これまでの例会・大会(2001年~2010年)
これまでの例会・大会(2001年~2010年)
- 日時: 2010年11月20日(土)13:30より
- 場所: 早稲田大学 戸山キャンパス
- 33-2号館第一会議室
- 《シンポジウム》紙からデジタルへ―研究環境・研究方法の前線(二)
- 前田塁
- 電子書籍時代の「文学」と「読解」について
- 岡野裕行
- 図書館や文学館の資料デジタル化とデジタルツールによる情報発信の可能性
- 谷川恵一
- デジタル化のバランスシート
- 日時: 2010年10月23日(土) ・ 24日(日)
- 場所: 三重大学 共通教育一九〇番教室ほか
- ■ 23日(土) 14:00より
- 開会の辞 高橋昌子
- 《特集》〈一九一〇年〉の再検討
- 大東和重
- 中国人留学生にとっての〈一九一〇年〉前後
- ――魯迅・周作人・成?吾・郁達夫
- 金子明雄
- 〈一九一〇年〉文学の争闘――ゴシップ・実生活・自然主
- 鶴見太郎
- 『遠野物語』の封印
- ■ 24日(日) 10:00より
- 研究発表
- 林信蔵
- 「実験」から「対位法」へ――荷風の『タンホイザー』体験をめぐって
- 中山弘明
- 舞台の上の『夜明け前』――「コントラプンクト」の周辺
- 茶園梨加
- 石牟礼道子『苦海浄土――わが水俣病』の改稿をめぐって
- 《パネル発表・連続企画》 14:30より
- 第一会場 パネル発表
- 『上海文学』のポテンシャルエネルギー――日本統治下の上海文学界を考える
- 大橋毅彦(ディスカッサント)・趙夢雲・木田隆文・鈴木将久・竹松良明(司会)
- 第二会場 パネル発表
- 「中間小説」の問題系――昭和二〇年代の黎明
- 小嶋洋輔・西田一豊(司会)・高橋孝次・牧野悠
- 第三会場 パネル発表
- ゼロ年代とメディアミックスの荒野――固有名の彼方へ
- 一柳廣孝(司会)・横濱雄二・大橋崇行・水川敬章・飯倉義之
- 第四会場
- 連続企画第一回 「理論は、いま」
- 中村三春
- 虚構論、ふたたび
- 瀬崎圭二
- 〈文化研究〉の行方
- 高榮蘭
- 翻訳・位置・機能――一九八〇年代における「文学」と「危機」の交錯
- 生方智子
- 精神分析批評の射程圏
- 閉会の辞 中島国彦
- 日時: 2010年6月26日(土)13:00より
- 場所: 慶應義塾大学 三田キャンパス 519教室
- [慶應義塾大 学キャンパスマップ]
- 《研究発表》 [要 旨]
- 市川紘美
- 反復される〈母〉の不在 ―泉鏡花「龍潭譚」、「化鳥」における〈少年〉―
- 本庄あかね
- 『邪宗門』の外光表現をめぐって
- 郭南燕
- 遠藤周作の『悲しみの歌』 ―『海と毒薬』の罪責感のゆくえ―
- 日時: 2010年5月22日(土) ・ 23日(日)
- 場所: 大東文化大学 板橋キャンパス[大東文化大学アクセスマップ]
- 1号館3F 10301番教室[キャンパスマップ]
- ■ 22日(土) 14:00より [要旨]
- 開会の辞 栗林秀雄
- 研究発表
- 佐々木亜紀子
- 『厭がらせの年齢』の歪んだ戦後占領期風景 ―うめ女の今日性―
- 大原祐治
- 「小市民の幸福」と文学 ―坂口安吾と戦後社会―
- 浅野正道
- 小説家の二つの肖像
- ―坪内逍遙『小説外務大臣』『内地雑居未来之夢』における小説家表象をめぐって―
- 総会
- 懇親会 グリーン・スポット(学内)
- ■ 23日(日) 10:00より [要旨]
- 研究発表
- 伊東孝
- 巌垣月洲「西征快心篇」について
- 青木亮人
- 明治期の蕪村調、その実態 ―俳人漱石の可能性について―
- 《特集》 13:00より
- 夢の〈ふるまい〉
- 武内佳代
- 澁澤龍彦『高丘親王航海記』 ―夢の時空、読書の時空―
- 宮崎真素美
- 眠らない詩人たち
- 柘植光彦
- 福永・島尾・筒井、そして春樹
- 閉会の辞 中島国彦
- ※なお、22日(土)正午より、評議員会を開催する予定です。
- 日時: 2009年11月28日(土)13:30より
- 場所: 明治大学 駿河台校舎キャンパス
- リバティタワー16号館1163教室
