『日本近代文学』総目次

『日本近代文学』第11集~第20集

第11集~第20集

第11集~第20集

第11集 (1969年 昭和44年 10月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈自由論文〉
「楚囚之詩」考 ―透谷論(一)―
中村完  1
徳富蘇峰の文学観
野山嘉正  19
「今戸心中」について
塚越和夫  32
特権の負い目 ―武者小路実篤おぼえがき―
大津山国夫 42
「風立ちぬ」と堀辰雄の位相
菊池弘  56
「火山灰地」の方法 ―小宇宙の形成―
堀井謙一  67
本庄陸男の〈教育物〉論稿
布野栄一  83
巌谷小波・大衆児童文学の母胎 ―「大衆児童文学史」の一部分―
上笙一郎  95
視座 文学における言語
伊沢元美 108
   大学紛争雑感
分銅惇作 110
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
『緑葉集』の諸作
畑実 113
『破戒』論ノート
山田晃 125
『破戒』から『春』へ
中山和子 139
『新生』試論
相馬庸郎 152
〈追悼文〉柳田泉先生を悼む
清水茂 163
展望 近代文学学会の動向(一九六九年前期)
関口安義 164
書評 安住誠悦著『浪漫主義文学』
山田博光 185
   辻橋三郎著『近代文学者とキリスト教思想』
佐藤泰正 187
(発行所)三省堂
第12集 (1970年 昭和45年 5月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 昭和十年代の文学
他民族体験と文学非力説
亀井秀雄  1
『戦争下の抵抗文学』ノート ―小林秀雄の姿勢に即して―
杉野要吉  13
戦争下における農民文学の位相
高橋和雄  30
日本浪曼派 ―保田与重郎の場合―
阿部正路  43
『四季』について
成田孝昭  56
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
近代文学研究の思い出
高田瑞穂  68
日本近代文学研究の回想
川副国基  72
近代文学研究の回想 ―昭和十年代の風土―
酒井森之介 79
視座 言文一致随想
山本正秀  84
   わが夢に浮かぶ「千鳥」
岡保生  86
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
川上眉山の死 ―明治文士の経済生活―
伊狩章  89
泉鏡花『照葉狂言』成立考
手塚昌行 101
「草枕」論
安藤靖彦 113
中勘助小論
渡辺外喜三郎 124
北条民雄と川端康成
羽鳥一英 136
正宗白鳥氏の遺稿
後藤亮 149
展望 近代文学学会の動向(一九六九年後期)
佐々木雅発 162
書評 平岡敏夫著『日本近代文学史研究』
磯貝英夫 180
   安田保雄著『比較文学論考』
剣持武彦 184
   森山重雄著『実行と芸術』
坂上博一 189
   川嶋至著『川端康成の世界』
長谷川泉 194
(発行所)三省堂
第13集 (1970年 昭和45年 10月20日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 森鷗外
森鷗外と武島務 ―鷗外伝の欠落の部分として―
長谷川泉  1
「エリス」像への一視角
 ―「點化(トランスズブスタンチアチオン)」の問題に関連して―
清水茂  15
『半日』の問題 ―鷗外文学の転換―
蒲生芳郎  23
「青年」の青年像おぼえ書き ―二葉亭・啄木・白鳥らと関連して―
平岡敏夫  37
「大塩平八郎」再論 ―「枯寂の空」の捉え方をめぐり―
小泉浩一郎  53
「魚玄機」をめぐって ―歴史小説の一面―
竹盛天雄 66
鷗外の翻訳について ―一つの〈なかじきり〉的意見―
重松泰雄  80
鷗外詩私考 ―その詩の立脚点をめぐって―
河村政敏  91
視座 詩歌鑑賞の立場
久保忠夫 103
   模索の一様相
和田繁二郎 105
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
水野葉舟と初期の作品
岡野他家夫 108
鷗外とクラウゼヰッツ ―「護持院原の敵討」を中心に―
清田文武 124
『明暗』論の試み
石崎等 136
いわゆる「時任謙作」の形成と分裂
町田栄 149
展望 近代文学学会の動向(一九七〇年前期)
   明治期
橋本威 167
   大正期
中島国彦 171
   昭和期
渡辺正彦 178
書評 小笠原克著『昭和文学史論』
島田昭雄 183
紹介 長篠康一郎著『人間太宰治の研究』
伴悦 188
   山田昭夫編『素木しづ作品集』
紅野敏郎 189
(発行所)三省堂
第14集 (1971年 昭和46年 5月20日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 大正文学
大正文学をどうとらえるか
高田瑞穂  1
「絵画の約束」論争粗描
山田昭夫  14
耽美派・そのひとつの命脈 ―久保田万太郎序説―
遠藤祐  28
民衆芸術について
乙骨明夫  42
「目的意識論」の再検討 ―青野季吉と葉山嘉樹の対立をめぐって―
分銅惇作  55
大正期の童話
原子朗  68
大正文学と美術との関連について
匠秀夫  84
「民衆芸術論争」のころ
本間久雄・大久保典夫  98
視座 不易と流行
