史家の夢 ―漱石も鷗外も―
平岡敏夫 201
   デジタル時代の資料管理
青木稔弥 205
   日本統治期の韓国人作家と日本語
申銀珠 208
書評 「小説」(論)の越し方、行く末
     ―亀井秀雄著『「小説」論』および『明治文学史』をめぐって
梅澤宣夫 212
   泉鏡花論の現在 ―最新の論集・雑誌から―
種田和加子 221
   演劇・戯曲・文学 ―野村喬『點描演劇史』
     ・井上理恵『近代演劇の扉をあけるドラマトゥルギーの社会学』
森井直子 227
ブックレビュー
   山崎甲一著『芥川龍之介の言語空間』
清水康次 234
   竹盛天雄著『明治文学の脈 ―鷗外・漱石を中心に―』
        『學藝小品森鷗外/稲垣達郎』
清田文武 235
   三田英彬著『反近代の文学』
大野隆之 236
   林進著『三島由紀夫とトーマス・マン』
杉山欣也 237
   久保田暁一著『外村繁の世界』
外村彰 238
   川端文学研究会編『世界の中の川端文学』
石川巧 239
   高橋夏男著『流星群の詩人たち』
和田博文 240
   中川成美・長谷川啓編『高橋たか子の風景』
吉川豊子 241
   保昌正夫著『横光利一 ―菊池寛・川端康成の周辺―』
羽鳥徹哉 242
   近藤典彦著『啄木短歌に時代を読む』
小川武敏 243
   紅野敏郎著『文芸誌譚 ―その「雑」なる風景1910―1935』
江頭太助 244
   平岡敏夫著『漱石 ある佐幕派子女の物語』
相原和邦 245
   星野晃一著『犀星 句中游泳』
戸塚隆子 246
   真銅正宏著『ベストセラーのゆくえ 明治大正の流行小説』
木谷喜美枝 247
   大橋毅彦著『室生犀星への/からの地平』
一色誠子 248
   永平和雄著『江馬修論』
大井田義彰 249
   一條孝夫著『藤野古白と子規派・早稲田派』
金井景子 250
   西田谷洋著『語り 寓意 イデオロギー』
山田俊治 251
   山崎一穎著『森鷗外 明治人の生き方』
小林幸夫 252
   浅野洋・芹澤光興・三嶋譲編『芥川龍之介を学ぶ人のために』
溝部優実子 253
   前田久徳著『谷崎潤一郎 物語の生成』
千葉俊二 254
   ハワード・ヒベット+日本文学と笑い研究会編『笑いと創造 第二集』
守安敏久 255
   岡本勝人著『ノスタルジック・ポエジー戦後の詩人たち』
宮崎真素美 256
   平岡敏夫著『森鷗外 ―不遇への共感』
山崎國紀 257
   金子明雄・高橋修・吉田司雄編
     『ディスクールの帝国 ―明治三〇年代の文化研究』
関礼子 258
   酒井敏・原國人編『森鷗外論集 歴史に聞く』
野村幸一郎 259
   大塚常樹著『宮沢賢治 心象の記号論』
中地文 260
日本近代文学会


第64集 (2001年 平成13年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
二葉亭四迷『浮雲』創作の目的論的契機とモデル作品 ―グリボエードフ『知恵の悲しみ』
  及びゴンチャロフ『断崖』からの借用形態について―
小林実  1
プロットと〈欲望〉のパラダイム
  ―田山花袋『蒲団』における「事件」をめぐる語り―
生方智子  15
〈紀行文〉の作り方 ―日露戦争後の紀行文論争―
佐々木基成  29
消えたラビリンス ―「玉の井」の政治学―
嶋田直哉  43
不在の回帰/回帰の不在 ―高橋新吉の戦後―
野本聡  59
梁石日「夜を賭けて」論 ―想像力の国境線は越えられるか―
宮沢剛  73
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
小特集 境界・交通としての〈翻訳〉 ―〈他者性〉をめぐって―
言語間翻訳をめぐる言説編成
榊原理智 [ 1]
  ―「たけくらべ」"Growing Up""Child's Play"を視座として―
274
〈文化〉の政治学
朴裕河 [15]
  ―柳宗悦と近代韓国の自己構成をめぐって―
260
「翻訳の政治」
竹村和子 [29]
  ―誰に出会うのか―
246
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
展望 特集・日本近代文学会創立五十年 ―回顧と展望―
   先輩・友人たちとともに
紅野敏郎  89
   思い出すまゝ
藪禎子  93
   学会の歴史のなかで
山崎國紀 101
   「本質主義」という批判への疑問
江種満子 107
   「研究と批評の接点」以後
石井和夫 115
   「同じアホなら」踊らない! ―「何よりダメな」教員達―
関谷一郎 119
   五〇年史編纂で考えたこと
     ―記録保存・ウェッブ・データベース・研究動向
渡邉正彦 125
   フェミニズム・インターネット・文学研究
根岸素子 131
   「研究と批評」再び石原千秋
139
   『近代読者の成立』という生成する書物の可能性
金子明雄 147
   これからについて
飯田祐子 155
研究ノート
   北欧(ノルウェー)における「日本近代文学」研究
安倍オースタッド玲子 161
   『徳田秋聲全集のこと』
松本徹 167
   立原道造「鮎の歌」に関する新発見
     ―アンリエツトと〈北の道〉をめぐって―
渡部麻実 171
書評 歴史の作業の歴史性について
     ―鈴木登美『語られた自己』、小森陽一『日本語の近代』―
佐藤泉 177
   二十一世紀の漱石 ―「間テクスト性」の問題をめぐって―
佐藤裕子 185
   「歴史化」されるナショナリズム
田口律男 193
ブックレビュー
   長谷川啓責任編集『〈転向〉の明暗「昭和十年前後」の文学
川津誠 201
   須波敏子著『円地文子論』
山下若菜 202
   高木文雄著『六書校合 定本「坊つちゃん」』
大野淳一 203
   安川里香子著『森鷗外『北游日乗』の足跡と漢詩』
井澤恒夫 204
   中川成美著『語りかける記憶』
近藤裕子 205
   筑波大学文化批評研究会編
   『植民地主義とアジアの表象』『多文化社会における〈翻訳〉』
五味渕典嗣 206
   栗田靖著『河東碧梧桐の基礎的研究』
坪内稔典 207
   玉井敬之編『漱石から漱石へ』
松下浩幸 208
   秋山勇造著『明治翻訳異聞』
大沼敏男 209
   佐藤裕子著『漱石解読〈語り〉の構造』
丸尾実子 210
   平林一著『島崎藤村/文明論的考察』
中山弘明 211
   関口安義・庄司達也編『芥川龍之介全作品事典』
布施薫 212
   増田周子著・編『宇野浩二文学の書誌的研究』『宇野浩二書簡集』
蔀際子 213
   筑波大学近代文学研究会編『明治期雑誌メディアにみる〈文学〉』
和田敦彦 214
   勝呂奏著『荒野に呼ぶ声 ―小川国夫文学の樞奥―』
宮坂覺 215
   中島礼子著『国木田独歩 ―短編小説の魅力』
新保邦寛 216
   山田俊治・十重田裕一・笹原宏之編著
     『山田美妙『竪琴草紙』本文の研究』
甘露純規 217
   栗原敦著『詩が生まれるところ』
田村圭司 218
   小田島本有著『小説の中の語り手「私」』
松本修 219
   渡邊澄子編『女性文学を学ぶ人のために』
山崎眞紀子 220
   西原千博著『掘辰雄試解』
岡崎直也 221
日本近代文学会

第65集 (2001年 平成13年 10月15日発行)  ダウンロード
特集 解釈の政治学 ─注釈・翻訳・編集―
〈終り〉をめぐる政治学 ─『浮雲』の結末―
高橋修  1
第一次『明星』誌上の与謝野晶子 ─リテラシーとジェンダーの観点を中心に―
関礼子  14
海峡を越えた「国民文学」 ─朝鮮における「不如帰」の受容をめぐって―
権丁熙  30
「白衣」という表象
権錫永  44
「禅をする女」はどう読まれたか ―『草枕』と『煤煙』―
佐々木英昭  59
本文と注釈
須田千里  73
江戸川乱歩『幽霊搭』論 ─翻案テクストのストラテジー―
小松史生子  87
翻訳についての原理的考察 ─異文化論の陥穽―
綾目広治 103
近代文学と近代出版流通システム〔講演〕
小田光雄 116
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
歴史を語る芝居 ─明治初年~十年代における〈演劇〉と〈歴史〉―
吉岡亮 136
〈文芸と人生〉論議と青年層の動向
日比嘉高 150
やがて終わるべき同性愛と田村俊子 ─『あきらめ』を中心に―
浅野正道 163
〈理想的批評家〉の誕生 ─振る舞いとしての大正期文学論争―
大久保健治 179
「歴史」を書くこと ─坂口安吾「真珠」の方法―
大原祐治 193
展望 高等教育は何処へ行く
栗坪良樹 208
   〈口承〉研究といまここ ─「近代文学」としての「口承=文学」―
高木史人 215
   文学の身体、この紙、この炉
城殿智行 222
研究ノート
   「小説神髄」再読 ─所謂馬琴批判とされる文脈を主として―
中野三敏 229
   ジェンダー・フリー教育における国語教材の課題
     ─金井景子編著『ジェンダー・フリー教材の試み』をめぐって―
藤田和美 238
   交差する文化のはざまで
蕭幸君 245
書評 太宰治研究の現況
安藤宏 250
   相馬庸郎著『深沢七郎 ─この面妖なる魅力』
平野栄久 257
   兵藤裕己著『〈声〉の国民作家・日本』─「国民」という物語の対象化―
黒田大河 261
   山本芳明著『文学者はつくられる』
西田谷洋 265
   山田有策著『深層の近代 鏡花と一葉』
越野格 269
   品田悦一著『万葉集の発明 国民国家と文化装置としての古典』
木股知史 273
   藤井淑禎著『小説の考古学へ 心理学・映画から見た小説技法史』
江藤茂博 277
   海老井英次著『開化・恋愛・東京 漱石・龍之介』
林圭介 281
   江種満子・井上理恵編『20世紀のベストセラーを読み解く
     ─女性・読者・社会の100年―』 ─流行と女性性のはざまで―
真銅正宏 284
紹介 中尾務著『小島輝正ノート』
鈴木直子 288
   小田晋・栗原彬・佐藤達哉・曾根博義・中村民男編
     『『変態心理』と中村古峡』
永井太郎 289
   松本徹・佐藤秀明・井上隆史編
     『三島由紀夫事典』『三島由紀夫論集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』
奈良崎英穂 290
   渡邊澄子著『青鞜の女・尾竹紅吉伝』
中山清美 292
   坪井秀人編著『偏見というまなざし 近代日本の感性』
木村功 293
   木村有美子著『内田魯庵研究 明治文学史の一側面』
片岡哲 294
   明里千章著『谷崎潤一郎 自己劇化の文学』
畑中基紀 295
   風穴眞悦著『地方文学史〓[ミ+玄]々』
坂敏弘 296
   越塚和夫著『無頼派とその周辺』
原卓史 297
   勝田和學著『流動する概念 ─漱石と朔太郎と─』
野呂芳信 298
   本多浩著『室生犀星伝』
篠崎美生子 299
   大屋幸世著『蒐書日記』(全二冊)
竹松良明 300
   山田吉郎著『前田夕暮研究 ─受容と創造─』
中西亮太 301
   酒井英行著『村上春樹 分身との戯れ』
   平野芳信著『村上春樹と《最初の夫の死ぬ物語》』
   村上春樹研究会編『村上春樹作品研究事典』
溝渕園子 302
   山敷和男著『芥川龍之介の芸術』
   佐藤嗣男著『芥川龍之介 ─その文学の、地下水を探る─』
   千石隆志著『芥川龍之介覚え書』
庄司達也 304
新刊案内
306
日本近代文学会