- 《特集》文学にとってのスポーツ
- 熊谷昭宏
- 登山家のモノローグ
- ―小島烏水『日本アルプス』第一巻の反自然主義的文学論と紀行文の考察―
- 波潟剛
- スポーツ誌とモダニズム文学のあいだ
- 岩佐壯四郎
- 『破戒』のテニス
- 日時: 2009年10月24日(土) ・ 25日(日)
- 場所: 関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパス B号館
- ■ 24日(土) 14:00より
- 開会の辞 細川正義
- 研究発表
- 木村洋
- 時代に煩悶あり
- ―『獨歩集』『運命』論―
- 西元康雅
- 視覚とカメラ
- ―『細雪』の写真をめぐって―
- 野口尚志
- 太宰治と「津軽の言葉」
- ―「雀こ」を中心に―
- ■ 25日(日) 10:00より
- 研究発表
- 上村文人
- 大江健三郎『人生の親戚』論
- ―倉木まり恵の人物像と「信仰を持たない者の祈り」について―
- 柴田勝二
- 閉じ、開かれる時空
- ―大江健三郎における共同体―
- 《シンポジウム》 13:00より
- 〈複数言語〉の明治
- 福井辰彦
- もう一人のお伝 ―菊池三渓「臙脂虎伝」について―
- 馬場美佳
- 〈調和〉への挑戦 ―尾崎紅葉の小説文―
- ロバート・キャンベル
- 『米欧回覧実記』に流れる複数の言語態
- 青木稔弥
- アイデヤルの挑戦
- (司会) 河野至恩・ 谷川恵一
- 閉会の辞 山田有策
- 日時: 2009年6月27日(土) 13:30より
- 場所: 清泉女子大学 1号館4階 140教室
- 研究発表
- 禧美智章
- 泉鏡花『天守物語』の視覚性とその受容―文字テクストから映像テクストへの想像力の伝播―
- 位田将司
- 横光利一における「形式主義」―「個性」という形式について―
- 近藤富
- 虫と宇宙の間で笑う ―尾崎一雄「虫のいろいろ」における自然科学と西洋哲学―
- 日時: 2009年5月23日(土) ・ 24日(日)
- 場所: 青山学院大学・青山キャンパス 総合研究所ビル12階 大会議室
- ■ 23日(土) 14:00より
- 開会の辞 片山宏行
- 研究発表
- 上田正行
- 「厭ふ恋」のペシミズム *タイトルの変更がありました
- 石崎等
- 漱石の静かなる闘い
- ―『思ひ出す事など』と「朝日文芸欄」をめぐって―
- 渡邊澄子
- 〈食べられる女〉と〈食べる男〉
- ―「カニバリズム」の文学史―
- ■ 24日(日) 10:00より
- 研究発表
- 西井弥生子
- 土俗の逆襲
- ―内田百間『冥途』論―
- 宮坂康一
- 堀辰雄におけるジイド「ドストエフスキイ論」の受容
- ―論理性と不合理の戦場―
- 《特集》 13:00より
- 〈貧困〉の文学・〈文学〉の貧困
- 鈴木啓子
- 貧困の裏返し方 ―眉山・一葉・鏡花を中心に―
- 種田和加子
- 剥奪の構図 ―桐野夏生作品から考察する―
- 飯田祐子
- 個人的なことを政治的に考えるために
- (司会) 権田和士・ 和田博文
- 閉会の辞 山田有策
- 日時: 2008年11月22日(土) 13:30より
- 場所: 上智大学 四谷キャンパス 7号館14階特別会議室
- 《テーマ》 〈独身者〉という視角
- 松下 浩幸
- 〈独身者〉のオントロギー ―「それから」における「労働」と「恋愛」をめぐって
- 浜田 雄介
- 「〈独身者〉という視角」で読む江戸川乱歩
- 羽矢みずき
- 強いられた〈独身者〉 ―林芙美子『冬の林檎』―
- 黒澤亜里子
- 〈Y・Y・カンパニー〉という絆
- ―宮本百合子・湯浅芳子の往復書簡にみる女性同士の共同性とセクシュアリティ―
- (司会) 橋本のぞみ ・ 近藤華子
- 日時: 2008年10月25日(土) ・ 26日(日)
- 場所: 東北大学 川内北キャンパス
- ■ 25日(土) 14:00より
- 開会の辞 佐藤伸宏
- 研究発表
- 権田浩美
- 富永太郎とモダニズム
- ―中原中也記念館・神奈川近代文学館所蔵の未刊行資料を中心に―
- 仁平政人
- 川端康成『山の音』の方法