兵藤正之助 108
   捨てる技術について
磯貝英夫 110
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
「破戒」試論 ―自立への道―
佐々木雅発 113
岩野泡鳴の初期の評論 ―「神秘的半獣主義」を中心として―
瀬良垣宏明 129
「曠野」論への序 ―成立過程の虚実を発端として―
大森郁之助 139
堀辰雄の《支那趣味》
内山知也 154
展望 近代文学学会の動向(一九七○年後期)
   明治期
網野義紘 164
   大正期
小倉脩三 169
   昭和期
角田旅人 173
書評 松坂俊夫著『樋口一葉研究』
平岡敏夫 178
   関良一著『樋口一葉』
藤井公明 183
紹介 北小路健著『木曾路文献の旅 ―「夜明け前」探究― 』
和田謹吾 188
   長谷川・森安・遠藤・小川編『三島由紀夫研究』
中村完 189
   塩田良平著『明治文学論考』
翁久美 190
(発行所)三省堂
第15集 (1971年 昭和46年 10月20日発行)  ダウンロード 
日本近代文学会編集
〈特集〉 近代評論の再検討
高山樗牛についての一考察 ―明治二○年代の樗牛―
片岡懋  1
批評家抱月の世界
藪禎子  14
生田長江の出発 ―明治末年から大正初年までを中心に―
助川徳是  30
平林初之輔試論 ―そのⅠ 出発期の検討―
渡辺正彦  43
窪川鶴次郎の昭和十年代・覚え書
小笠原克  58
岩上順一論
島田昭男  69
視座 音読小説
玉井敬之  82
相馬泰三「荊棘の路」のモデル問題 ―奇蹟派の一面―
伊狩章  85
不遇なる作家 ―松岡譲の人と文学―
関口安義  99
「人類」と国家 ―武者小路実篤おぼえがき―
大津山国夫 111
展望 近代文学学界の動向(一九七一年前期)
   明治期
山田有策 127
   大正期
大屋幸世 131
   昭和期
金子博 137
書評 西垣勤著『有島武郎論』
山田昭夫 142
   谷沢永一著『明治期の文芸評論』
長谷川泉 146
   岡保生著『評伝小栗風葉』
伊狩章 151
   越智治雄著『漱石私論』
遠藤祐 155
紹介 筑摩書房版『藤村全集』別巻
伊東一夫 161
   『決定版 中原中也全集』別巻
飛高隆夫 162
   『石橋湛山仝集』第一巻
谷沢永一 164
(発行所)三省堂
第16集 (1972年 昭和47年 5月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 転換期の文学 ―大正から昭和へ―
大正期の川端康成
川嶋至  1
小林秀雄論 ―ランボオ論からドストエフスキー論へ―
中村完  13
広津和郎 ―作家と実行者のあいだ―
榎本隆司  31
片岡鉄兵論
菊池弘  44
『海に生くる人々』をめぐって
木村幸雄  60
中野重治の芸術《感覚的基礎》 ―四高『北辰会雑誌』時代をめぐって―
杉野要吉  75
金子光晴研究 ―『赤土の家』と『こがね虫』の位置―
飛高敏夫  90
村山知義小論
堀井謙一 102
賀川豊彦の文学 ―「死線を越えて」三部作を中心に―
佐藤泰正 117
視座 研究の早期専門化
矢野峰人 130
茂吉の「写生」 ―その発生―
米田利昭 133
「葉山嘉樹日記」についての素描
浅田隆 146
〈追悼文〉塩田良平さんを偲ぶ
成瀬正勝 162
展望 作品論の限界について ―近代文学学界の動向(一九七一年後期)―
高田瑞穂 165
   近代文学研究論文目録(一九七一年後期)
小倉脩三/景山恒男/東郷克美 171
書評 十川信介著『二葉亭四迷論』 ―二本の牙と骨格―
清水茂 192
   越智治雄著『明治大正の劇文学』
野村喬 197
   『大手拓次研究』(大手拓次全集・別巻) ―原子朗氏の書下ろし評論―
鈴木亨 201
   本林勝夫著『斎藤茂吉論』
武川忠一 206
   大久保典夫著『昭和文学史の構想と分析』
吉田凞生 210
紹介 瀬里広明著『文明批評家としての露伴』
215
   渡辺外喜三郎著『中 勘助の文学』
215
   都築久義著『評伝 尾崎士郎』
216
   江刺昭子著町『草饐 ―評伝・大田洋子』
217
   梶木剛編『井上良雄評論集』
218
   林富士馬著『鴛鴦行』
219
(発行所)三省堂
第17集 (1972年 昭和47年 10月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 転換期の文学 ―明治から大正へ―
ニヒリスト鷗外の定位と挫折 ―『灰燼』をめぐる覚え書き―
清水茂  1
夏目漱石 ―起点としての「それから」を中心に―
重松泰雄  14
志賀直哉初期の問題 ―「鳥尾の病気」の意味するもの―
池内輝雄  22
「時は過ぎゆく」覚書
本多浩  33
岩野泡鳴と大杉栄
伴悦  41
徳田秋声 ―開眼から喪失へ―
和田謹吾  58
片上天弦の変貌
助川徳是  70
「反響」の位置づけをめぐって
紅野敏郎  84
視座 作家と時代
伊豆利彦  97
   まなざしについて ―神話はやめたい―
田中保隆  99
『吹雪物語』の問題点 ―文学位相の転換―
矢島道弘 102
堀辰雄の《杜詩訳稿》
内山知也 115
展望 仮説のすすめといましめ ―近代文学学界の動向(一九七二年前期)―
川副国基 130
   近代文学研究論文目録(一九七二年前期) ―付・一九七一年後期拾遺―
135