第66集 (2002年 平成14年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
言文一致の忘れ物 ―敬体の言文一致文体をめぐって―
疋田雅昭  1
「冒険」を語り出す場 ―泉鏡花「黒百合」試論―
西川貴子  16
野口米次郎の翻訳言語 ―第一次大戦期の日本文化論―
中山弘明  30
谷崎潤一郎『武州公秘話』と読者 ―メディア戦略とその不可能性―
日高佳紀  43
詩と批評の精神 ―一九二七年の中原中也と小林秀雄―
長沼光彦  56
青年論をめぐる〈太宰治〉の昭和十年前後
松本和也  68
文学と「一九四五・八・一五」言説
  ―中野重治「被圧迫民族の文学」をてがかりに―
高榮蘭  82
「弁証法」と「修辞」、あるいは「弁証法」としての「修辞」
  ―花田清輝『自明の理』の思索―
渡邊史郎  97
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
特集・シンポジウム 「文学研究の領土性」
〈領土性〉に関する二、三の注釈 ―シンポジウムの議論の前提として―
坪井秀人 112
ポストコロニアリズムと様々な同一性の用法について
酒井直樹 117
脱領土化の戦術 ―記述にむけて(文学史・日本・黄禍論)
中山昭彦 130
文学研究の危機/批判? ―文化主義と文化研究の狭間で―
李孝徳 145
日本文学は誰のものか
岡真理 155
討論
(司会)出原隆俊 坪井秀人 162
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
小特集 〈流通〉からみる日本近代文学
出発期「文藝春秋」のメディア戦略
十重田裕一 185
流通する〈国家〉、複製される〈信濃〉 ―地域リテラシーと領土の表象―
和田敦彦 202
文学研究書出版はどうなるか ―〔出版のためのテキスト実践技法〕の必然性―
西谷能英 218
課題としての出版 ―新規・零細出版社から―
松本功 222
百万の消費者よりも五百の愛読者 ―九州の一出版社から―
坂口博 226
展望 全入時代の大学教育と文学研究について
太田登 230
   変化する市場への対応 ―日本近代文学の行方―
徳永光展 236
   (研究季評)世俗的批評の〈神学的次元〉
     ―「9・11」・「複数の戦後」―
柳瀬善治 242
研究ノート
   フランスにおける日本文学 ―翻訳と研究の近況報告―
坂井セシル 249
   日中女性文学の相互紹介に携わって
原善 257
   帝国の辺境から植民地のフロンティアへ
    ―中間英「人間の壁」における八重山と植民地台湾―
朱恵足 264
書評 岩淵宏子・北田幸恵・沼沢和子編『宮本百合子の時空』
島村輝 270
   すが秀実著『「帝国」の文学 ―戦争と「大逆」の間―』
大野亮司 273
   澤正宏著『詩の成り立つところ ―日本の近代詩、現代詩への接近―』
阿毛久芳 277
   南富鎮著『近代文学の〈朝鮮〉体験』
     ―植民地の幻影・憂鬱・メランコリー―
顧偉良 281
   鈴木貞美著『梶井基次郎の世界』
古閑章 284
   菅聡子著『メディアの時代 明治文学をめぐる状況』
紅野謙介 288
   江種満子著『大庭みな子の世界 アラスカ・ヒロシマ・新潟』
宮内淳子 292
   柴田勝二著『三島由紀夫 魅せられる精神』
井上隆史 296
   山田有策著『幻想の近代 逍遥・美妙・柳浪』
山田俊治 299
   浦西和彦著『現代文学研究の枝折』
林淑美 303
紹介 細矢昌武編著『田澤稻舟研究資料』
峯村至津子 307
   鈴木貞美編『雑誌『太陽』と国民文化の形成』
五井信 308
   今川英子編『林芙美子 巴里の恋』
中谷いずみ 309
   塚越和夫著『続続明治文学石摺考』
宇佐美毅 310
   秋山公男著『近代文学 美の諸相』
清水潤 311
   奥田弘著『宮沢賢治 研究資料探索』
秋枝美保 312
   小田切秀雄先生を囲む会編『小田切秀雄研究』
大塚博 313
   筑波大学近代文学研究会編『明治から大正へ ―メディアと文学』
内藤寿子 314
   干耀明著『周作人と日本近代文学』
瀧田浩 315
   竹内清己編『堀辰雄事典』
渋谷香織 316
   上田博著『石川啄木歌集全歌鑑賞』
   国際啄木学会編『石川啄木事典』
神田重幸 317
   和田芳英著『ロシア文学者昇曙夢&芥川龍之介論考』
矢本浩司 319
   黒古一夫著『小田実「タダの人」の思想と文学
桒原丈和 320
   佐藤泉著『漱石 片付かない〈近代〉』
田中愛 321
日本近代文学会

第67集 (2002年 平成14年 10月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
〈勇士〉の肖像 ─『日清戦争実記』と読者―
酒井敏  1
変貌する「一葉」 ─明治三十~四十年代における「一葉」語りの諸相―
小川昌子  15
物象化される〈内面〉 ─日露戦争前後の〈日記〉論―
佐々木基成  30
女中は軍人と結婚すべきか ─志賀直哉「佐々木の場合」―
古川裕佳  43
「魂」の亀裂 ─近松秋江「黒髪」試論―
森岡卓司  56
谷崎潤一郎『卍』(初出稿)におけるテキストの生成と変容
  ─昭和初年代の〈方言〉使用と〈他者〉認識―
宮崎靖士  70
論争する民衆詩派 ─白鳥省吾VS.北原白秋 その周辺―
安智史  85
ポエジイ・ポリティクス ─モダニスト保田與重郎の肖像―
西村将洋  99
板垣鷹穂と〈機械〉
  ─「機械のリアリズム」と「プチ・ブルジョワ・インテリゲンチャ」―
鈴木貴宇 144
旅人が見る故郷 ─風土記としての「津軽」―
山口浩行 128
展望 韓国と日本の国文学研究の交流について─韓国近代文学研究の立場から―
渡辺直紀 142
   《共同研究》にかんするささやかな提案
五味渕典嗣 148
   "分析"="記述"と"教養主義"の去就
中山昭彦 155
   教育改革、教科書、文学教育をめぐって考えること
金井景子 161
   漱石と「大逆」事件論争の行方
押野武志 168
研究ノート
   樋口一葉日記と千蔭流
鈴木淳 174
   「文学は注釈をつけるものではない」
宗像和重 181
   文学研究の政治性と経略性
南富鎮 188
   石川淳の〈辻小説〉 ─『北海道新聞』掲載の「平常心」について―
山口俊雄 195
書評 松井貴子著『写生の変容 ─フォンタネージから子規、そして直哉へ―』
藤森清 201
   細谷博著『小林秀雄論 ─〈孤独〉から〈無私〉へ』
関谷一郎 205
   戸松泉著『小説の〈かたち〉・〈物語〉の揺らぎ
     ─日本近代小説「構造分析」の試み』
石原千秋 209
   椎名麟三研究会編『論集 椎名麟三』
宮坂覺 214
   須藤宏明著『疎外論 ─日本近代文学に表れた疎外者の研究』
片山倫太郎 217
   山内由紀人著『神と出会う ─高橋たか子論』
須浪敏子 221
   清水良典著『笙野頼子 虚空の戦士』
中村三春 225
   関口安義著『恒藤恭とその時代』
篠崎美生子 229
   泉鏡花研究会編『論集 昭和期の泉鏡花』
吉田昌志 232
   日比嘉高著『〈自己表象〉の文学史 ─自分を書く小説の登場―』
金子明雄 236
   和田敦彦著『メディアの中の読者 ─読書論の現在』
井澤恒夫 239
   柴口順一著『大岡昇平と歴史』
根岸泰子 243
紹介 佐藤泰正編『戦争と文学』
榊佑一 247
   酒井敏・原國人編『森鷗外論集 出会いの衝撃』
瀧本和成 248
   浅田隆・和田博文編『文学でたどる世界遺産・奈良』
柳沢孝子 249
   張偉著『野間宏文学と親鸞 ─悪と救済の論理─』
野中潤 250
   池内輝雄・成瀬哲生著『露伴随筆『潮待ち草』を読む』
関口博 251
   岡野幸江・長谷川啓・渡邊澄子編『売買春と日本文学』
藤木直実 252
   和田博文・真銅正宏・竹松良明・宮内淳子・和田桂子著
     『言語都市パリ1862-1945』
南明日香 253
   川村湊・文学史を読みかえる会
     『「戦後」という制度 戦後社会の「起源」を求めて』
杉浦晋 254
   国文学研究資料館編『明治の出版文化』
青木稔弥 255
   梅本宣之著『高見順研究』
小沢孝明 256
   塚越和夫・千石隆志著『漱石論考』
杉田智美 257
   河合道雄著
     『武士のなったキリスト者 押川方義 管見(大正・昭和篇)』
水本精一郎 258
   飯田祐子編『『青鞜』という場 ─文学・ジェンダー・〈新しい女〉─』
山岸郁子 259
   秋山勇造著『明治のジャーナリズム精神 幕末・明治の新聞事情』
大塚香 260
   南富鎭著『近代日本と朝鮮人像の形成』
石田仁志 261
日本近代文学会

第68集 (2003年 平成15年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
構成される「少女」 ―明治期「少女小説」のジャンル形成―
久米依子  1
主体を透明化させるための論理
  ―柳宗悦初期の〈科学〉をめぐる言説の持つ意味―
西山康一  16
われわれの内なる《アメリカ》 ―『痴人の愛』と〈排日移民法〉言説─
五味渕典嗣  34
「書く」行為の背後にあるもの ―宮沢賢治―
加藤邦彦  49
昭和十年前後の私小説言説をめぐって
  ―文学(者)における社会性を視座として―
松本和也  64
プロレタリアの娘・豊田正子 ―一九五〇年前後の〈書く〉場をめぐって―
中谷いずみ  78
近代文学のなかの短歌・短歌のなかの〈女〉 ―女歌論議をめぐって―
阿木津英  92
グランド・ゼロに立って〔講演〕
林京子 108
展望 谷崎潤一郎の「転換期」 ―『春琴抄』をめぐって―
水村美苗 118
   占領期雑誌データベースと雑誌『Intelligence』
山本武利 126
   「もの語り」の座標軸を立体化する
     ―メディア研究の視座から言と文の関係性を考える―
山口誠 130
   同じテクストを読む ―日本文学研究と日本文学―
中川成美 137
   二一世紀の中・日関係を築くために ―「日中・知の共同体の六年間」―
小森陽一 145
   で、どうしたいの?
跡上史郎 152
研究ノート
   「口承」oralityということ ―声、ことばの身体性―
兵藤裕己 158
   遠くからの声 ―中上健次の文字(書くこと)―
種田和加子 165
   共同体の〈声〉/複数の〈声〉 ―時局雑誌『声』と〈書く〉こと―
黒田大河 173
書評 花田俊典著『清新な光景の軌跡 ―西日本戦後文学史―』
新城郁夫 181
   『近代文学研究とは何か』刊行会編著
   『近代文学研究とは何か 三好好雄の発言』
田中実 185
   小森陽一著『歴史認識と小説 大江健三郎論』
石橋紀俊 189
   宮野光男著『有島武郎の詩と詩論』
佐々木さよ 192
   大塚美保著『鷗外を読み拓く』
青田寿美 195
   永渕朋枝著『北村透谷 ―「文学」・恋愛・キリスト教』
清水均 199
   槇林滉二著『槇林滉二著作集』第三巻
平岡敏夫 203
   伊藤氏貴著『告白の文学 森鷗外から三島由紀夫まで』
大久保健治 207
   栗田廣美著『死と飛躍・有島武郎の青春 ―〈優等生〉からの離脱―』
川上美那子 210
   紅野敏郎著『遺稿集連鎖 ―近代文学側面誌―』
谷沢永一 214
   澤正宏著『西脇順三郎のモダニズム「ギリシア的抒情詩」全篇を読む』
市川毅 218
   テレングト・アイトル著
     『三島文学の原型 ―始原・根茎隠喩・構造―』
山﨑義光 222
   米倉巌著『萩原朔太郎論攷 詩学の回路 回路の詩学』
山本康治 225
   樫原修著『小林秀雄 批評という方法』
細谷博 229
   長野隆著『長野隆著作集』(全三巻)
野呂芳信 232
   樋口一葉研究会編著『論集 樋口一葉Ⅲ』
中山和子 236
   清水孝純著『笑いのユートピア『我輩は猫である』の世界』
赤井恵子 239
   伊藤忠著『作品と歴史の通路を求めて 〈近代文学〉を読む』
森田健治 243
   山崎一穎著『森鷗外・歴史文学研究』
柴口順一 247
   山田俊治著『大衆文学がつくる明治の〈日本〉』
菅聡子 251
   飛ヶ谷美穂子著『漱石の源泉 創造への階梯』
小倉脩三 254
   大久保典夫著『岩野泡鳴の研究』
鎌倉芳信 258
   野村幸一郎著『森鷗外の歴史意識とその問題圏 ―近代的主体の構造―』
林正子 262
紹介 韓国日本近代文学会編著『日本近代文学 ―研究と批評― 1』
申銀珠 265
   鈴木健司著『宮沢賢治という現象 読みと受容への試論』
伊藤眞一郎 266
   橋本寛之著『都市大阪○文学の風景』
荒井真理亜 267
   高木伸幸著『井上靖研究序論 材料の意匠化の方法』
宮﨑潤一 268
   星野晃一編著『新生の詩』
竹本寛秋 269
   尾西康充・岡村洋子編著『プロレタリア詩人 鈴木泰治 作品と生涯』
佐藤健一 270
   水川隆夫著『漱石と仏教 則天去私への道』
加藤禎行 271
   半田美永著『佐藤春夫研究』
中村三代司 272
   布野栄一著『小林多喜二の人と文学』
松澤信祐 273
   村田秀明著『中島敦『弟子』の創造』
渡邊ルリ 274
日本近代文学会