- 楠田剛士
- 井上光晴『地の群れ』における「被爆者部落」の問題
- ■ 26日(日) 10:00より
- パネル発表
- 《A会場》
- 石原純の宇宙 ―「科学」と「文学」を座標軸として―
- (パネリスト)
- 紅野謙介、島村輝、西尾成子
- 《B会場》
- 〈全集〉出版と読者 ―改造社を中心に―
- (パネリスト)
- 庄司達也、杉山欣也、山岸郁子 (司会者) 掛野剛史
- 《C会場》
- 戦前期日本ペンクラブをめぐる諸問題 ―日印文化交流と国際文化政策―
- (パネリスト)
- 山本亮介、目野由希、稲賀繁美 (ディスカッサント) 梶原景昭
- 《特集》 13:30より
- 〈身体〉の加工と文学
- 有元伸子
- 三島由紀夫の行為する身体
- 友田義行
- 顔の加工/仮構 ―安部公房/勅使河原宏『他人の顔』論
- 巽 孝之
- 沼正三『家畜人ヤプー』の解釈共同体
- 吉村萬壱
- 痛い小説を書く理由
- (司会) 乾 英治郎 ・ 山口俊雄
- 閉会の辞 山田有策
- 日時:2008年6月28日(土) 13:30より
- 場所:東京大学 本郷キャンパス
- 研究発表
- 遠藤郁子
- 佐藤春夫『李太白』 ―現実超克への志向性とその表現をめぐって―
- 早川芳枝
- 中上健次における折口信夫受容 ―折口学〈小説〉化の試みを探る―
- 鈴木貴宇
- 「江分利満」のモダニズム ―山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』から〈サラリーマン〉を考える―
- 日時:2008年5月24日(土)・25日(日)
- 場所:東洋大学 白山キャンパス・井上円了ホール
- ■ 24日(土) 14:00より
- 開会の辞
- 文学部長 竹村政男
- 研究発表
- 嵯峨景子
- 忘れられたベストセラー ―内藤千代子と『スヰートホーム』―
- 伊藤 博
- 貧困の逆説 ―葛西善蔵「贋物さげて」論―
- 三浦 卓
- 川端康成「美しい旅」 ―〈障害者〉から〈満州〉へ―
- ■ 25日(日) 10:00より
- 研究発表
- 小澤 純
- 反覆する一回性 ―芥川龍之介「地獄変」における〈眼〉の範列―
- 齋藤 勝
- 室生犀星の法意識 ―昭和十年前後の小説における「法律」「裁判所」の位置―
- 《シンポジウム》 13:00より
- 〈環境〉のなかの表象と心 ―近代文学再考―
- 結城正美
- 環境と言葉 ―日米比較環境文学研究の立場から―
- 藤森 清
- 風景と所有権と文学
- 河野哲也
- 環境・動物・変身 ―ギブソン心理学とロートレアモン伯爵―
- 西田谷洋
- 認知環境とアフォーダンス
- (司会)高橋龍夫・井上優
- 閉会の辞
- 山田有策
- 日時: 10月27日(土)・10月28日(日)
- 場所: 立命館大学
- ■ 27日(土)14:00より
- 開会の辞
- 木村一信
- 研究発表
- 【A会場】
- 山中千春
- 佐藤春夫「美しい町」論 ―交錯する〈時代〉、幻視される〈風景〉、響きあう〈人々〉―
- 村田裕和
- 萩原恭次郎と黒色‐アヴァンギャルド ―戦前期アナキズム文学試論―
- 水谷真紀
- 「若草」における女性像の変容 ―モダンガールから「新しい女」へ―
- 【B会場】
- 内藤由直
- 林房雄「青年」論 ―本文改訂の問題―
- 志村三代子
- 戦時下の宮本武蔵 ―『剣聖武蔵伝』の映画化をめぐって―
- 住友直子
- 埴谷雄高「死霊」生成過程の問題 ―「間奏語抄(ディアプサルマタ)」(S.キルケゴオル)から―
- ■ 28日(日)
- 《パネル発表》 10:00より
- 【A会場】
- 『小学生全集』の世界観
- (パネリスト)久米依子、宮川健郎、藤本恵
- (ディスカッサント)和田敦彦
- 【B会場】
- 私たちの内なる植民地主義
- ――グローバリズムと文学――
- (パネリスト)宮城公子、松枝誠、細見和之
- (ディスカッサント)西成彦
- 《シンポジウム》 13:30より
- 〈ジャンル〉形成期の諸相への問い
- 山田俊治
- 小説ジャンルの近代的生成
- 山田有策
- 口語文体とは?
