月: 2024年9月

支部だより(2024年9月)

2024年9月24日
北海道支部 ◎三月二日、支部例会をオンライン開催(ZOOM使用)した。タイトルと発表者は以下の通りである。〈研究発表〉マンガにおける内語研究の再検討とその可能性               劉 媛中島梓論――やおい/BL史再考に向けて              成瀬 真己杜漱石と澤菴――『吾輩は猫で…

2024年度日本近代文学会秋季大会のお知らせ

2024年9月23日
2024年度日本近代文学会秋季大会は10月26日(土)、27日(日)に広島大学で行なわれます。対面形式での開催です。プログラムは[こちら]をご覧ください。 なお、東広島駅⇒広島大学行きのバスは「土曜・日曜・祝日および8/13~16、12/29~30は運休」です。    学会中はご利用できませんので、…

秋季大会特集 日本近代文学における東アジア表象――「事件」と文学の間――

2024年9月4日
【特集の趣旨】 日本近代文学に現れた東アジアをめぐるさまざまな表象と想像は、当時の越境的な状況の中で時代と歴史とに関する文学者たちの多様な認識を示している。それをあえて「事件と文学の間」で追究することで、多様で流動的な東アジア表象に具体的な意味を提示できよう。中国の王朝を中心とした朝貢体制が崩壊した…

秋季大会パネル発表要旨

2024年9月2日
〈新開地〉をめぐる統合と紛糾・希望と幻滅の〈現実〉表象 (発表者)山﨑義光 岡英里奈 奥村華子 森岡卓司 (ディスカッサント)村田裕和 一九世紀後半以降、帝国主義的な国土拡張と敗戦によるその縮小の中で移民・開拓地が見いだされ、産業構造の変化にともなう人の移動によって新たな集住地が形成された。こうした…

秋季大会個人発表要旨

2024年9月2日
東京を「裏返す」小説――案内記としての山田美妙「武蔵野」 伊東弘樹 山田美妙の「武蔵野」(『読売新聞』、一八八七・一一〜一二)は、南北朝時代の足利勢と新田勢の合戦を題材にした時代小説である。大橋崇行『言語と思想の言説』(笠間書院、二〇一七・一〇)によれば、小説は明治の時点から語られ、歴史学・修辞学な…