第69集 (2003年 平成15年 10月15日発行)  ダウンロード
特集 「本文」の生成/「注釈」の力学
長田幹彦の位置 ―大正文学を長編小説の時代として〈注釈〉する―
山本芳明  1
『銀河鉄道の夜』の結末(第八三葉)を読む
   ―ミクロ・ジェネティックからマクロ・ジェネティックヘ―
松澤和宏  16
横光利一「面」(「笑はれた子」初出稿)の受容史―「本文」の流通と再生産―
島村健司  28
編集される本文 ―横光利一と「時間」の再検討―
十重田裕一  44
本文と注釈の問題 ―「決定版三島由紀夫全集」編集に関る立場から―
井上隆史  60
注釈としての〈削除〉 ―「山椒魚」本文の生成について―
戸松泉  74
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
「貧民窟」、その解釈と鑑賞の手引き
  ―明治二〇年代のスラム・ルポルタージュを巡って―
浅野正道  91
愛着の居場所、愛着という居場所
  ―志賀直哉初期作品に於ける男女の関係性をめぐって―
伊藤佐枝 108
左様なら。お君さん。 ―芥川龍之介「葱」と通俗小説―
五島慶一 123
家の交代劇 ―菊池寛『真珠夫人』における女主人公―
横濱雄二 138
新感覚派時代の横光利一 ―〈生活〉〈人生〉〈主観〉の磁場に抗して
掛野剛史 153
「母性」イデオロギーの中の「汽車のなか」
  ―中野重治における〈意味の反転〉―
兵頭かおり 168
金時鐘の詩を読む ―読むことの「自由」と書くことの不「自由」―
宮沢剛 182
展望 詩を選定すること、そして近現代詩研究の現在
阿毛久芳 200
   デジタルアーカイヴは「日本近代文学研究」を変えるか?
木戸雄一 207
   業界とジェンダー
内藤千珠子 214
研究ノート
   明治期地方新聞における再掲載作品の実態
浅岡邦雄 221
   著作目録を作るために ―泉鏡花・田中英光の場合―
田中励儀 229
   文学の認知的研究とは何か
西田谷洋 237
   「ありのまま」・「現世」・「世話」:〈近代小説〉という表象世界
上田敦子 245
書評 宮崎真素美著『鮎川信夫研究 ―精神の架橋―』
傳馬義澄 255
   吉田司雄・奥山文幸・中沢弥・松中正子・會津信吾・一柳廣孝・安田孝著
     『妊娠するロボット1920年代の科学と幻想』
湯浅篤志 259
   竹内清己著『日本近代文学伝統論 民族/芸能/無頼』
鷺只雄 263
   近藤裕子著『臨床文学論 ―川端康成から吉本ばななまで―』
高橋重美 267
   杉野要吉著『ある批評家の肖像平野謙の〈戦中・戦後〉―』
山口直孝 271
   目野由希著『明治三十一年から始まる『鴎外史伝』』
野村幸一郎 275
   乾口達司著『花田清輝論 ―吉本隆明/戦争責任/コミュニズム』
菅本康之 279
   真銅正宏・田口道昭・檀原みすず・増田周子編著
     『小林天眠と関西文壇の形成』
入江春行 283
   紅野謙介著『投機としての文学 活字・懸賞・メディア』
関肇 287
   白石喜彦著『石川達三の戦争小説』
本田孔明 291
   日高昭二著『菊池寛を読む』
片山宏行 295
   渡部直己著『かくも繊細なる横暴 日本「六八年」小説論』
石原千秋 299
   岩田ななつ著『文学としての『青鞜』』
米村みゆき 302
   山田有策著『制度の近代 ―藤村・鷗外・漱石―』
中山弘明 306
紹介 外村彰著『近江の詩人 井上多喜三郎』
西村将洋 310
   川端俊英著『『破戒』と人権』
深津謙一郎 311
   菊地弘著『小説家の風貌』
神田由美子 312
   浦西和彦著『河野多惠子文藝事典・書誌』
江種満子 313
日本近代文学会

第70集 (2004年 平成16年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
芥川龍之介とL-A・ブランキ『天体による永遠』
  ―〈政治の美学化〉あるいは〈監獄と詩〉をめぐって―
藤井貴志  1
宮沢賢治心象スケッチ「五〇八 発電所」から
  「〔雪と飛白石[ギャブロ]の峯の脚〕」へ
杉浦静  17
他者の言葉で詩うこと ―昭和初期における山之口獏の文体戦略をめぐって―
疋田雅昭  33
終わらない裁き、分有される記憶 ―竹山道雄と武田泰淳―
大原祐治  50
三島由紀夫「むすめごのみ帯取池[おびとりのいけ]」論
  ―〈劇場の熱狂〉復活への試み―
木谷真紀子  65
『センセイの鞄』と『石に泳ぐ魚』のセクシャリティ
  ―性的アジールとしての〈老い〉―
清水良典  80
老いを描く〔講演〕
岩橋邦枝  91
展望 懐かしい人 ―ジャン‐ジャック・オリガス氏の思い出―
中島国彦 102
   テクストの深海を探る ―生成の起源から未来へ―
吉田城 109
   オリエンタリズムと谷崎潤一郎
柴田勝二 117
   戯曲・演劇研究の現状と今後
林廣親 126
   モダニズムと都市 ―研究の現状と今後の展望―
和田博文 133
   「外」と「中」 ―『放浪記』のサバイバル―
飯田祐子 140
研究ノート
   大海の面、幾多の幻怪なもの、可哀らしい小々波 ―鷗外の歴史小説における
     秩序と混沌―
エマニュエル・ロズラン(久保田剛史訳) 148
   作文する少年たち ―『穎才新誌』創刊のころ―
齋藤希史 158
   軍記物語と現在をつなぐための一、二の断章
高木信 167
   〈文学〉のジェンダー ―「小説」と「女性」をめぐる
     近代日本文学史のポリティックス再考―
鈴木登美 177
   創られた被爆者詩人アラキ・ヤスサダをめぐる詩という言説
ホセア・ヒラタ 187
   「ヒロシマというとき」について ―Problematiquéなノート―
川口隆行 197
書評 山崎甲一著『夏目漱石の言語空間』
藤尾健剛 207
   田中保隆著『二葉亭・漱石と自然主義』
滝藤満義 211
   田中俊廣著『痛き夢の行方 伊東静雄論』
池川敬司 215
   栗坪良樹著『寺山修司論』
守安敏久 219
   酒井敏著『森鷗外とその文学への道標』
金子幸代 223
   石丸晶子著『有島武郎 ―作家作品研究―』
奥田浩司 227
   松澤和宏著『生成論の研究 テクスト 草稿 エクリチュール』
栗原敦 231
   野口裕子著『円地文子の軌跡』
高桑法子 235
   佐々木雅發著『芥川龍之介 文学空間』
田口律男 238
   山根知子著『宮沢賢治妹トシの拓いた道―『銀河鉄道の夜』にむかって』
大塚常樹 242
   木村瑞夫著『論攷 中島敦』
山下真史 246
   岸規子著『田山花袋作品研究』
五井信 250
   岩本晃代著『昭和詩の抒情 丸山薫・〈四季派〉を中心に』
米倉巖 254
   遠藤祐著『太宰治の〈物語〉』
花田俊典 258
   宮内俊介著『田山花袋論攷』
神田重幸 261
   田村修一著『芥川龍之介 青春の軌跡 ―イゴイズムをはなれた愛―』
水洞幸夫 265
   新城郁夫著『沖縄文学という企て 葛藤する言語・身体・記憶』
鈴木直子 269
   花崎育代著『大岡昇平研究』
根岸泰子 273
紹介 関口安義著『芥川龍之介の素顔』
石割透 277
   森田進著『詩とハンセン病』
奈良崎英穂 278
   菊池寛研究会編著『真珠夫人 本文編 注解・考説編』
山岸郁子 279
   藤井淑禎著『景観のふるさと史』
南明日香 280
   千葉一幹著『賢治を探せ』
奥山文幸 281
   三谷憲正著『オンドルと畳の国 近代日本の〈朝鮮観〉』
梶谷崇 282
   小野末夫著『国木田独歩論』
中島礼子 283
   杉野要吉著『わが「文学史」講義 ―近代・人間・自然―』
曾根博義 284
   黒古一夫著
     『作家はこのようにして生まれ、大きくなった大江健三郎伝説』
吉岡亮 285
   中澤千磨夫著『小津安二郎・生きる哀しみ』
畑中基紀 286
   首藤基澄著『近代文学と熊本 水脈の広がり』
國生雅子 287
   飛高隆夫著『梶井基次郎ノート』
大塚剛 288
   松本武夫著『井伏鱒二 「宿縁」への眼差』
寺横武夫 289
日本近代文学会

第71集~第80集

第71集~第80集

第71集 (2004年 平成16年 10月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
表象する〈青年〉たち ─『三四郎』『青年』―
生方智子  1
京城の音楽会 ─「朝鮮民族美術館設立後援 柳兼子音楽会」の諸相―
梶谷崇  17
探偵小説の中の〈監視権力〉 ─谷崎潤一郎「途上」における探偵と被疑者―
永井敦子  33
志賀直哉「雨蛙」論 ─〈男〉たちの〈美しい夫婦の物語〉―
田中絵美利  48
「図書館幻想」論 ─宮澤賢治における書記/読書行為の空間構成―
村瀬甲治  63
立原道造「中間者」の誕生 ─「方法論」とオスカー・ベッカー
  『美の果無さと芸術家の冒険性』を通して―
名木橋忠大  79
稲垣足穂『弥勒』論 ─『ショーペンハウエル随想録』をめぐって―
高橋孝次  95
大岡昇平『俘虜記』の創作方法 ─背景としての記録文学―
野田康文 111
『沈黙』と時代 ─第二バチカン公会議を視座として―
小嶋洋輔 125
〈誤訳〉のなかの真理 ─中国における『ノルウェイの森』の翻訳と受容―
孫軍悦 141
テクストにおけるクロス=ジェンダード・パフォーマンス
  ─太宰治『女生徒』から篠原一『ゴージャス』まで―
内海紀子 157
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
特集 〈戦後〉論の現在 ─文学を再配置する(シンポジウム基調報告)
戦後日本とアメリカニズム
吉見俊哉 173
戦後文化運動への一視角 ─山代巴・中井正一の実践と論理―
竹内栄美子 186
大きな物語と小さな物語
花田俊典 200
研究ノート
   政治神学と古典的公共圏 ─パウロ・空海・和歌
前田雅之 218
   国家アイデンティティーとカノン形成
     ─明治期における『源氏物語』の役割
ゲイ・ローリー 228
   山本有三『波』にみる〈家〉と〈血〉 ─昭和三年の「社会問題」
小嶋菜温子 236
   堀辰雄・外国文学に関するノート研究─ラベ、ゲラン、ノワイユ夫人ほか
渡部麻実 244
   フランス大衆小説の射程
     ─ウージェーヌ・シュー作『パリの秘密』を中心に
小倉孝誠 262
   写真/都市/文学─パリ研究からの領野
今橋映子 270
展望 韓国現代文学研究に関する一つの略図
金哲 277
   国民国家アイデンティティを乗り越える視点
     ─菅野須賀子と金子文子の事例
前みち子 283
   ブルーノ・タウト「もうひとつのニッポン」をめぐって
沢良子 290
   探偵小説と日本近代文学研究
横井司 297
執筆ノート
   『小林多喜二の文学』(松澤信祐)/『解釈と批評はどこで出会うか』(山下久樹)
   /『バロックの日本』(守安敏久)/『文林逍遙』(佐藤泰正)/『漱石・女性・
   ジェンダー』(中山和子)/『ジブリの森へ』『宮沢賢治を作った男たち』(米村
   みゆき)/『芥川龍之介の読書遍歴』(赤瀬雅子)/『久坂葉子全集』全三冊(佐
   藤和夫)/『平沢計七作品集』(大和田茂)/『鷗外と神奈川』(金子幸代)/
   『谷崎潤一郎』(山口政幸)/『倫理的で政治的な批評へ』(綾目広治)/『灰谷
   健次郎』『野間宏』(黒子一夫)/『『一握の砂』の研究』(近藤典彦)/『パリ
   ・日本人の心象地図 1867-1945』(和田博文)/『百年の跫音』上下(高良留美子)
   /『佐藤春夫作品研究』(遠藤郁子)/『一つの花 評伝今西祐行』(関口安義)/
   『探偵小説と日本近代』(吉田司雄)/『立原道造と山崎栄治』(景山恒男)/『小
   説の相貌』(古閑章)/『楽の音に魅せられた魂』(安川定男)/『アンチ漱石』
   (大杉重男)/『太宰治と外国文学』(九頭見和夫)/『精選晶子百歌』(入江春
   行)/『川端康成』(大久保喬樹)/『コントラテクスト論』(種田和加子)/
   『〈朝鮮〉表象の文化誌』(中根隆行)/『明治文学 ことばの位相』(十川信介)
   /『日本近代文学との戦い 後藤明生遺稿集』(乾口達司)/『フィールドワーク・
   大江健三郎研究』(鈴木健司)/『近代文学の風景』(西垣勤)
日本近代文学会