書評 稲垣達郎・伊藤整監修 文学批評の会編 『批評と研究 太宰治』

渡部芳紀 171
   江頭彦造著『抒情詩論考』
安藤靖彦 176
   清水茂氏の書評にこたえる
十川信介 181

紹介 日本近代詩論研究会 人見円吉編『日本近代詩論の研究―その資料と解説』
183
   福田清人著『写生文派の研究』
184
   岩永胖著『自然主義の成立と展開』
184
   桑原伸一著『国木田独歩 ―山口時代の研究― 』
185
   明治文化研究会編『柳田泉自伝』
186
(発行所)三省堂
第18集 (1973年 昭和48年 5月20日発行  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 転換期の文学 ―明治三十年前後―
硯友社 ―広津柳浪を中心に―
塚越和夫  1
『国民之友』終焉前後
野山嘉正  15
「文学界」の機構と変容 ―天知・禿木を視座とする序章―
関良一  27
井上巽軒と高山樗牛
前田愛  35
明治三十年の日本主義 ―その本質と背景―
高田瑞穂  47
木下尚江の文学的出発
山田貞光  58
視座 うたかたの記
佐々木雅発  71
   歴史ばやり,東洋ばやり
瀬沼茂樹  73
〈追悼文〉湯地孝氏を憶う
吉田精一  76
     浅見さん
保昌正夫  78
漱石『坑夫』試論 ―坑道と梯子―
佐々木充  80
小杉天外とゾラ
森英一  95
「乱菊物語」の典拠
三瓶達司 105
真山青果と三好十郎の接点 ―『斬られの仙太』発想の源流―
大西貢 119
井上靖 ―その運命観の原点―
三枝康高 131
展望 作品形成の虚実皮膜 ―近代文学学界の動向(一九七二年後期)―
長谷川泉 143
   近代文学研究論文目録(一九七二年後期) ―付・一九七二年前期拾遺―
石割透・大塚博・黒木章・ 千葉俊二・中島国彦・原邦良編 148
書評 布野栄一著『本庄陸男の研究』
小笠原克 186
   藤岡武雄著『評伝斎藤茂吉』 ―茂吉における父なるもの―
米田利明 191
   三好行雄著『日本文学の近代と反近代』
相馬庸郎 196
   前田愛著『幕末・維新期の文学』
小池正胤 200
紹介 森安理文編『無頼文学研究』
207
   小嶋孝三郎著『現代文学とオノマトペ』
208

