これまでの例会・大会(1951年~1960年)
これまでの例会・大会(1951年~1960年)
*このデータは『日本近代文学会50年史』を参考に作成しています。
1951年
- ■第1回研究会
- 北村透谷の資料蒐集に基く実証的研究の経緯
- 勝本清一郎
- ■第2回研究会
- 山田美妙の資料をめぐって、その生涯及文学に対する考察
- 本間 久雄
- ■第3回研究会
- 伊良子清白の人生並に明治詩壇回顧
- 河井 酔茗
- ■第4回研究会
- 森鴎外の未発表日記に就いて
- 森 於莵
- 鶯亭金升氏に聞く
- 鶯亭 金升
- ■9月
- 花袋の思い出
- 前田 晁
- ■10月
- 武者小路実篤氏に聞く
- 武者小路実篤
- ■二葉亭四迷について
1952年
- ■1月例会
- 父秋聲を語る
- 徳田 一穂
- ■2月例会
- 「文学界」について
- 成瀬正勝・石丸久
- ■3月例会
- 紅葉と我楽多文庫
- 勝本清一郎
- ■4月例会
- 樋口一葉論
- 川口 朗
- 泉鏡花と一葉
- 村松 定孝
- ■5月例会
- 『花紅葉』上梓当時の詩壇回顧・海上胤平の歌論
- 武島 羽衣
- ■6月講演会
- 透谷論
- 勝本清一郎
- 鴎外論
- 稲垣 達郎
- 桃水論
- 塩田 良平
- 茂吉論
- 石丸 久
- 晶子論
- 本間 久雄
- 明治中期政治小説
- 吉田 精一
- ■10月例会
- 荷風と潤一郎
- 中村 光夫
- ■11月例会
- 詩壇回顧
- 人見東明
- ■12月
- 【紅葉記念講演会】
- 福田 清人・勝本 清一郎・成瀬 正勝・
- 暉峻 康隆・本間 久雄・松村 定孝
- (司会)吉田 精一
1953年
- *文芸講演会〈尾崎紅葉歿後五十年〉(於・読売ホール)
- 本間 久雄・勝本 清一郎
1954年
- ■1月例会
- 萩原朔太郎について
- 小出 博
- ■2月例会
- 紅葉伝執筆所感
- 城 夏子
- 鏡花の新泉綺談考
- 村松 定孝
- ■3月例会
- 二葉亭の未発表書簡
- 玉井 乾介
- ■4月例会
- 明治文学回顧 ―平田禿木のこと等
- 栗原 古城
- ■5月例会
- 鉄幹と晶子及林たか子
- 正富 汪洋
- ■6月講演会
- 比較文学の一課題
- 本間 久雄
- 木下杢太郎
- 野田宇太郎
- 晶子とロセツテイ
- 成瀬 正勝
- 泣菫の詩に就いて
- 矢野 峰人
- ■9月例会
- 横瀬夜雨と長塚節
- 平輪 光三
- ■10月例会
- 文学界時代の恋文 ―星野幽子より平田禿木へ
- 成瀬 正勝
- ■11月 文芸講演会(於・早稲田大学)
- 【島村抱月歿後三十五年】
- 文学史的に見た抱月の生涯
- 川副 国基
- 抱月と自然主義理論
- 吉田 精一
- 抱月と新劇運動
- 秋田 雨雀
- 悩みの人抱月
- 本間 久雄
1955年
- ■9月例会
- 『一兵卒の銃殺』について
- 岩永 胖
- ■10月例会
- 『田舎教師』のモデルの日記について
- 小林 一郎
- ■11月講演会
- 藤村について
- 三好 行雄
- 漱石の『それから』について
- 井上百合子
- 白樺派について
- 瀬沼 茂樹
- 透谷について
- 勝本清一郎
- ■*文芸講演会:【坪内逍遙歿後二十年】
- ■鴎外を偲ぶ会:【森茉莉女史を囲んで】
1956年
- ■1月例会
- 唯美派詩人・林外と清白について
- 本間 久雄
- ■2月例会