第72集 (2005年 平成17年 5月15日発行)  ダウンロード 
〈論文〉
泉鏡花「湯島詣」の成立と変容
田中励儀   1
佐野天声「大農」の問題系 ─明治四十年、演劇改良運動の挫折―
宮山昌治  17
夏目漱石「京に着ける夕」論 ─《鶴》の表現と正岡子規との関わりを中心に―
二宮智之  32
安重根へのまなざし ─漱石「門」と鷗外訳「歯痛」―
若松伸哉  44
永井荷風の浮世絵研究 ─ジャポニスムの視座―
南明日香  58
漂泊する知識人の自画像 ─安成貞雄と実業の時代―
村田裕和  73
踊る少女/書く少女 ─童謡舞踊・綴方その他―
坪井秀人  87
浪漫派のゴルフ ─『日本浪曼派』創刊前後―
西村将洋 103
福永武彦『海市』 ─構造と語り―
西田一豊 119
性愛と争闘 ─中上健次『熊野集』「偸盗の桜」「鬼の話」―
渡邊英理 132
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
小特集 幻視される古代/原郷としての日本
折口信夫 古代幻視の構造 ─天皇霊・みこともち・語部―
高橋広満 148
『古寺巡礼』と『大和路・信濃路』をつなぐもの
 ─堀辰雄「大和路」ノートの検証を中心に―
中島国彦 163
和辻哲郎の「古代」 ─『古寺巡礼』を中心に―
苅部直 177
書評論文
明治の紫式部はいかにしてあらわれるのか
 ─関礼子著『一葉以後の女性表現 文体・メディア・ジェンダー』を読む―
小川昌子 190
明治日本から帝国日本への転位と自画像
 ─中根隆行著『〈朝鮮〉表象の文化誌を読む―
長沢雅春 198
"認めること""知ること"へと向かうとき
 ―小林幸夫『認知への想像力・志賀直哉論』に関して―
大野亮司 207
提言 学際的(共同)研究の可能性
橋爪紳也/五十殿利治/池内了/細川周平/杉浦芳夫/垂水千恵/長谷川眞理子/
鎌田道隆/川村邦光/川嵜克哲/伊藤徹/長谷正人/滝沢恭司          256
研究ノート
   『パンテオン会雑誌』の歳月
ロバート キャンベル 241
   村嶋帰之のルポルタージュ
土屋礼子 248
   異文化圏の読者と乱歩ミステリー
王成 256
   「在りし日の歌」という詩集名はいつ付けられたのか
加藤邦彦 266
   物語における「偶然」と物語の「思想」
猪木武徳 274
展望
   二十世紀八十年代以来の近代文学研究に学ぶ
孟慶樞 281
   時代と文学への新たな眼差し
島村輝 290
   現代の創作と古典
中沢けい 297
   いったい誰が小説を読んでいるのか
藤井淑禎 303
   『保昌正夫一巻本選集』を読む
石田仁志/柳沢孝子 311
   日本学会事務センターと文部科学省の言語道断
曾根博義 318
資料室
   芥川龍之介の未定稿作品「肯定及否定」
庄司達也 326
執筆ノート
小倉斉/木股知史/細江光/田中俊廣/酒井敏/柴田勝二/永渕朋枝/宗像和重
高橋眞司/相馬庸郎/千種キムラ・スティーブン/一柳廣孝/千石英世/橋詰静子
渡邊澄子/秋枝美保/横手一彦/楊英華/外村彰/岩見幸恵/下山嬢子/滝藤満義
竹内栄美子/永栄啓伸/高田知波/半田美永/勝又浩/松澤和宏/浜田雄介/平岡敏夫
江種満子/内田道雄/高良留美子/岩淵宏子/川島秀一/竹内清己/宇佐美毅
333
日本近代文学会