瀬沼茂樹 本多秋五 編『有島武郎研究』
209
   荒正人編著『谷崎潤一郎研究』
209
(発行所)三省堂
第19集 (1973年 昭和48年 10月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 昭和初期の抒情精神
アナーキズムの流域
河村政敏  1
「詩と詩論」をめぐる諸問題 ―新しい詩史のための反語的な試論―
原子朗  20
「銅鑼」と「歴程」の土壌 ―草野心平覚書―
吉田凞生  37
中野重治の詩・三章
飛高隆夫  50
『四季』 ―昭和の抒情―
安藤靖彦  62
視座 ある地方作家の生活と感想
助川徳是  75
   近ごろ思ったこと
森本修  77
『春』形成考 ―透谷から藤村へ・ニイチエを媒介として―
栂瀬良平  79
『野菊の墓』論 ―その成立と作品構造―
永塚功  91
『抒情小曲集』ノート
三浦仁 104
展望 新版鷗外全集について
磯貝英夫 120
〈日本近代文学会の歴史〉
学会創設のころ ―本間久雄氏にきく―
126
初期の思い出
成瀬正勝 128
日本近代文学会の発足
村松定孝 132
創始期の思い出
伊狩章 136
思い出すまま
佐藤勝 139
日本近代文学会・例会・大会・講演会等記録(昭和二十九年一月~昭和四十八年七月)
143
国文学研究資料館について
古川清彦 158
書評 佐々木充著『中島敦の文学』
鷺只雄 165
   熊坂敦子著『夏目漱石の研究』
田中保隆 170
   伊東一夫著『島崎藤村事典』
三好行雄 174
紹介 石川悌二著『近代作家の基礎的研究』
179
   高田瑞穂編『萩原朔太郎研究』
180
   山下澄子著『折口信夫・柳田国男論』
181
   鶴田欣也著『芥川・川端・三島・安部 ―現代日本文学作品論』
182
   浦西和彦著『近代文学資料6 葉山嘉樹』
184
(発行所)三省堂
第20集 (1974年 昭和49年 5月20日発行)  ダウンロード
日本近代文学会編集
〈特集〉 文学史家論
本間久雄
大久保典夫  1
勝本清一郎
谷沢永一  14
ある文学史家の素描 ―柳田泉論―
平岡敏夫  28
片岡良―一斑
清水茂  42
視座 イタチの眼
亀井秀雄  55
   比較文学の心理的試み
木村毅  57
〈追悼文〉成瀬正勝氏を偲ぶ
長谷川泉  60
     人見先生のことども
岡保生  64
田山花袋ノート ―「うき秋」の頃―
畑実  67
深田久弥論 ―昭和初年代を中心に―
鷺只雄  77
芥川と二十世紀文学
山敷和男  94
「けものたちは故郷をめざす」におけるアンビバレンス
鶴田欣也 107
展望 研究前夜・研究後夜
紅野敏郎 118
   近代文学研究論文目録(一九七三年)
高橋新太郎他編 122
書評 平岡敏夫著『日本近代文学の出発』
野村喬 167
   前田愛著『近代読者の成立』
野口武彦 171
   和田繁二郎著『近代文学創成期の研究』
山田博光 176
   飛鳥井雅道著『日本近代の出発』
山田有策 181
   鷺只雄氏の書評にお答えする
佐々木充 185
紹介 長谷川泉編『伊藤整研究』
187
   森安理文・高野良知編『坂口安吾研究』
188

村野四郎・関良一長谷川泉・原子朗 編『講座日本現代詩史』(全四巻)
190
(発行所)三省堂
『日本近代文学』第21集~第30集
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