- 松井貴子
- 正岡子規のジャンル意識 ――西洋受容と写生論構築――
- 神林恒道
- 日本的「ロマン主義」の位相
- (司会)大石直記・猪狩友一
- 閉会の辞
- 池内輝雄
- 日時: 11月24日(土)13:30~
- 場所: お茶の水女子大学 共通講義棟1号館
- 不快・不安・浮遊 ――〈異常〉を語る文学――
- 小松史生子
- 〈復讐〉の言説と異常心理分析 ――犯人像の変遷から見る日本近代探偵小説の軌跡――
- 生方智子
- 〈単独者〉の身体 ――谷崎潤一郎『悪魔』『続悪魔』における〈異常〉の戦略――
- 近藤裕子
- 臨床(クリニーク)から批評(クリティーク)へ ――やまいを読む 方法――
- 斉藤環
- 震災と文学
- (司会)小林美恵子・谷口基
- 日時: 5月26日(土)・5月27日(日)
- 場所: 成蹊大学 大学四号館
- ■ 26日(土)14:00より
- 開会の辞
- 林廣親
- 研究発表
- 高野奈保
- 徳田秋聲「黴」論 ―〈生活の芸術化〉の視点から―
- 佐藤淳一
- 谷崎潤一郎訳『源氏物語』という試み
- 山中剛史
- 加速する〈作家像〉 ―「三島由紀夫」という作家イメージの変遷― ■27日(日)10:00より
- 研究発表
- 永井善久
- 志賀直哉「菰野」論 ―メディアのなかの兄と弟―
- 浅野麗
- 中上健次『日輪の翼』の〈聖〉と〈聖〉 ―「天皇制的イデオロギー」に対する「戦略」の再考―
- シンポジウム
- 再生産される作家イメージとその強度
- 関礼子
- 〈作家〉像の構築過程 ―緑雨校訂・一葉「棹の雫」の周辺―
- 佐藤泉
- 反権威言説の現代的配置
- 安藤宏
- 表現機構としての”作者”
- 佐藤秀明
- 『仮面の告白』の「虚構」
- (司会)疋田 雅昭・山本 亮介
- 閉会の辞
- 池内輝雄
- 日時: 6月23日(土)13:30~
- 場所: 東京女子大学 二号館
- 研究発表
- 原田桂
- 三浦哲郎「十五歳の周囲」論
- 梶尾文武
- 三島由紀夫『美しい星』と核時代の想像力
- 谷川充美
- 父親と家族のうつわの物語 ─宮部みゆき「理由」の背景と家族へのまなざし─
- 日時: 10月28日(土)・10月29日(日)
- 場所: 九州大学医学部百年講堂
- ■ 28日(土)14:00より
- 開会の辞
- 松本常彦
- 研究発表
- 宮澤隆義
- 坂口安吾と〈新しい人間〉論
- 岡村知子
- 〈書記〉と〈身体〉――太宰治「盲人独笑」と優生思想――
- 中野和典
- 予言の機能――安部公房『第四間氷期』論――
- 総会
- 懇親会
- ■ 29日(日)10:00より 二会場にて開催
- 《パネル発表》
- A会場 隠蔽と欲望
- (パネリスト)坂元昌樹、長沢雅春、浦田義和、横手一彦 (司会)浦田義和 (ディスカッサント)松下博文
- B会場 伝統と近代 ――一九三〇年代の詩における葛藤の様相――
- (パネリスト)鈴木貴宇、名木橋忠大、内海紀子(司会)安智史、(ディスカッサント)西村将洋
- シンポジウム
- 表象の暴力/主体の力学――たとえば、一九五〇年代――
- 鈴木直子
- 女性たちの〈占領の記憶〉――近代家族と平和主義の主体形成――
- 田崎英明
- 炭鉱――「戦後市民社会」の根源史としての――
- 井口時男
- 火野葦平をめぐって
- (司会)生方 智子・篠崎美生子
- 閉会の辞
- 池内輝雄
- 日時: 11月25日(土)14:00~
- 場所: 白百合女子大学 一号館
- 読書文化と文学
- 鳥羽耕史
- サークル誌ネットワークの広がりと密度――一九五〇年代文学のプロフィル――
- 谷口基
- 「戦中派」の読書体験が拓いたもの――山田風太郎と聖書・漱石・探偵小説――
- 高田里惠子
- わだつみ世代の読書文化――ただしアプレゲール派の視点から――
- (司会)掛野剛史・松下浩幸
- 日時: 5月27日(土)・5月28日(日)
- 場所: 白百合女子大学講堂
- ■ 27日(土)14:00より
- 開会の辞
- 高橋博史
- 研究発表
- 川勝麻里
- 芳賀矢一『国文学史十講』『国民性十論』に見る『源氏物語』の風景描写
- ――〈実学〉から〈芸術〉への価値転換と国文学史の成型について――
- 鷲﨑秀一
- 岩野泡鳴「猫八」における〈有情滑稽〉の照準――大正期〈批評の標準〉問題を視野に――
- 渡邊英理
- 言葉の争闘――島崎藤村『夜明け前』における歴史記述と歴史認識
- 総会
- 懇親会
- ■ 28日(日)10:00より
- 研究発表
- 池野美穂
- 三島由紀夫の原点――童話から「仮面の告白」へ――
- 徐東周
- 中島敦の京城――「巡査の居る風景」における植民地表象の問題とその射程――