第73集 (2005年 平成17年 10月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
末松謙澄『Genji Monogatari』刊行の辞に見る出版事情
―イギリスに対する文化イメージ操作と徳川昭武―
川勝麻里   1
空想と現実の接点 ─大津事件に先立つ西郷隆盛生存伝説―
小林実   16
「白鬼女物語」から「高野聖」へ ─森田思軒訳「金驢譚」の受容と方法―
野口哲也  33
鈴木三重吉「小鳥の巣」論 ─新ロマンチシズムとの関係から―
高野奈保  48
捕獲・介入・現前 ─漱石のいない写真―
前田潤   64
芥川龍之介「鼠小僧次郎吉」 ─講談本との関わりについて―
奥野久美子 80
小林秀雄の一断面 ─エンゲルス『自然弁証法』受容の周辺―
山本亮介  96
〈翻訳〉の織物 ─太宰治「地球図」精読―
松本和也 112
断種を語る文学 ─ハンセン病文学に見る〈優生〉への全体主義―
荒井裕樹 127
村上春樹と情報社会
柴田勝二 142
サブカルチャー/メディア/批評 ─マンガ批評と純粋テレビ―
北田暁大 156
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
小特集 研究としての事典-『大阪近代文学事典』刊行を記念して
『新文学』(全国書房)の大阪出版時代研究
─大阪作家と編輯者との交流を通して―
増田周子 171
織田作之助の「わが町」について
宮川康  186
〈河内もの〉の型 ─今東光「おんば」を中心に―
中谷元宣 204
書評論文
明治二〇年代の小説表現史の構築にむけて
 ─宇佐美毅著『小説表現としての近代』―
甘露純規 217
虚弱な身体/病む身体
 ─川島秀一著『表現の身体 藤村・白鳥・漱石・賢治』を読む―
中山弘明 224
〈南洋〉という視座を抜きにして「昭和文学」は語れない
 ―木村一信『昭和作家の〈南洋行〉』の意義―
土屋忍  231
〈自負〉と〈エロス〉・抵抗する「読者」の力
 ―江種満子著『わたしの身体、わたしの言葉 ジェンダーで読む日本近代文学』を読む―
飯田祐子 240
提言 東アジアの日本文学・日本文化研究―その課題と可能性―
渡辺 一民/安田 敏朗/丁 貴連/藤井 省三/王 信英
染谷 智幸/黄 英哲/申 寅燮/徳田 武 248
研究ノート
   「鴎外史」―「明治四十一年」の復権への試み
        ―「豊熟の時代」への疑問も―
山﨑國紀 274
   〈記憶〉の掘り起こしの一環として
        ―『「帝国」戦争と文学』にみる十五年戦争下の〈国民〉と〈文学〉―
長谷川啓 281
   『田村泰次郎選集』の刊行を機に―「肉体の悪魔」自筆原稿の検討―
尾西康充 292
   「探求ノート」
大嶋仁 303
展望
   文学展に関する若干の感想
中村稔 310
   『大阪近代文学事典』に思うこと
浦西和彦 314
   文学研究の基盤について―学会制度と文学事典とデータベースと―
紅野謙介 319
   荷風再生―貴族性と大衆性のはざまで―
真銅正宏 327
   ポストモダニズム文学の現状と展望―アメリカ文学の場合―
麻生享志 333
   近代文学研究とサブカルチャー―二〇〇五年度春季大会を契機として―
金子明雄/葛西まり子/高田知波/跡上史郎/
西田谷洋/深津謙一郎/久米依子/柘植光彦/米村みゆき 341
執筆ノート
山本洋/谷沢永一/山崎眞紀子/森本穫/北田幸恵/内藤千珠子/山本良/小林美恵子
大河内昭爾/野中潤/大和田茂/島村輝/竹内栄美子/浅野洋/沢豊彦/半田美永
細谷博/高阪薫・西尾宣明/藤澤全/木村真佐幸/中山和子/関口安義/外村彰
和田博文/松本徹/持田叙子/田村圭司/杉山欣也/眞有澄香/波潟剛/森英一 379
日本近代文学会
第74集 (2006年 平成18年 5月15日発行)  ダウンロード
特集 文学にとって〈通俗性〉とは何か
毒婦物の法廷 ―小新聞における〈通俗性〉の問題に関連して―
松原真    1
木村曙と独幹敖史 ―雑誌『貴女之友』にみる通俗教育―
白井ユカリ 16
紙面の中の「己が罪」 ─大阪毎日新聞「落葉籠」欄にみる読者たち―
鬼頭七美  32
黙殺される「私小説」 ─直木三十五『私 眞木二十八の話』の試み―
平浩一   47
〈論文〉
竹内隆信編『纂評 新體詩選』の試み ─〈花柳の情〉をうたうこと―
宮崎真素美 62
幸田露伴と山田寅次郎 ─「書生商人」と「酔興記」をつなぐもの―
出口智之  77
永井荷風『あめりか物語』は「日本文学」か?
日比嘉高  92
田舎教師の復讐 ─田山花袋『田舎教師』における自己肯定の方法―
永井聖剛 108
恐怖の転移 ─志賀直哉『祖母の為に』を中心に―
後藤聡子 124
封じられた舞台 ─文芸協会「故郷」以後の女優評価をめぐって―
小平麻衣子137
芥川龍之介とW・モリス『News from Nowhere』
 ─モリス受容を媒介とした〈美学イデオロギー〉分析―
藤井貴志 152
「探偵小説」以前 ─佐藤春夫『指紋』における〈謎解き〉の枠組み─
生方智子 168
郷土芸術・田園・地方色
椋棒哲也 182
「春琴抄」における文楽 ─谷崎潤一郎の〈芸人〉観―
佐藤淳一 197
虚構あるいは小説の生成 ─谷崎潤一郎『春琴抄』論―
中村ともえ212
「私」を綴る「ひとびと」
─一九五〇年代における「生活綴方運動」をめぐって―
中谷いずみ226
小松川事件の「表象」と大江健三郎の『叫び声』
兪承昌  240
翻訳の歴史と〈歴史〉の翻訳 ─井上靖『天平の甍』の中国語訳について―
孫軍悦  254
風景と身体 ─安部公房/勅使河原宏映画「砂の女」論―
友田義行 270
中上健次『日輪の翼』における移動 ─非「仮母」としての老婆たち―
倉田容子 286
書評論文
「主体」と「小説」
 ─山本良『小説の維新史 小説はいかに明治維新を生き延びたか』を読む―
木戸雄一 301
昭和初期のモダニズム詩全体の解読にむけて
 ─田村圭司著『吉田一穂 究極の詩の構図』を読む―
澤正宏  309
歴史的・文化的文脈に開かれる作家論/自閉してゆく作品分析
 ―小林美恵子著『昭和十年代の佐多稲子』を読む―
根岸泰子 317
《不断の運動体 》の軌跡
 ―花田俊典氏『坂口安吾生成』をめぐる作品論的断章―
小林真二 325
研究ノート
   今東光研究補遺
矢野隆司 333
   第二次『早稲田文学』の創刊と金尾文淵堂
石塚純一 341
   『細雪』と『源氏物語』 ―文化の終焉と医学的言説―
神田龍身 352
   目を疑うものと目を疑わないもの
木下直之 363
展望
   アヴァンギャルド研究の現在 ―可能性と課題―
疋田雅昭/宮内淳子/大谷省吾/西垣尚子
鈴木貴宇/十重田裕一/藤本寿彦/塚原史  370
   ヨーロッパ・フランス語圏における日本近代文学研究の現状
二宮正之 401
   女性文学雑感 ―〈日中女性文学シンポジウム〉に寄せて―
山崎眞紀子409
   ポストコロニアリズムと東アジアの脱植民地化という課題
本橋哲也 416
   パネル発表の経験から―二〇〇五年度秋季大会の試み―
佐々木亜紀子/佐野正人/飯田祐子/種田和加子 426
執筆ノート
磯佳和/遠藤祐/山口俊雄/渡邊澄子/水川隆夫/佐藤泉/島村輝/鈴木章吾/林淑美
大本泉/勝又浩/一柳廣孝/外村彰/秋山勇造/秋山公男/佐藤伸宏/荒井真理亜
内藤千珠子/佐々木雅發/秋山稔/岡野裕行/和田勉/羽鳥徹哉/谷口絹枝
林尚男/菱川善夫/佐藤裕子/松本徹/生井知子/赤尾勝子/金子明雄/永淵道彦
國中治/黒古一夫/南富鎭/菅聡子/永岡健右
445
日本近代文学会
第75集 (2006年 平成18年 11月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
花圃と鉄幹をめぐる問題系 ─「亡国の音」前後─
関礼子    1
明治俳諧の「余情」と「只言」 ─三森幹雄と正岡子規の応酬から─
青木亮人   16
漱石から見た「マス衆」 ─明治四十年の雲右衛門人気を軸として─
山口比砂   32
「小曲」ジャンルと北原白秋
 ─雑誌メディアにおける〈地方〉読者と詩人達─
畑裕哉    46
「西郷隆盛」論 ─見ることと記憶・認識の揺らぎ─
五島慶一   61
大逆事件と谷崎潤一郎
 ─回帰するスキャンダルと『神と人との間』をめぐって─
内藤千珠子  75
大正期における堀口大學の翻訳
土屋聡    87
佐藤春夫「女誡扇綺譚」論 ─或る〈下婢〉の死まで─
河野龍也  103
戦略としての「朝鮮」表象
 ─中野重治「雨の降る品川駅」の無産者版から─
高榮蘭   119
〈肉体〉の増殖、欲望の門 ─田村泰次郎「肉体の門」の受容と消費─
天野知幸  135
小特集 シンポジウム「それぞれの〈近代〉〈文学〉─交差する東アジア─」
韓国文学の近代性を問い直す
 ─李人稙の『血の涙』と李光洙の『無情』を中心に─
金京媛   151
もう一つの「閉塞時代」の精神史
 ─龍瑛宗・台湾戦前小説にみられるコロニアルな主体の形成─
呉叡人   167
「にっぽんを逆さに吊す」─来たるべき沖縄文学のために─
新城郁夫  179
韓国・台湾・沖縄の文学との交差
中根隆行  192
研究ノート
  『学海余滴』一斑
松本常彦  198
  上海小新聞の一記事から中日文壇交渉を探る
   ─谷崎潤一郎・芥川龍之介の上海体験の一齣─
秦剛    206
  トランスナショナリズムと
  翁久允の「コスモポリタンは語る」
クリスティーナ・バシル 216
  『決定版三島由紀夫全集』のこと
佐藤秀明  225
展望
  「近代日本文学」と「Modern Japanese Literature」の間 ─夢の浮橋の行方─
マイケル・ボーダッシュ    232
  日本近代文学の現在と将来
チャールズ・シロー・イノウエ 239
  海外で日本語で発表するということ
   ─EAJSの国際会議に触れながら─
吉田司雄 247
  日韓合同日本近代文学研究会の五年間
上田正行 254
  戦時上海の文学研究の地平を広げるために
大橋毅彦 261
書評
  山口俊雄著『石川淳作品研究─「佳人」から「焼跡のイエス」まで』
狩野啓子 268
  林淑美著『昭和イデオロギー─思想としての文学』
西川長夫 271
  内藤千珠子著『帝国と暗殺─ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』
朴裕河  275
  佐々木雅發著『独歩と漱石─汎神論の地平─』
出原隆俊 279
  島田隆輔著『宮沢賢治研究 文語詩稿・叙説』
秋枝美保 283
  國中治著『三好達治と立原道造─感受性の森』/野村聡著『立原道造』
勝原晴希 287
  南富鎭著『文学の植民地主義 近代朝鮮の風景と記憶』
五味渕典嗣 293
  中村三春著『係争中の主体 漱石・太宰・賢治』
日比嘉高 297
  坪井秀人著『感覚の近代─声・身体・表象』
中山昭彦 301
  尾西康充著『近代解放運動史研究 梅川文男とプロレタリア文学』
鶴見太郎 305
  関谷博著『幸田露伴論』
須田千里 309
  安元隆子著『石川啄木とロシア』
木股知史 313
  千葉眞郎著『石橋忍月研究─評伝と考証─』
林原純生 317
  峯村至津子著『一葉文学の研究』
山本欣司 321
  神山彰著『近代演劇の来歴 歌舞伎の「一身二生」』
林廣親  325
  羽鳥徹哉著『作家の魂─日本の近代文学─』
勝又浩  329
  野田康文著『大岡昇平の創作方法─『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』』
花﨑育代 333
紹介
  泉鏡花研究会編『論集 泉鏡花 第四集』
早川美由紀 337
  古閑章著『梶井基次郎の文学』
大塚常樹 338
  高瀬真理子著『室生犀星研究 小説的世界の生成と展開』
二瓶浩明 339
  川端俊英著『島崎藤村の人間観』
下山嬢子 340
  鷺只雄著『芥川龍之介と中島敦』
宮坂覺  341
日本近代文学会
第76集 (2007年 平成19年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
〈反戦小説〉の根底 ─泉鏡花「海城発電」とナショナリズム─
松田顕子  1
成型される透谷表象
   ─明治後期、〈ヱルテリズム〉の編成とその磁場─
黒田俊太郎  16
「暗示」実験としての漱石短篇
   ─「一夜」「京に着ける夕」『永日小品』─
佐々木英昭  32
趣味は遺伝するか ─夏目漱石「趣味の遺伝」論
神田祥子  46
森田草平における作家活動の軌跡について
   ─「煤烟」と「自叙伝」評を中心に
髙野奈保  61
岩野泡鳴「猫八」に見る〈笑い〉の近代文学
   ─〈有情滑稽〉に潜む批評精神―
鷲﨑秀一  77
堀辰雄「眠りながら」とジャン・コクトオ
宮坂康一  92
モダニズム精神の軌跡 ─リルケの事物詩受容を中心に
岩本晃代 106
「象徴」による無意識表出の試み ─川端康成「水晶幻想」論─
小林洋介 121
'Kokoro(Le pauvre coeur des hommes)'(仏訳『こゝろ』)出版の周辺
   ─国際文化交流における文学─
山本亮介 137
大東亜文学者大会の理念と実相
   ─第一回大東亜文学賞受賞作・庄司総一『陳夫人』を視座として─
楠井清文 153
〈歴史と文学〉のなかで ─石川淳『森鴎外』における史伝評価
若松伸哉 169
三島由紀夫『仮面の告白』論─書くことの倒錯
梶尾文武 183
テクスト内存在によるテクスト創造は可能か?
   ─岡田淳『扉のむこうの物語』における「物語批判」の問題─
井上乃武 199
研究ノート
  近代〈座談会〉研究 ─『文藝春秋』座談会まで─
森岡卓司 213
  漱石のロンドン大学経験をめぐって
ファリア・アンナ・マリエ 223
  永井荷風と雑誌『太西洋』─「夜の女」の初出をめぐって─
   〔付〕『太西洋』第一号~第三号目次
佐藤麻衣 231
  『徳田秋聲全集』完結について
小林 修 241
  「サークル村」復刻の射程
坂口 博 248
  「文藝時評」への一視点
   ─ゆまに書房『文藝時評大系』の編集に参加して─
中島国彦 257
展望 小特集 研究の評価軸を問い直す Ⅰ
  研究者が研究者の論文を評価するということ
宗像和重 264
  二年間の学会運営を終えて─口頭発表の意義・運営のあり方など
石割 透 270
  「小さく入って大きく抜ける」という戦略
安藤 宏 277
  プロレタリア文学─世界を見通すにあたって、それがなぜ大切なのか
ヘザー・ボーウェン-ストリュイク 283
  タイにおける日本文学受容と研究 ─その変遷と展望─
ナムティップ・メータセート 294
  北米における日本近代文学研究
 ─女性文学研究・大衆文学研究を通して
ドラージ土屋浩美 311
イヴェント・レヴュー
  「森鴎外と美術」展 ─近代日本における油彩画の変遷─
安田 孝 319
  シンポジウム「江戸から明治へ─仮名垣魯文を中心として─」と特別展「仮名垣魯文百覧会」
加藤禎行 323
  北九州市立文学館オープン ─文学館の可能性を求めて─
今川英子 327
  大衆性とは何か
  ─立教大学国際国際シンポジウム「21世紀の日本文学研究」より─
王  成 331
  あいまいな表象と表現
  ─国文学研究資料館 第三十回 国際日本文学研究集会
栗田香子 335
  文学館の役割 ─貴司山治展とブンガクな時代展をめぐって─
鳥羽耕史 339
書評
  佐藤伸宏著『日本近代象徴詩の研究』
  九里順子著『明治詩史論 透谷・羽衣・敏を視座として』
傳馬義澄 343
  竹松良明著『阿部知二論─〈主知〉の光芒─』
森本 穫 348
  中村三春著『修辞的モダニズム─テクスト様式論の試み』
坪井秀人 352
  花田俊典著『沖縄はゴジラか─〈反〉・オリエンタリズム/南島/ヤポネシア─』
宮城公子 357
  勝原晴希編『『日本詩人』と大正詩〈口語共同体〉の誕生』
池川敬司 361
  西田谷洋著『認知物語論とは何か?』
跡上史郎 365
  綾目広治著『批判と抵抗 日本文学と国家・資本主義・戦争』
佐藤 泉 370
  野村幸一郎著『小林秀雄 美的モデルネの行方』
関谷一郎 375
紹介
  白樺文学館編『いま中国によみがえる小林多喜二の文学』
楜沢 健 379
  石田仁志・渋谷香織・中村三春編『横光利一の文学世界』
野中 潤 380
  横瀬隆雄著『横瀬夜雨と長塚節─常総の近代文学雑考─』
山本康治 381
  玉村 周著『横光利一─瞞された者─』
掛野剛史 382
  宮薗美佳著『「漾虚集」論考─「小説家夏目漱石」の確立』
木村 功 383