- 泡鳴の自己形成過程に於ける洲本期の問題性について
- 大久保典夫
- 先師岩野泡鳴を語る
- 大月 隆杖
- ■3月例会
- 北原白秋とノヴァーリス
- 河村 政敏
- ■4月例会
- 一葉逸話
- 塩田 良平
- ■5月例会
- 牧水と旅
- 若山喜志子
- ■6月公開講演会(於・早稲田大学)
- 藤村先生の印象
- 佐藤 春夫
- 花袋の生活と文学的方法
- 岩永 胖
- 藤村文学形成過程の一問題
- 新井 寛
- 日本自然主義私観
- 本間 久雄
- ■9月例会
- 詩壇回顧
- 野田 良治
- 上田敏の象徴主義観
- 石丸 久
- ■10月例会
- 二葉亭の『浮雲』成立の問題
- 関 良一
- ■11月公開講演会(於・東京大学)
- 紅葉『多情多恨』について
- 岡 保生
- 私小説の系譜
- 勝山 功
- 逍遥と新劇運動
- 坪内 士行
- 心理形式の発達と日本への影響
- 板垣 直子
1957年
- ■1月例会
- 『明六雑誌』について
- 成瀬 正勝
- ■2月例会
- 秋声の『黴』の成立をめぐって
- 榎本 隆司
- ■3月例会
- 農民文学の新系譜 ―早川三代治の『土と人』
- 木戸 清平
- 未発表鏡花作『白鬼女物語』について
- 村松 定孝
- ■4月例会
- 大正文学の出発
- 吉田 精一
- ■5月例会
- 逍遙・二葉亭・抱月
- 中村 星湖
- ■6月春季講演会
- 透谷の精神分裂病について
- 勝本清一郎
- 横光利一をめぐって
- 河上徹太郎
- ■10月例会
- 『明星』と山川登美子
- 坂本 政親
- 『破戒』の主題に関する批判的考察
- 伊東 一夫
- ■11月秋季定例講演会・大会(於・東京大学)
- 【テーマ】 日本プロレタリア文学の系譜
- 日本プロレタリア文学の系譜
- 勝本清一郎
- 徳富蘆花と社会主義
- 佐藤 勝
- 大正期のプロレタリア文学
- 稲垣 達郎
- 昭和期のプロレタリア文学
- 平野 謙
- ■12月例会
- 内田魯庵と写実主義
- 中村 完
- 内田魯庵の理解について ―近ごろの評価の謬りに寄す
- 野村 喬
- 内田魯庵の近代文学の意識
- 山田 博光
1958年
- ■1月例会
- 『毒草』について
- 翁 久美
- 晶子論
- 石丸 久
- ■2月例会
- 幕末開化期の戯作について
- 興津 要
- ■3月例会
- 漱石と龍之介との関係
- 熊坂 敦子
- ■4月例会
- 戦後文学の回想
- 中村真一郎
- ■5月春季講演会(於・早稲田大学)
- 【テーマ】 戦後文学は軌道に乗ったか
- 太宰治論
- 浅見 淵
- 三島由紀夫論
- 三好 行雄
- 椎名麟三論
- 瀬沼 茂樹
- 川端康成論
- 吉田 精一
- ■6月例会
- 耽美的傾向について
- 高田 瑞穂
- ■7月例会
- 太宰治と日本浪漫派
- 三枝 康高
- ■9月例会
- 文学享受の方法をめぐって
- 長谷川 泉
- ■10月例会
- 明治文壇人回顧
- 川田 順・翁 久允
- (聞く人)吉田 精一
- ■11月公開講演会(於・東京大学)
- 「文学界と西洋文学」 ―ペイターを中心にして
- 笹淵 友一
- 硯友社文学と写実主義
- 伊狩 章
- 明治初期文学と古典
- 関 良一
- ■12月例会
- 【テーマ】 新人をめぐる諸問題
- 戦後文壇の新人展望
- 三好 行雄
- 最近の新人 ―大江健三郎と福田章二
- 河村 政敏
- 新人不作論