- シンポジウム
- それぞれの〈近代〉〈文学〉――交差する東アジア――
- 金京媛
- 韓国文学の近代性を問い直す
- 呉叡人
- もう一つの「閉塞時代」の精神史――龍瑛宗の戦前台湾小説にみられるコロニアルな主体の形成――
- 新城郁夫
- 戦争の継続としての沖縄と日本近代(文学)との抗争
- (ディスカッサント)中根隆行
- (司会)五井信・土屋忍
- 閉会の辞
- 池内輝雄
- 日時: 6月24日(土)13:30~
- 場所: 白百合女子大学 一号館
- 研究発表
- 松田顕子
- 〈反戦小説〉の根底――泉鏡花「海城発電」とナショナリズム――
- 呉聖淑
- テキスト『煤煙』の成立――メディアと文学の交渉――
- 河野至恩
- 鷗外における「迷信」のヒストリオグラフィ
- 日時: 10月22日(土)―23日(日)
- 場所: 國學院大學
- ■ 22日(土)14:00より
- 開会の辞
- 傳馬義澄
- 研究発表14:15より、2会場にて開催
- A会場(1号館3階:講堂)
- 平辰彦
- 藤村の近代とセクシュアリティ――『夏草』における色と愛のドラマツルギーをめぐって――
- 川原塚瑞穂
- 隠蔽された欲望――泉鏡花『黒猫』におけるセクシュアリティ――
- 井上明芳
- 森敦「月山」論――〈境界〉化する「月山」――
- B会場(1号館2階:410教室)
- 河田和子
- メタフィクションとしての〈日本〉と古典――『保田與重郎の神道論と〈近代の超克〉――
- 天野知幸
- 「慰安婦」表象と田村泰次郎――その問題の射程――
- 柴田優子
- 反照する日米原爆観――ジョン・ハーシー「ヒロシマ」と永井隆「長崎の鐘」――
- ■ 23日(日)10:00より
- パネル発表10:00より、4会場にて開催
- C会場(1号館4階:601教室)
- 猥雑を言語化する ――『変態心理』の時代――
- (パネリスト)古川 裕佳、木田 歩、小松史生子
- (司会)光石亜由美
- (ディスカッサント)佐々木亜紀子
- D会場(1号館4階:602教室)
- 〈移動する(マイグレイティング)〉文学から何が見えるか――北米日系移民の日本語文学と近代日本――
- (パネリスト)日比 嘉高、日高 佳紀、クリスティーナ・バシル
- (ディスカッサント)佐野 正人
- E会場(1号館4階:603教室)
- フィクショナルな禁止――ジェンダー・セクシュアリティ・民族表象をめぐる抵抗と共犯――
- (パネリスト)内藤千珠子、小平麻衣子、高榮蘭
- (ディスカッサント)飯田 祐子
- F会場(1号館2階:AV―1教室)
- 映画というテクストを読む――身体・五感・想像力――
- (パネリスト)種田和加子、友田 義行、ジェイソン・ハーランズ
- (ディスカッサント)中川 成美
- 特集13:30より 1号館3階講堂
- 声をよむ、文字をきく
- 押野武志
- 声と文字の抗争史
- 疋田雅昭
- 「声」と「音楽」の逆説――中也詩のリズムをめぐって――
- 石井直人
- 声へのとらわれ、文へのあこがれ――「未明伝統批判」の再検討――
- 楠かつのり
- 聴覚に直接に訴える声の場の創出
- (司会)堤玄太・宮川健郎
- 閉会の辞
- 曾根博義
- 日時: 11月26日(土)14:00~
- 場所: 駒澤大学 一号館204教場 (駒澤キャンパス)
- テーマ メディアの生態学
- 片山宏行
- 鷗外〈史伝物〉と芥川・菊池――『毎日新聞』を視座として――
- 木村一信
- ジャワの加藤朝鳥
- 佐藤卓己
- 「メディアの時代」と総力戦パラダイム
- (司会)篠崎美生子・松下浩幸
- 日時: 5月28日(土)―29日(日)
- 場所: 北海学園大学
- ■ 28日(土)14:00~
- 開会の辞
- 野坂幸弘
- 研究発表
- 秋元裕子
- 「瀧口神話」の形成
- ――〈神話〉の相対化を求めて――
- 中谷いずみ
- 生活綴方的に生きる
- ――鶴見和子を視座とする一九五〇年代生活綴方運動論――
- 吉田竜也
- 「入江のほとり」の言語論
- 総会
- 懇親会
- (ジャスマックプラザホテルにて開催いたします)
- ■ 29日(日)10時~
- 研究発表
- 石曽根正勝
- アニメ批評と「文学」のはざまで
- ――宮崎駿『もののけ姫』を新たな目で見る――
- 横濱雄二
- メディアミックス作品論の試み
- ――アニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』――
- シンポジウム 文化史としての〈現代文学〉
- 柴田勝二
- 村上春樹と情報社会
- 跡上史郎
- なぜ性とサブカルチャーか?