  尾西康充著『北村透谷研究─〈内部生命〉と近代日本キリスト教─』
永渕朋枝 384
  水田宗子・長谷川啓・北田幸恵編『韓流サブカルチュアと女性』
久米依子 385
  山口俊雄編『太宰治をおもしろく読む方法』
木村小夜 386
  平岡敏夫著『もうひとりの芥川龍之介』
庄司達也 387
  和田博文ほか著『言語都市ベルリン1861‐1945』
林 正子 388
日本近代文学会
第77集 (2007年 平成19年 11月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
男たちの挽歌 ─『闇中政治家』と民権志士のホモソーシャリティ─
浅野正道  1
晶子と寛、大逆事件の深き傷跡
   ─〈新資料〉沖野岩三郎宛、晶子紀州旅行の礼状─
塚本章子  17
「変態」としての「不良」─谷崎潤一郎「肉塊」・里見弴「多情仏心」─
古川裕佳  32
〈変態〉言説と探偵小説 ─谷崎潤一郎「青塚氏の話」論─
永井敦子  47
坂口安吾「風博士」論
   ― 福本イズム・小谷部全一郎・浪漫的英雄主義の内在批判 ―
山根龍一  61
坂口安吾と「新らしい人間」論
宮澤隆義  76
「死者は生きている」 ─大岡昇平『野火』論─
立尾真士  92
山田風太郎と読書文化 ─戦後派探偵作家の〈教養〉の行方
谷口 基 108
武田泰淳的リアリズムの生成
   ─小説「秋風秋雨人を愁殺す 秋瑾女士伝」の方法─
郭  偉 124
押井守『イノセンス』論 ─素子の暴力表象をめぐって
水川敬章 139
資料室
岡本かの子全集未収録短歌並びに『愛のなやみ』所収短歌の初出について
下岡友加 154
小特集 シンポジウム「再生産される作家イメージとその強度」
コンテクストからテクストへ
   ─緑雨校訂・一葉「棹の雫」から見えてくるもの─
関 礼子 159
反権威言説の現代的配置
佐藤 泉 168
表現機構としての"作者"
安藤 宏 180
「作者」についての提起 ─『仮面の告白』を例として─
佐藤秀明 188
研究ノート 改造社研究の現在
  山本実彦旧蔵・川内まごころ文学館所蔵『改造』直筆原稿研究について
紅野謙介 197
  作家を求める読者、読者を求める作家
     ─改造社主催講演旅行実地踏査の印象
杉山欣也 203
  旧改造社広告関係資料から何が見えるか
     ─メディアという表象とイデオロギー─
五味渕典嗣 211
デジタルアーカイヴと研究プロジェクトの時代の影印本
   ─国文学研究資料館編「リプリント日本近代文学」について─
木戸雄一 222
  東京大学総合図書館「鴎外文庫プロジェクト」について
河野至恩 229
展望 小特集 研究の評価軸を問い直すⅡ
  細部と全体
勝又 浩 237
  研究を評価することについての私見
小林幸夫 243
  〈歴史〉の縒り糸 ─ベンヤミンからみえる〝風景″
中山昭彦 249
  戦時下の新聞文芸記事 ─展望にかえて
奥出 健 257
  台湾における日本近代文学研究
   ―インフラ整備、あるいは越境と交渉をめぐる覚書―
川口隆行 263
イヴェント・レヴュー
  グローバル時代における文学・文化研究の新たな可能性
  「谷崎潤一郎パリ国際シンポジウム─境界を超えて」に参加して
鈴木登美 270
  中原中也生誕百年に思う ―いくつかのイベントに参加して―
加藤邦彦 277
  山梨県立文学館企画展「高村光太郎 いのちと愛の軌跡」
杉本 優 282
  二〇〇七年度日本近代文学会関西支部春季大会 シンポジウム 鉄道
   ─関西近代のマトリックス─
浅野 洋 286
  イタリア観の一世紀 ―旅と地と美―
  Immagini d'Italia in Giappone un secolo di testimonianze
内藤由直 290
  「文学のマテリアリズム ─出版・流通・移動」に参加して
中谷いずみ295
書評
  佐々木亜紀子著『漱石 響き合うことば』
石井和夫 299
  大原祐治著『文学的記憶・一九四〇年前後 昭和期文学と戦争の記憶』
綾目広治 304
  井上隆史著『三島由紀夫 虚無の光と闇』
久保田裕子 308
  坂本正博著『帰郷の瞬間 金井直『昆虫詩集』まで』
澤 正宏 312
  東郷克美著『佇立する芥川龍之介』
三嶋 譲 316
  山崎一穎著『森鴎外論攷』
須田喜代次 320
  浦田義和著『占領と文学』
鈴木直子 324
  和田敦彦著『書物の日米関係 リテラシー史に向けて』
大野亮司 328
紹介
  大井田義彰著『《文学青年》の誕生──評伝・中西梅花──』
榊 祐一 332
  濱川勝彦・半田美永・秦昌弘・尾西康充編『丹羽文雄と田村泰次郎』
田中励儀 333
  遠藤祐著『宮澤賢治の物語たち』
中地 文 334
  中山昭彦・吉田司雄編『機械=身体のポリティーク』
生方智子 335
  浦西和彦・堀部功夫・増田周子編『四国近代文学事典』
友重幸四郎 336
  柴田勝二著『漱石のなかの〈帝国〉 「国民作家」と近代日本』
佐藤裕子 337
  神谷忠孝・木村一信編『〈外地〉日本語文学論』
波潟 剛 338
  真銅正宏著『小説の方法 ポストモダン文学講義』
西田谷洋 339
日本近代文学会
第78集 (2008年 平成20年 5月15日発行)  ダウンロード
〈特集〉近代文学の図像学
「東京絵入新聞」の図像学――「金之助の話説」の成立まで
中丸宣明  1
思想としての木版和装本――「新作十二番」『此ぬし』の戦略――
富塚昌輝  19
三森幹雄と正岡子規の「眼」――明治俳諧における「写生」の位相――
青木亮人  36
人魚の形象――泉鏡花と鏑木清方――
吉田昌志  52
谷崎潤一郎における視覚的表現の二三の傾向について
金子明雄  70
川端康成『みづうみ』の図像学――「猿猴捉月図」の構図――
谷口幸代  86
花田清輝と桂ゆき――画家による装幀の一例として――
宮内淳子  98
〈論文〉
東京高等女学校の同窓生にみるシスターフッド
   ――清花女史「双ふた根もと竹だけ」に託されたもの――
白井ユカリ118
幸田露伴の歴史小説――「風流魔」の構想と成立に即して――
出口智之 134
芥川龍之介「シング紹介」論
   ――「愛蘭土文学研究会」との関わりについて
鈴木暁世 150
展開する第四次元――平戸廉吉の現代性と再評価――
権田浩美 165
五味康祐「喪神」から坂口安吾「女剣士」へ
   ――剣豪小説黎明期の典拠と方法――
牧野 悠 180
継続する戦争への抵抗――池沢聰「ガード」論
我部 聖 195
〈本当の事〉再考――大江健三郎『万延元年のフットボール』
服部訓和 211
「路地」なき後のアイデンティティ――中上健次『日輪の翼』論――
浅野 麗 227
「寓話」の強度――野田秀樹『オイル』を読む
嶋田直哉 243
[共同研究報告]『小学生全集』の世界観
宮川健郎/久米依子
藤本 恵/和田敦彦 258
〈研究ノート〉
「山田美妙関係手稿」のことなど
青木稔也 276
東北大学附属図書館「漱石文庫」について
木戸浦豊和 283
ライトノベル研究会の現在
   ――メディアミックスの中から見えてくるもの――
大島丈志 296
〈展望〉
  リテラシーの歴史を考えるには
和田敦彦 304
  SF研究の現在
巽 孝之 311
  中国人にとっての日本文学の魅力――日本文化の一環として――
王  敏 318
〈イヴェント・レヴュー〉
  澁澤龍彦、没後二〇年目の再生
小倉 斉 328
  第二回国際芥川龍之介学会大会(中国・寧波大学)
伊藤一郎 332
  日本近代文学館の記念行事「近代文学の至宝」展
宇治土公三津子 337
  「埴谷雄高『死霊』展」――神奈川県立近代文学館――
水沢不二夫 342
  ローカル化とグローバル化のあいだで――北京日本学研究センター 二〇〇七年国際シンポジウム
   「二十一世紀における北東アジアの日本研究」――
小林 実 346
〈書評〉
  菅本康之著『モダン・マルクス主義のシンクロニシティ
大和田茂 351
        ――平林初之輔とヴァルター・ベンヤミン』
  下岡友加著『志賀直哉の方法』
  宮越勉著『志賀直哉 暗夜行路の交響世界』
伊藤佐枝 355
  渡辺善雄著『鴎外・闘う啓蒙家』
酒井 敏 361
  古川ちかし・林珠雪・川口隆行編著『台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか 言語支配のもたらすもの』
  垂水千恵 365
  鳥羽耕史著『運動体・安部公房』
重松恵美 370
  南明日香著『永井荷風のニューヨーク・パリ・東京 造景の言葉』
中澤千磨夫 374
  北田幸恵著『書く女たち 江戸から明治のメディア・文学・ジェンダーを読む』
  佐伯順子 378
  朴裕河著『ナショナル・アイデンティティとジェンダー――漱石・文学・近代』
  田口律男 383
〈紹介〉
  仲秀和著『『こゝろ』研究史』
北川扶生子 388
  塩浦彰著『荷風と静枝――明治大逆事件の陰画』
中村良衛 389
  宮崎真素美・遠山一郎・山口俊雄著『言葉の文明開化――継承と変容――』
竹本寛秋 390
  尾西康充著『椎名麟三と〈解離〉――戦後文学における実存主義』
山口俊雄 391
  佐藤公一著『小林秀雄のコア――文学イデオローグ――』
樫原 修 392
  藤本寿彦著『幸田文「わたし」であることへ――「想ひ出屋」から作家への軌跡をたどる――』
  西 荘保 393
  高橋昌子著『藤村の近代と国学』
神田重幸 394
日本近代文学会
第79集 (2008年 平成20年 11月15日発行)  ダウンロード 
〈論文〉
風景と所有権 ――志賀と独歩の文学、蘆花の文学
藤森 清  1
平民主義の興隆と文学 ――国木田独歩『武蔵野』論――
木村 洋  15
勝手口から戦場へ ――泉鏡花「勝手口」試論――
秋山 稔  30
閨秀文学会の源流としての〈穏健な女子教育〉
 ――『新天地』におけるイプセン受容の両義性――
徳永夏子  45
明治天皇「御ぎよ製せい」のポリティクス
松澤俊二  59
花々の闘う時間
 ――近代少女表象形成における『花物語』変容の位置と意義――
高橋重美  75
「兵士の歌」と水平線 ――鮎川信夫の〈原点〉の座標――
田口麻奈  91
動物とファシズム ――大江健三郎「奇妙な仕事」論
村上克尚 108
〈研究ノート〉
  「郷土文学」雑考 ――文学における中央と地方の問題
松本博明 123
〈展望〉
  二〇〇八年の「蟹工船」現象 ――その背景と展開
島村 輝 131
  プロレタリア文学と現在
   ――世界を分析し、オルタナティヴを模索する――
竹内栄美子 138
  二十世紀の日本詩と女性 ――日本女性詩人集を編集英訳して
佐藤紘彰 144
  イタリアにおける日本文化、文学の受容について
井内梨絵 152
〈イヴェント・レヴュー〉
  特別企画展「有島三兄弟―それぞれの青春」に想う
片山晴夫 159
  「石川淳と戦後日本―国際日本文化研究センター
  第三十四回国際研究集会・オハイオ州立大学協賛―」に参加して
吉本弥生 163
  「寺山修司 劇場美術館1935-2008」展
   ――没後二十五年の寺山修司――
守安敏久 168
〈書評〉
  木谷真紀子著『三島由紀夫と歌舞伎』
  杉山欣也著『「三島由紀夫」の誕生』
有元伸子 172
  関 肇著『新聞小説の時代 メディア・読者・メロドラマ』
山田俊治 178
  木股知史著『画文共鳴――『みだれ髪』から『月に吠える』へ』
藤本寿彦 183
  安 智史著『萩原朔太郎というメディア――ひき裂かれる近代/詩人』
堤 玄太 187
  小平麻衣子著『女が女を演じる 文学・欲望・消費』
菅 聡子 194
  山本亮介著『横光利一と小説の論理』
掛野剛史 198
  永井聖剛著『自然主義のレトリック』
新保邦寛 202
  山崎正純著『丸山眞男と文学の光景』
千葉一幹 206
〈紹介〉
  真銅正宏著『食通小説の記号学』
大本 泉 210
  新・フェミニズム批評の会『明治女性文学論』
平田智子 211
  中村美子著『夏目漱石絶筆『明暗』における「技巧」をめぐって』
矢田純子 212
  石川 巧著『「国語」入試の近現代史』
木村友彦 213
  竹村民郎・鈴木貞美編『関西モダニズム再考』
竹松良明 214
  木村一信著『不安に生きる文学誌――森鴎外から中上健次まで――』
石﨑 等 215
  徳永光展著『夏目漱石『心』論』
松村 良 216
  加藤孝男著『近代短歌史の研究』
太田 登 217
  黒澤亜里子編著『往復書簡宮本百合子と湯浅芳子』
菅井かをる 218
  川口隆行著『原爆という問題領域プロブレマティーク』
川津 誠 219
  平岡敏夫著『夕暮れの文学』
鷺 只雄 220
日本近代文学会
第80集 (2009年 平成21年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
貧困の逆説 ――葛西善蔵「贋物さげて」論
伊藤 博    1
戦略としての〈売文〉小説 ――芥川龍之介「葱」試論――
大西永昭   20
「ナンセンス」の批評性 ――一九三〇年前後の井伏鱒二――
滝口明祥   36
林房雄『青年』における本分異同の戦略 ――国民文学への道――
内藤由直   52
『少女の友』のコミュニティーと川端康成「美しい旅」――〈障害者〉から〈満洲〉へ――
三浦 卓   67
永井荷風と占領期〈検閲〉――『罹災日録』を視座として――
岸川俊太郎   83
庄野潤三作品における「樹木」と作家の転機 ――「夫婦小説」から「夕べの雲」まで――
谷川充美   99
サド裁判論 ――澁澤龍彦の戦術とその意義をめぐって
水川敬章   115
安部公房『他人の顔』における身体加工 ――共同体・皮膚の言語・他者――
友田義行   131
循環する水 ――目取真俊「水滴」論――
村上陽子   147
〈研究ノート〉
  岡本敬之助と九代目市川団十郎の交友
丹羽みさと   161
  「Japan and America」――邦人発行の英字雑誌をめぐって――
佐藤麻衣   171
〈パネル発表〉
  石原純とは誰だったのか ――パネル発表の報告と課題――
紅野謙介   179
  [共同研究報告]〈全集〉出版と読者 ――改造社を中心に  188
  改造社『現代日本文学全集』の広告戦略とその実態 ――「現代日本文学全集講演映画大会」を中心に
庄司達也   189
  昭和改元前後の『改造』 ――大衆化するメディア、広告化する『改造』
杉山欣也   195
  〈全集〉出版のポリティクス
山岸郁子   198
  戦前期日本ペンクラブをめぐる諸問題
目野由希   202
〈展望〉
  閉域から脱して
綾目広治   210
  フラット文学論序説
押野武志   217
〈イヴェント・レヴュー〉
  絵葉書による友情
   ――「志賀直哉をめぐる人々展」および『志賀直哉宛書簡集 白樺の時代』について
山口直孝   224
  「若き久米正雄・芥川龍之介・菊池寛」展から
   ――第四次『新思潮』の草稿・原稿・校正刷をめぐって――
宗像和重   228
  小島信夫展(二〇〇八年六月十三日―十二月二十五日 岐阜県図書館)
  ――「裸木」にエロスを垣間見る
近藤耕人   233
  現代日本は「乱世」であるのか
  ――「堀田義衛展 スタジオジブリが描く乱世。」を観て――
日置俊次   237
  山梨県立文学館「飯田龍太展」
橋本 直   241
〈書評〉
  岡野幸江著『女たちの記憶 〈近代〉の解体と女性文学』
鈴木正和   244
  平澤信一著『宮沢賢治《遷移》の詩学』
  池川敬司著『宮沢健治との接点』
大沢正善   248
  岩見照代著『ヒロインたちの百年 文学・メディア・社会における女性像の変容』
藤木直美   253
  尾西康充著『田村泰次郎の戦争文学――中国山西省での従軍体験から』
曾根博義   257
  綾目広治著『理論と逸脱 文学研究と政治経済・笑い・世界』
石川 巧   261
  山田有策著『再生の近代 戦後という文体』
小森陽一   265
  伊狩 弘著『島崎藤村小説研究』
永井聖剛   269
〈紹介〉
  山崎眞紀子著『村上春樹の本文改稿研究』
  明里千章著『村上春樹の映画記号学』
山田夏樹   273
  綾目広治・大和田茂・鈴木斌編『経済・労働・格差――文学に見る』
菅本康之   275
  外村彰編『高祖保書簡集 井上多喜三郎宛』
小関和弘   276
  大橋毅彦他編著・注釈『上海1944-1945 武田泰淳『上海の螢』注釈』
郭  偉   277
  宇佐見毅・千田洋幸編『村上春樹と一九八〇年代』
米村みゆき   278
  島崎市誠著『論集 中野重治』
村田裕和   279
日本近代文学会

