機関誌『日本近代文学』

『日本近代文学』第106集特集「文学史はどこから来て、どこへ行くのか」のお知らせ

2021年2月25日
日本近代文学における文学史は、1970年代以降、歴史主義批判の視点から相対化されていった。しかし、それから半世紀近くが経ち、そうした立場もまた現在、相対化されたように見える。結果として文学史は置き去りにされたまま総括が為されず、現在、文学の〈衰退〉があたかも自明のように語られている。それは、高校国語…