- 米村みゆき
- インターディシプリンのアニメーション研究・教育
- 北田暁大
- サブカルチャー/メディア/批評
- ――マンガ批評と純粋テレビ――
- (司会)金子明雄・吉田司雄
- 閉会の辞
- 曾根博義
- 日時: 6月25日(土)13:30~
- 場所: 駒澤大学 一号館204教場 (駒澤キャンパス)
- 研究発表
- 朝岡浩史
- 近代心中物語と断末魔
- ――『今戸心中』他――
- 田代早矢人
- 「秋声史」の再形成
- ――「順子もの」・ゴシップ・批評――
- 成田大典
- 本格探偵小説形成期における読者参加
- ――「五階の窓」を中心に――
- 倉田容子
- 中上健次『日輪の翼』における「仮母」/非「仮母」としての老婆たち
- ――差異・差別へのまなざしをめぐって――
- 日時: 5月22日(土)―23日(日)
- 会場: 駒澤大学 一号館301教場 (駒澤キャンパス)
- ■ 22(土)14:00~
- 開会の辞
- 高田知波
- 研究発表
- 李承信
- 〈少年愛〉と〈暴力〉のまなざし
- ――植民地知識人 李光洙の表象をめぐって――
- 楠井清文
- 中島敦「光と風と夢」の歴史認識
- ――〈サモア紛争史〉の位置付けをめぐって――
- 山本良
- 政治小説における革命観の問題
- ――宮崎夢柳『憂世の涕涙』の未確認原本を視座として――
- 総会
- 懇親会
- (駒澤大学深沢校舎大ホールにて開催いたします)
- ■ 23日(日)10時~
- 研究発表
- 松本和也
- 太宰治「地球図」から何がみえるか
- 岡田豊
- 廣津柳浪『異りだね』論
- シンポジウム
- 〈戦後〉論の現在──文学を再配置する
- 吉見俊哉
- 戦後日本とアメリカニズム
- 竹内栄美子
- 戦後文化運動への一視角
- ──山代巴・中井正一の実践と論理
- 花田俊典
- 大きな物語と小さな物語
- 中川成美
- (ディスカッサント)
- (司会)内藤寿子・日比嘉高
- 閉会の辞
- 曾根博義
- 日時: 6月26日(土)14:00~
- 会場: 駒澤大学 一号館204教場 (駒澤キャンパス)
- 研究発表
- 森井直子
- 北村透谷「蓬莱曲」
- ──〈drama〉と〈戯曲〉をめぐって──
- 村田裕和
- 安成貞雄の文芸批評
- ──「科学的精神」の成立とそのゆくえ──
- 松元季久代
- 賢治童話・解釈・広告ちらし
- 日時: 10月16日(土)―17日(日)
- 場所: 奈良大学講堂
- ■ 16日(土)14:00~
- 開会の辞
- 鎌田道隆(奈良大学学長)
- 研究発表
- 光石亜由美
- 「変態性欲」と文学
- ―― 一九一〇年代における性の表象――
- 関塚誠
- 大岡昇平『俘虜記』の「偶然」
- ――同時代への免罪符――
- 服部訓和
- 天皇制を語る場
- ――大江健三郎「セヴンティーン」と「政治少年死す」のあいだ――
- 懇親会
- (奈良ロイヤルホテルにて開催いたします)
- ■ 17日(日)10時~
- 研究発表
- 中西亮太
- 會津八一『南京新唱』と『鹿鳴集』
- ――時代と読者と作品の関わり――
- 西村将洋
- 浪漫派の小説「ゴルフ」
- ――雑誌『日本浪曼派』創刊前夜――
- 特集 幻視される古代/原郷としての日本
- 小林幸夫
- 志賀直哉と奈良
- 高橋広満
- 折口信夫の古代
- ――「死者の書」など――
- 中島国彦
- 古寺巡礼の季節の中で
- 苅部直
- 和辻哲郎の「古代」
- ――『古寺巡礼』を中心に――
- (司会)勝原晴希・鬼頭七美
- 閉会の辞
- 曾根博義
- 日時: 11月27日(土)14:00~
- 場所: 駒澤大学 一号館204教場 (駒澤キャンパス)
- テーマ 「作品の場所――ことばと身体の接点――」
- 坪井秀人
- 〈少女〉という場所