第81集~第86集

第81集~第86集

第81集 (2009年 平成21年 11月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
明治の子殺し ――北村透谷「鬼心非鬼心」における〈社会〉と〈魔〉――
永渕朋枝   1
「家庭小説」再考のために ――中村春雨「無花果」論――
鬼頭七美   18
明治後期文壇における「告白」――一梁川熱から自然主義へ――
木村 洋   33
「白い襟巻」と「白いフラ子ル」――『彼岸過迄』論――
井内美由紀   49
『道草』における記憶の現出――想起される文字に即して――
野網摩利子   66
〈プリミティヴ〉な森の縁辺――富永太郎関連未完資料から見えてくるもの――
権田浩美   81
一九二九年の「内地」で呼び起こされた一九二三年の「朝鮮」
――中島敦の「巡査の居る風景」の表象する政治の日常――
徐 東周   97
堀辰雄「不器用な天使」論 ――翻訳から小説へ――
戸塚 学   112
「文芸復興」と〈モダニズム文学〉の命脈
――龍膽寺雄『M・子への遺書』にみる文学史観の問題――
平 浩一   127
Lost in Transformation
――谷崎潤一郎訳「源氏物語」の〈女にて見ること/女性への生成変化〉――
西野厚志   143
「療養文芸」への試論――サークル文学運動への一視点として――
荒井裕樹   160
堀田善衞と上海――「祖国喪失」と「無国籍」のあいだで――
黒田大河   176
三島由紀夫『美しい星』論――核時代の想像力――
梶尾文武   192
地図と契約――安部公房『燃えつきた地図』論――
中野和典   208
小特集〈貧困〉の文学・〈文学〉の貧困
悲惨小説期の貧困表象――嶺雲・一葉・眉山・鏡花の射程――
鈴木啓子   224
剥奪の構図――桐野夏生作品から考察する――
種田和加子   239
〈貧困〉におけるアイデンティティ
 ――角田光代『エコノミカル・パレス』、佐藤友哉『灰色のダイエットコカコーラ』を通して考える――
飯田祐子  256
〈研究ノート〉
  内面の卓越化から凡庸化へ――近代日記体小説をめぐる覚書
山口直孝  274
  坂口安吾「真書太閤記」典拠考
原 卓史  285
  埴谷雄高「不合理ゆえに吾信ず」一斑――キルケゴールによるフラグメント的横断
住友直子  296
〈展望〉
  表象の領域――全貌を現わした樋口一葉の新聞小説――
関 礼子  308
  成熟か拡散か――『新校本 宮澤賢治全集』別巻を刊行して思うこと
栗原 敦  315
  森崎和江・石牟礼道子研究の現在
井上洋子  321
  「売れる本」「売れない本」、そして「売りたい本」
  ――一編集者から見た学会と出版社――
飛鳥勝幸  328
  拝啓、先生 …とか。
日比嘉高  335
〈イヴェント・レヴュー〉
  「森 鴎外展―近代の扉をひらく」をめぐる虚構座談会
大塚美保  342
  「虚子没後五十年記念 子規から虚子へ――近代俳句の夜明け――」展を見る
秋尾 敏  347
  「生誕一二〇年記念 生田花世展」――再・発見、そして地域文学の行方――
上田穗積  351
  何のために、どこにむかって、走るか
  ――福岡市文学館企画展「大西巨人 走り続ける作家」――
茶園梨加  355
  痛苦を語る言葉
  ――『千年紀文学』八〇号記念シンポジウム「『在日』同時代の文学」に寄せて――
浅見洋子  360
〈書評〉
  川勝麻里著『明治から昭和における『源氏物語』の受容――近代日本の文化創造と古典―― 』
竹村信治 365
  浦西和彦著述と書誌〈第1巻〉新・日本プロレタリア文学の研究
      〃    〈第2巻〉現代文学研究の基底
      〃    〈第3巻〉年譜葉山嘉樹伝
      〃    〈第4巻〉増補 日本プロレタリア文学書目
前田角蔵  369
  『種蒔く人』『文芸戦線』を読む会編『『文芸戦線』とプロレタリア文学』
  須田久美著『金子洋文と『種蒔く人』文学・思想・秋田』
鶴見太郎  373
  西岡亜紀著『福永武彦論「純粋記憶」の生成とボードレール』
山田兼士  377
  渡部麻美著『流動するテクスト 堀辰雄』
中沢 弥  381
  吉田悦志著『上司小剣論――人と作品』
森﨑光子  385
  岩佐壮四郎著『日本近代文学の断面――1890―1920』
滝藤満義  389
  原仁司著『中心の探求――言語をめぐる〈愛〉と〈罪〉』
黒古一夫  393
  池内輝雄著『近代文学の領域 戦争・メディア・志賀直哉など』
畑中基紀  397
  河田和子著『戦時下の文学と〈日本的なもの〉――横光利一と保田與重郎』
坂元昌樹  401
  松本和也著『昭和十年前後の太宰治――〈青年〉・メディア・テクスト』
山口俊雄  405
  柴田勝二著『中上健次と村上春樹 〈脱六〇年代〉的世界のゆくえ』
深津謙一郎  409
  谷口基著『戦前戦後異端文学論――奇想と反骨――』
吉田司雄  413
  小泉浩一郎著『夏目漱石論 〈男性の言説〉と〈女性の言説〉』
佐々木亜紀子  417
  斉藤英雄著『漱石・龍之介の俳句』
坪内稔典  421
〈紹介〉
  関礼子・原仁司編『表象の現代――文学・思想・映像の20世紀』
山中剛史   425
  中山昭彦編『ヴィジュアル・クリティシズム 表象と映画=機械の臨界点』
永野宏志   426
  森本穫著『松本清張 歴史小説の楽しみ』
児玉喜恵子   427
  佐伯順子著『「愛」と「性」の文化史』
田中祐介   428
  芦谷信和著『国木田独歩の文学圏』
小林明子   429
  遠藤 祐著『イーハトヴへの招待』
平澤信一   430
  黒田大河・重松恵美・島村健司・杣谷英紀・田口律男・山﨑義光編著
  『横光利一と関西文化圏』
佐山美佳   431
  井波律子・井上章一共編『幸田露伴の世界』
出口智之   432
  青山学院大学文学部日本文学科編『異郷の日本語』
柳瀬善治   433
  北条常久著『詩友 国境を越えて 草野心平と光太郎・賢治・黄瀛』
國中 治   434
  佐藤公一著『小林秀雄の超=近代 セザンヌ・ゴッホ・ピカソ・漱石』
鈴木美穂   435
  オックスフォード小林多喜二記念シンポジウム論文集編集委員会・編
  『多喜二の視点から見た〈身体body〉〈地域region〉〈教育education〉――2008年オックスフォード小林多喜二記念シンポジウム論文集――』
  五味渕典嗣   436
  坂元昌樹・田中雄次・西槇偉・福澤清編『漱石と世界文学』
小橋孝子   437
  佐々木雅發著『漱石の「こゝろ」を読む』
小平麻衣子   438
  和田博文編『戦後詩のポエティクス1935-1959』
野坂昭雄   439
  一柳廣孝/久米依子著『ライトノベル研究序説』
東 順子   440
  平岡敏夫著『北村透谷 没後百年のメルクマール』
  『北村透谷と国木田独歩』
鷲﨑秀一   441
  井上隆史著『豊饒なる仮面 三島由紀夫(日本の作家49)』
武内佳代   443
  山崎一穎著『鴎外ゆかりの人々』
須田喜代次   444
  高良留美子著『恋する女― 一葉・晶子・らいてうの時代と文学』
溝部優実子   445
日本近代文学会
第82集 (2010年 平成22年 5月15日発行)  ダウンロード 
〈特集〉バブル後の文学、その地平
一九九〇年代における"偶有性"のゆくえ――村上龍、村上春樹、そして庵野秀明――
千田洋幸  1
ペンだこが消えたとき――一九九〇年代の笙野頼子におけるディスクールを軸にして――
清水良典  17
暴力のテクスト――バブル前後のテロリズムと決断主義の位相――
西田谷洋  29
〈論文〉
〈批評〉の水脈―石橋忍月初期作品を起点として
富塚昌輝  45
「巻を掩ふて嘆ずる」不知庵――明治二三年の書簡からみるドストエフスキー『虐げられた人びと』の読書体験と批評の変化
大貫俊彦  61
「実際的小説」の方法――清水紫琴「こわれ指環」と『女学雑誌』の小説観
大橋崇行  77
季節に対する意識の変質――正岡子規の新年・春の扱いを中心に
永橋禎子  93
母の時間の優生学――母性保護論争における平塚らいてうの「歴史」の超克
辻吉祥  109
永井荷風『雪解』論――江戸受容の変貌について
多田蔵人  125
滝口武士『亜』から『蝸牛』への行程――変容する「外地」の風景――
小泉京美  140
横光利一における「形式主義」――「個性」という形式について――
位田将司  156
横光利一『旅愁』における〈郷里〉という難題――〈クニ〉の揺さぶりが意味するもの――
舘下徹志  172
「路地」の廃棄と文体の変容――中上健次「讃歌」における「サイボーグ」性
山田夏樹  186
小特集〈複数言語〉の明治
もう一人のお伝――菊池三渓「臙脂虎伝」について――
福井辰彦  202
アイデヤルの挑戦
青木稔弥  217
〈調和〉への挑戦――尾崎紅葉の小説文――
馬場美佳  229
〈展望〉
  世界の中の日本文学として――国際芥川龍之介学会の射程――
髙橋龍夫  245
  〈齟齬〉を語るということ:"Japanese Popular Culture"をめぐって
上田敦子  253
  台湾におけるライトノベルの受容について
榊祐一  261
〈イヴェント・レヴュー〉
  宮沢賢治イーハトーブ館 高村光太郎展――文学史の新視角、文壇と地方の関係――
秋枝美保  269
  《作家》のアウラと快楽――「大乱歩展」(県立神奈川近代文学館)を考える
嶋田直哉  273
  支部創設30周年記念 日韓共同開催特別企画 海を越えた文学(1)――日韓を軸として――
馬京玉  277
〈書評紹介〉
  藤本寿彦著『周縁としてのモダニズム 日本現代詩の底流』
澤正宏  281
  吉田俊彦著『芥川龍之介と有島武郎――生の原拠と死の美学――』
渡邉正彦  285
  佐藤秀明著『三島由紀夫の文学』
久保田裕子  289
  千田洋幸著『テクストと教育――「読むこと」の変革のために』
木村功  293
  和田博文・真銅正宏・西村将洋・宮内淳子・和田桂子著『言語都市・ロンドン 1861―1945』
佐藤裕子  297
  黒古一夫著『村上龍 「危機」に抗する想像力』
石田仁志  301
  菅邦男著『『赤い鳥』と生活綴方教育――宮崎の児童詩と綴方――』
中谷いずみ  305
  中島礼子著『国木田独歩の研究』
関肇  309
  奥野久美子著『芥川作品の方法――紫檀の机から――』
神田由美子  313
  戸塚麻子著『戦後派作家 梅崎春生』
野坂昭雄  317
  小林幸夫著『森鷗外論――現象と精神』
金子幸代  321
  佐々木英昭著『漱石先生の暗示 サジェスチョン』
松下浩幸  325
  竹内栄美子著『戦後日本、中野重治という良心』
鳥羽耕史  329
  山本欣司著『樋口一葉 豊饒なる世界へ』
峯村至津子  333
  永岡杜人著『柳美里 〈柳美里〉という物語』
奥山文幸  337
  綾目広治著『小川洋子 見えない世界を見つめて』
藤澤るり  341
〈紹介〉
  田端泰子・河原和枝・野村幸一郎編著 京都橘大学女性歴史文化研究所叢書『母と娘の歴史文化学―再生産される〈性〉』
小林美恵子  345
  飯田祐子/島村輝/高橋修/中山昭彦編著『少女少年のポリティクス』
光石亜由美  346
  吉田司雄編著『オカルトの惑星』
三浦正雄  347
  斎藤理生・松本和也編『新世紀 太宰治』  木村小夜
348
  安藤宏編著『展望 太宰治』
大國眞希  349
  疋田雅昭/日高佳紀/日比嘉高編著『スポーツする文学1920―30年代の文化詩学』
金井二朗  350