- 村松 定孝
1959年
- ■1月例会
- ロンドンに於ける漱石とパリに於ける藤村
- 川副 国基
- ■2月例会
- 森鴎外論 ―その遺言と文体をめぐつて
- 渋川 驍
- ■3月例会
- 小栗風葉論 ―原稿「恋さめ」を中心に
- 岡 保生
- ■4月例会
- 田山花袋論
- 市川 為雄 ■5月公開講演会(於・早稲田大学)
- 【テーマ】 白樺派文学の諸問題
- 白樺派文学の理念 ―倉田百三を中心として
- 佐藤 善也
- 「白樺」と美術
- 稲垣 達郎
- 白樺派の文学
- 本多 秋五
- ■6月例会
- 自然主義発生前後の青年詩人群 ―当時の詩壇の裏の裏のうら話
- 服部 嘉香
- ■7月例会
- 永井荷風論 ―その枯渇期の問題をめぐって
- 宮城 達郎
- ■9月例会
- 広津和郎論 ―人と作風の素描
- 橋本 迪夫
- ■10月例会
- 『真理の春』と『文芸戦線』時代
- 細田 民樹
- ■11月秋季研究発表会(於・東京大学)
- 有島武郎の思想
- 沢野 六郎
- 長塚節の万葉集研究 ―巻十六の場合
- 山根 巴
- 柳田国男と自然主義
- 相馬 庸郎
- 作家の思想
- 高田 瑞穂
- 『春』についての一考察
- 和田 謹吾
- 泣菫詩の性格 ―その自然描写を中心として
- 坂本 政親
- 自由民権運動と言文一致
- 山本 正秀
- 独歩、藤村、漱石に於けるエゴイズム
- 勝本清一郎
- ■12月例会
- 『運命論者』と独歩出生の問題
- 坂本 浩
- 国木田独歩の人と作品(スライド上映)
- 成城大学文芸学部制作
1960年
- ■1月例会
- 小波とその周囲について
- 巖谷 栄二
- ■2月例会
- 長塚節の『土』の父と娘
- 安藤美登里
- 「長塚節の生涯」(16ミリフィルム上映)
- 茨城県庁制作
- ■3月例会
- 田岡嶺雲の位置づけ
- 西田 勝
- ■4月例会
- 明治・大正文壇の思い出 ―藤村・漱石・龍之介そのほか
- 中根駒十郎
- ■5月公開講演会(於・早稲田大学)
- 【テーマ】 近代文学の成立と政治小説
- 近代日本文学の成立と政治小説
- 中村 完
- 外国における政治小説
- 木村 毅
- 政治小説と現代
- 村松 剛
- ■6月例会
- 初期の太宰治について ―『葉』をめぐる諸問題
- 鳥居 邦朗
- 「人間・太宰治」(スライド上映)
- 成城大学文芸学部制作
- ■7月例会
- 白樺派の形成過程 ―『ヒユウザン会』前後
- 紅野 敏郎
- ■9月例会
- 鴎外思い出すまま
- 森 於莵
- ■秋季研究発表会(於・東京教育大学)
- 【研究発表】
- 近代詩論史における韻律論および律格論
- 角田 敏郎
- 泉鏡花 ―観念小説から浪漫小説へ
- 手塚 昌行
- 太宰治私論
- 山田 晃
- 日本近代文学研究の反省
- 川副 国基
- 『坑夫』『三四郎』の世界
- 遠藤 祐
- 森鴎外と常磐会
- 古川 清彦
- 島村抱月の劇運動と芸術座
- 谷村 寿子
- 性格学よりする島崎藤村の分裂性気質説批判
- 伊東 一夫
- 花袋と山口寒水
- 市川 為雄
- 【特別講演】
- 欧米における文学研究の一問題点
- 吉田 精一
- 【シンポジウム】 現代詩の課題
- 河村 政敏・木原 孝一・村野 四郎
- (司会)関 良一
- ■11月例会
- 宮沢賢治の挽歌
- 恩田 逸夫
- ■12月例会
- 洋風浮世絵について
- 勝本清一郎