- ――童謡舞踊・綴方その他――
- 田中励儀
- 泉鏡花作品の成立と変容
- ――本文の問題を軸として――
- 宮城聰
- 芋の露連山影を正しうす
- (司会)金子明雄・鈴木啓子
- ※午後一時より会場にて、ク・ナウカの舞台ビデオを上映いたします。
- 場 所: 和洋女子大学
- 研究発表
- 兵頭かおり
- 中野重治「汽車のなか」の方法
- 木村友彦
- 〈小説〉という名の〈批評〉
- 杉浦 晋
- 二つの『小島の春』の受容
- 中谷由郁
- 夏目漱石『文学論』における恋愛観
- 伊藤佐枝
- 志賀直哉初期作品に於ける〈恋愛〉
- 特集 「権力とことば――大逆事件をめぐって」
- 柳瀬善治
- 〈テロル〉の時代における「大逆事件」
- 北田幸恵
- 野須賀子の〈大逆〉における〈ジェンダー〉と〈言葉〉
- 島村 輝
- 一九一〇年の「大逆」
- (司会)宇佐美毅・山田俊治
- 場 所: 早稲田大学
- 古郡明子
- 『金色夜叉』と美文
- 中村研示
- 趣味の時代
- 藤木直実
- 一九一一=明治四四年、欲望する『三越』
- 日 時: 9月27日(土) 14:00~
- 場 所: 早稲田大学 7号館小野梓記念講堂
- テーマ 「テクスト生成研究の可能性」
- 渡部麻実
- 堀辰雄〈外国文学に関するノート〉
- ──受容の現場──
- 杉浦静
- 宮沢賢治心象スケッチ「〔雪と飛白岩の峯の脚〕」考
- 吉田城
- テクストの深海を探る
- ──生成の起源から未来へ
- (司会)菅井かをる・山田俊治
- 日 時: 10月25日(土)-26日(日)
- 場 所: 金沢大学文学部 講義棟A101講義室
- ■ 25日(土)14:00~
- 開会の辞
- 上田正行
- 特集 鏡花、劇的なるものをめぐって
- 穴倉玉日
- 『婦系図』の諸相
- ──新派における上演をめぐって──
- 佐伯順子
- 泉鏡花と現代演劇
- 四方田犬彦
- 『婦系図』映画化の系譜
- (司会)秋山稔・今村忠純
- 懇親会
- 金沢エクセルホテル東急5階「ボールルームC」、会費6000円
- ■ 26日(日)10:00~
- 研究発表
- 林浩平
- 詩の生成における〈権力〉感覚をめぐって
- ──萩原朔太郎晩年の言語意識を中心に──
- 村瀬甲治
- 「図書館幻想」論
- ──宮澤賢治における書記/読書行為の空間構成──
- 大木志門
- 徳田秋聲『仮装人物』の生成
- ──「順子」ものとの比較考察──
- シンポジウム
- パロディ・パスティーシュの市民権
- 吉川豊子
- パロディ小説『真珠夫人』の可能性
- 綾目広治
- パロディ文学の可能性と限界
- ──太宰治をめぐって──
- 清水義範
- パスティーシュは文学の背骨
- (司会)狩野啓子・小林幸夫
- 閉会の辞
- 東郷克美
- 11月例会
- 日 時: 11月22日(土) 14:00~
- 場 所: 早稲田大学 7号館小野梓記念講堂
- テーマ 「〈老い〉のエクリチュール」
- 須浪敏子
- 円地文子の老いのエクリチュール
- 清水良典
- 『センセイの鞄』と『石に泳ぐ魚』におけるセクシャリティー
- ──性的アジールとしての「老い」──
- 岩橋邦枝
- 講演・文学にみる〈老い〉の想像力
- (司会)尾形 明子・長谷川 啓
- 日 時:
- 場 所: 専修大学
- 研究発表
- 深津謙一郎
- ゾラからモーパッサンへ
- 宮崎 靖士
- 谷崎潤一郎『卍』におけるテキストの生成
- 鈴木 貴宇
- 板垣鷹穂と〈機械〉
- 横井 司
- 木々高太郎と昭和10年代の日本探偵小説
- 萬所 志保
- 太宰治『I can speak』論
- 【特集】 博文館再考 ―明治期の出版と文学
- 鈴木 貞美
- 「文学」の近代化と博文館出版物の役割
- 浅岡 邦雄
- 博文館の生成