  日本近代文学会東海支部編『〈東海〉を読む――近代空間トポスと文学――』
小倉斉  351
  井上謙・掛野剛史・井上明芳編『横光利一 欧州との出会い『欧州紀行』から『旅愁』へ』
河田和子  352
  佐々木英昭・松居竜五編著『芸術・メディアのカルチュラル・スタディーズ』
續谷真紀  353
  外村彰著『念ふ鳥 詩人高祖保』
橋浦洋志  354
  横瀬隆雄編『河井酔茗宛 横瀬夜雨書簡集』
山本康治  355
  柘植光彦編著『永井荷風 仮面と実像』
岩見幸恵  356
  木村一信・崔在喆編『韓流百年の日本語文学』
北田幸恵  357
日本近代文学会
第83集 (2010年 平成22年 11月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
『破戒』のテニス
岩佐壮四郎  1
西條八十・その創作の転換期――詩歌と外国文学翻訳・研究との関わり――
鈴木暁世  17
探墓の歴史 ――森鴎外『渋江抽斎』論
村上祐紀  33
大正十二年初月の離背 ――泉鏡花「みさごの鮨」の射程
吉田遼人  48
デジャ=ヴュのフィールド ―志賀直哉「イヅク川」から内田百閒へ―
坂口 周  64
科学と天使 ――堀辰雄とジャン・コクトー――
渡部麻実  80
小林秀雄の〈絶対言語〉論 ――『文芸評論』試論――
岡田浩行  96
文芸批評の存立機制 ――一九三三年の「批評無用」論争
大澤 聡  110
非共約的な差異へむけた日本語文学のプロジェクト ――一九四一~四二年の金史良作品――
宮崎靖士  126
鮎川信夫「小さいマリの歌」 ――〈公〉と〈私〉の統合――
田口麻奈  142
電子メディア時代における異化
 ――一九六〇年前後の安部公房のテレビ脚本・SFから『砂の女』へ――
永野宏志  158
語り/騙りの力 ――村上春樹『ノルウェイの森』を奏でる女
武内佳代  174
〈研究ノート〉
『西洋夜話』訴訟一件 ――出版史料としての『大審院刑事判決録』――
磯部 敦  190
  佐藤春夫「律義者」、江戸川乱歩「芋虫」の検閲
水沢不二夫  199
〈展望〉
  〈安寧秩序ヲ妨害シ又ハ風俗ヲ壊乱スルモノ〉としての文学
菅 聡子  207
  通俗小説という問題
日高昭二  214
  五〇年代サークル詩運動への視点
宇野田尚哉  222
〈書評〉
  生方智子 『精神分析以前 無意識の日本近代文学』
内藤千珠子  229
  押野武志 『文学の権能 漱石・賢治・安吾の系譜』
大原祐治  233
  呉 美チョン 『安部公房の〈戦後〉 植民地経験と初期テクストをめぐって』
波潟 剛  237
  山下真史 『中島敦とその時代』
勝又 浩  241
  五味渕典嗣 『言葉を食べる――谷崎潤一郎、一九二〇~一九三一』
金子明雄  245
  南 明日香 『荷風と明治の都市景観』
太田知美  249
  出原隆俊 『異説・日本近代文学』
中丸宣明  253
  真銅正宏 『永井荷風・ジャンルの彩り』
岸川俊太郎  257
  倉田容子 『語る老女 語られる老女――日本近現代文学にみる女の老い』
米村みゆき  261
  石川則夫 『文学言語の探究――記述行為論序説』
中村三春  265
  藤井貴志 『芥川龍之介――〈不安〉の諸相と美学イデオロギー』
松本常彦  269
  戸松 泉 『複数のテクストへ 樋口一葉と草稿研究』
山本欣司  273
  有元伸子 『三島由紀夫物語る力とジェンダー 『豊饒の海』の世界』
佐藤秀明  277
  加藤邦彦 『中原中也と詩の近代』
中原 豊  281
  諸岡卓真 『現代本格ミステリの研究 「後期クイーン的問題」をめぐって』
谷口 基  285
  林 淑美 『批評の人間性 中野重治』
髙橋博史  288
  今西幹一 『佐藤佐太郎短歌の諸相』
堤 玄太  292
〈紹介〉
  清田文武『近代作家の構想と表現――漱石・未明から安吾・茨木のり子まで』
仁平道明  297
  竹内清己『村上春樹・横光利一・中野重治と堀辰雄――現代日本文学生成の水脈――』
猪熊雄治  298
  大國眞希『虹と水平線 太宰文学における透視図法と色彩』
井原あや  299
  工藤哲夫『賢治考証』
中地 文  300
  佐藤義雄『文学の風景 都市の風景』
吉成大輔  301
  湯浅篤志『夢見る趣味の大正時代 作家たちの散文風景』
浜田雄介  302
  塩浦 彰『越後明星派 点鬼簿 明治無名文学青年たちの記録』
伊狩 弘  303
  野村幸一郎『宮崎駿の地平 広場の孤独・照葉樹林・アニミズム』
横濱雄二  304
日本近代文学会
第84集 (2011年 平成23年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
明治の蕪村調、その実態  ――俳人漱石の可能性について――
青木亮人  1
ダンディズムと実業思想  ――『それから』における男性ジェンダーの葛藤――
松下浩幸  16
李白「客中行」と花卉園芸からみる宮沢賢治「チュウリップの幻術」論
大島丈志  32
再生の季節 ――太宰治「富嶽百景」と表現主体の再生
若松伸哉  48
〈敵〉の布置 ――潤一郎敗戦期テクスト群を照射する「A夫人の手紙」――
福岡大祐  63
三島由紀夫「親切な機械」の生成――三島由紀夫とニーチェ哲学――
田中裕也  79
〈研究ノート〉
  海外としての〈日本〉 ――英語版の旅行ガイドブック――
五井 信  95
〈展望〉
  近代文学研究の歴史的展開 ――『文学史家の夢』評を通して――
平岡敏夫  102
  「デジタルから紙へ」 ――図書館と文学研究――
宗像和重  108
  出版というアウラの相続人と墓掘人たち ――ここ十年間の出版人の評伝について――
酒井浩介  116
〈書評〉
  佐々木雅發著『鴎外白描』
大塚美保  124
  林信藏著『永井荷風 ゾライズムの射程――初期作品をめぐって』
赤瀬雅子  128
  相馬庸郎著『日野啓三 意識と身体の作家』
佐藤 泉  132
  寺澤浩樹著『武者小路実篤の研究――美と宗教の様式』
瀧田 浩  136
  高榮蘭著『「戦後」というイデオロギー 歴史/記憶/文化』
島村 輝  140
  内藤千珠子著『小説の恋愛感触』
山本亮介  144
  柳沢孝子著『私小説の諸相 魔のひそむ場所』
増田周子  148
  須田喜代次著『位相 鴎外森林太郎』
山崎一穎  152
  田中邦夫著『漱石『明暗』の漢詩』
合山林太郎  156
  柳瀬善治著『三島由紀夫研究 「知的概観的な時代」のザインとゾルレン』
西野厚志  160
〈紹介〉
  日本近代演劇史研究会編『岸田國士の世界』
位田将司  164
  西田谷洋・浜田秀・日高佳紀・日比嘉高著『認知物語論キーワード』
井上 優  165
  川名大著『挑発する俳句 癒す俳句』
坪内稔典  166
日本近代文学会
第85集 (2011年 平成23年 11月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
広津柳浪における小説と演劇  ――「畜生腹」「あにき」の劇化上演をめぐって――
梅山 聡  1
翻訳からの出発、あるいは翻訳への出発  ――井伏鱒二訳『父の罪』論――
塩野加織  17
〈肖像〉へのまなざし  ――紀元二千六百年奉祝美術展覧会と樋口一葉――
笹尾佳代  33
武田泰淳「中秋節の頃(上)」の周辺 ――日本統治下上海における邦人文学界の状況――
木田隆文  49
体験を分有する試み  ――林京子『ギヤマン ビードロ』論――
村上陽子  64
〈研究ノート〉
  田村(佐藤)俊子・年譜の隙間  ――愛の書簡と文学的動向――
小平麻衣子  78
〈展望〉
  健在です、フェミニズム/ジェンダーの研究
江種満子  87
  ポップカルチャーとジェンダー・スタディーズの行方
千田浩幸  95
〈書評〉
  西田谷洋著『政治小説の形成――始まりの近代とその表現思想』
山本 良  102
  佐藤淳一著『谷崎潤一郎 型と表現』
前田久徳  106
  橋本のぞみ著『樋口一葉 初期小説の展開』
愛知峰子  110
  小林敦子著『生としての文学――高見順論』
梅本宣之  114
  鳥羽耕史著『1950年代 「記録」の時代』
杉浦 晋  118
  荒井裕樹著『障害と文学――「しののめ」から「青い芝の会」へ』
木村 功  122
  古川裕佳著『志賀直哉の〈家庭〉――女中・不良・主婦』
下岡友加  126
  藤尾健剛著『漱石の近代日本』
柴田勝二  130
  長沼光彦著『中原中也の時代』
疋田雅昭  134
  馬場美佳著『「小説家」登場――尾崎紅葉の明治二〇年代』
関  肇  138
  外村彰著『岡本かの子 短歌と小説――主我と没我と――』
近藤華子  142
  村田裕和著『近代思想社と大正期ナショナリズムの時代』
綾目広浩  146
  佐藤伸宏著『詩の在りか――口語自由詩をめぐる問い』
安 智史  150
  山口直孝著『「私」を語る小説の誕生――近松秋江・志賀直哉の出発期』
日比嘉高  154
  和田博文著『資生堂という文化装置 1872-1945』
瀬崎圭二  158
〈紹介〉
  相馬明文著『太宰治の表現空間』
青木京子  162
  信時哲郎著『宮沢賢治「文語詩稿五十篇」評釈』
鈴木健司  163
  水本精一郎著『島崎藤村研究――詩の世界』・『島崎藤村研究――小説の世界』
金戸清高  164
  菅聡子著『女が国家を裏切るとき――女学生、一葉、吉屋信子』
矢澤美佐紀  165
  関谷博著『幸田露伴の非戦思想 人権・国家・文明――〈少年文学〉を中心に』
西川貴子  166
  日本近代文学会関西支部編『村上春樹と小説の現在』
山崎眞紀子  167
日本近代文学会
第86集 (2012年 平成24年 5月15日発行)  ダウンロード
〈論文〉
メディアの中の「女性作家」・山田順子
 ――『流るるままに』と徳田秋聲「順子もの」をめぐって――
大木志門  1
堀辰雄『姨捨』『姨捨記』と更級日記  ――保田與重郎との関連――
大石紗都子  17
記録する機械の眼から「広島のレンズ」へ ――大江健三郎『ヒロシマ・ノート』論――
高橋由貴  32
「風太郎忍法帖」という歴史
谷口 基  48
〈展望〉
 「文学史」をめぐる断想
中島国彦  64
  文学研究と古書価のことなど
東原武文  72
「東日本大震災」と文学館
赤間亜生  83
〈書評〉
  金子幸代著『鴎外と近代劇』
岩佐壯四郎  90
  塚本章子著『樋口一葉と斎藤緑雨――共振するふたつの世界』
岡田 豊  94
  小埜裕二著『童話論 宮沢賢治 純化と浄化』
大沢正善  98
  和田敦彦著『越境する書物――変容する読書環境のなかで――』
日高佳紀  102
  伊藤 博著『貧困の逆説――葛西善蔵の文学――』
柳沢孝子  106
  仁平政人著『川端康成の方法――二〇世紀モダニズムと「日本」言説の構成――』
高橋真理  110
  守安敏久著『メディア横断芸術論』
原 仁司  114
  権田浩美著『空の歌 中原中也と富永太郎の現代性』
加藤邦彦  117
〈紹介〉
  和田敦彦編『国定教科書はいかに売られたか――近代出版流通の形成』
牧 義之  121
  鈴木健司著『宮沢賢治文学における地学的想像力――〈心象〉と〈現実〉の谷をわたる』
森本智子  122
  出口智之著『幸田露伴と根岸党の文人たち――もうひとつの明治』
持田叙子  123
  永淵道彦著『廃墟の戦後に燃える――アヴァン・ギャルド「火の会」の活動とその軌跡』
小関和弘  124
  中井康行著『倫敦の不愉快な漱石 東京の孤独な漱石』
赤井恵子  125
日本近代文学会