- 酒井 敏
- 勇士の肖像
- (司会)阿部 寿行・木戸 雄一
- 全 美星
- 広津柳浪『七騎落』論
- 小川 昌子
- 誰が「一葉」を語るのか
- 西川 貴子
- 幸田露伴『天うつ浪』論
- テーマ ジェンダーと短歌
- 加藤 孝男
- 〈離婚〉〈不倫〉〈性〉〈乳癌による乳房切除〉
- 中島 美幸
- 短歌界とジェンダー
- 阿木 津英
- 近代文学のなかの短歌・短歌のなかの〈女〉
- (司会)日置 俊次・下山 嬢子
- 日 時:
- 場 所: 日本女子大学
- 研究発表
- 北原 泰邦
- 〈毒婦〉の身体性
- 小林美恵子
- 佐多稲子の小説にみる抵抗表現の変化
- 横手 一彦
- 「戦後」文学の基盤形成
- 安福 智行
- 『巡査の居る風景』論
- 原 卓史
- 坂口安吾『真書 太閤記』論
- 【特集】 太平洋戦争とメディア
- 大野 隆之
- 沖縄戦とメディア
- 林 淑美
- 軍事力は虚像に支配される
- 林 廣親
- 演劇と太平洋戦争
- 林 京子
- 【講演】 グランド・ゼロに立って
- (司会)黒古 一夫・長谷川 啓
- テーマ 「少女小説」の生成と変容
- 久米 依子
- 構成される「少女」
- 黒澤亜里子
- 大正・昭和初期の〈少女小説〉とその周辺
- 高原 英理
- 「少女型意識」小説・昭和期
- (司会)大國 眞希・狩野 啓子
- 日 時:
- 場 所: 学習院大学
- 研究発表
- 森田 健治
- 〈空白〉の行為性
- 五島 慶一
- 芥川龍之介と『妖婆』の関係
- 岩田ななつ
- 住井すゑ出発期の文学
- 池田 誠
- 中原中也『春日狂想』論
- 大原 祐治
- 〈歴史〉を書くこと
- 【シンポジウム】
- 性の表象 ―ヘテロセクシズムの機構
- 金子 明雄
- 文学における「異性愛」の表象、あるいはセクシュアリティを
- 語るとは「私」にとってどのようなことか
- 大橋 洋一
- ヘテロセクシズムの認知地図
- 金井 景子
- 「文学作品」はジェンダー・フリー教育の教材となり得るか
- 長原 豊
- Yes, “we” know exactly what “you” are supposed to be;
- “we” never know what “you” are though.
- (司会)小平麻衣子・藤森 清
- テーマ 〈流通〉からみる日本近代文学
- 十重田裕一
- 「新感覚派」の市場性
- 和田 敦彦
- 流通する〈国家〉、複製される〈信濃〉
- 小田 光雄
- 【講演】 近代文学と近代出版流通システム
- (司会)柳沢 孝子・山本 芳明
- テーマ 徳田秋声の再検討
- 中丸 宣明
- 徳田秋声「秋声集」前後
- 秋山 稔
- 徳田秋声『和解』論
- 松本 徹
- 新全集の秋聲像
- (司会)市川 祥子・木戸 雄一
- 日 時:
- 場 所: 名古屋大学
- 研究発表
- 生方 智子
- まなざしの規則
- 稲垣 広和
- 文壇ギルドの政治的力学
- 水野 麗
- ジャンルの生産と消費、そして再生産
- 副田 賢二
- 「獄中」の想像力
- 高 榮蘭
- 文学と「一九四五・八・一五」言説
- 【シンポジウム】
- 文学研究の領土性
- 酒井 直樹
- ポストコロニアリズムと様々な同一性の用法について
- 中山 昭彦(ディスカッサント)
- 脱領土化の戦術―記述に向けて
- ヘテロセクシズムの認知地図
- 李 孝徳
- 文学研究の危機/批判(クリティーク)?
- 岡 真理(ディスカッサント)
- 日本文学とは誰のものか
- (司会)出原 隆俊・坪井 秀人
- テーマ 植民地と日本語文学
- 南 富鎮
- 在日の文学と政治
- 岡野 幸江
- 内なる「植民地」は越えられるか
- 金 石範
- 【講演】なぜ日本語文学か
- (司会)竹内栄美子・内藤千珠子