これまでの例会・大会(2021年~2030年)

これまでの大会・例会(2021-2030)

2023年度大会

2023年度秋季大会


〔日時〕二〇二三年一〇月二一日(土)、二二日(日)
〔会場〕北海道大学 札幌キャンパス 
   人文・社会科学総合教育研究棟  

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【題目変更】谷口紀枝氏の発表題目が、「新聞連載小説『うき世』から映画『うき世』へ――鰭崎英朋の挿絵とその受容に関する一考察」に変更されました。

【お詫び】会報139号の記載の発表タイトルの副題に一部誤りがございました。
 松本海氏の発表タイトルは正しくは「「共食」神話の崩壊――高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」論――」です。
 ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、正しくはWEBサイト記載の情報をご確認ください。


◎二一日(土)午後一時より W103

《開会の辞》中村三春

《特集》〈物〉の経験 ――思想としての骨董・民藝
(講演)松原知生
(発表)山本勇人谷口幸代坂元昌樹

〔《特集》の発表要旨はこちら

◎二二日(日)午前一〇時より
《研究発表》
〔個人発表〕
第一会場 W202

下岡友加 夫を模倣する、文壇を侮蔑する――『台湾愛国婦人』掲載・国木田治子のテクスト戦略

スティーブン・チェ 集団としての〈子ども作者〉――『赤い鳥』における子どもと大人の共同制作

瀬口真司 前衛短歌における「帝国」の表象

小島秋良 〈戦地再訪〉と記憶の語り――古山高麗雄『兵隊蟻が歩いた』論

趙子璇 二十世紀中国の視座から三島由紀夫を読む――作品の受容と新たな解読

康潤伊 残された人々の物語――「帰国事業」と在日朝鮮人文学

松本海 「共食」神話の崩壊――高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」論――

第二会場 W201

浅井航洋 長田幹彦の新聞連載小説――通俗小説家への転身をめぐって

谷口紀枝 新聞連載小説『うき世』から映画『うき世』へ――鏑木清方の挿絵とその受容に関する一
考察
 新聞連載小説『うき世』から映画『うき世』へ――鰭崎英朋の挿絵とその受容に関する一考察

英荘園 横光利一「機械」と『化学本論』

古閑裕規 江戸川乱歩作品としての「飛機睥睨」(「空中紳士」)の考察――長編作品の試作として

尾形大 チャタレイ裁判と文壇――作家・出版社・文壇の連携と切断

李楚妍 安部公房『燃えつきた地図』論――地図の象徴性と他者の生成

白井耕平 五木寛之『蒼ざめた馬を見よ』論――偽りの「文学」とミステリー

〔《研究発表》の発表要旨はこちら

《閉会の辞》島村輝

2023年度春季大会

国際研究集会 文学のインターセクション 翻訳とテクストの複数性

〔日時〕二〇二三年六月二四日(土)、二五日(日)
〔会場〕青山学院大学青山キャンパス
 二四日:17号館6階本多記念国際会議場

 二五日:17号館 (第一会場)4階17409教室、(第二会場)5階17510教室、(第三会場)5階17512教室
〔発表要旨はこちら

増井真琴氏の発表「古典説話の再生――巌谷小波『東洋口碑大全』論――」はオンデマンド発表となります。
  オンデマンド発表は二五日(日)から一週間、公式ホームページにて掲載いたします。

◎二四日(土)午後一時三〇分より 17号館6階本多記念国際会議場

《開会の辞》佐藤泉

《特集》翻訳の現場 伊藤比呂美『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』のドイツ語・英語・ノルウェー語訳をめぐって
伊藤比呂美、イルメラ・日地谷=キルシュネライト
ジェフリー・アングルス、イカ・カミンカ

(コーディネーター)坪井秀人、福尾晴香

《総会》

《ソーシャルアワー》

◎二五日(日)午前一〇時〇〇分〜午後一六時〇〇分
17号館 (第一会場)4階17409教室、(第二会場)5階17510教室、(第三会場)5階17512教室

二日目のタイムスケジュールおよび各教室はこちら

《研究発表》

〔個人発表〕
呉勤文 訳詩「グレー氏墳上感慨の詩」が育んだ創作――国木田独歩の新体詩について――

小堀洋平 「蒲団」のなかのファウスト――ファウスト主題の流通と変容のなかで――

増井真琴 古典説話の再生――巌谷小波『東洋口碑大全』論―― (※オンデマンド)

平石岳 夏川静江のために――蘆花没後における「灰燼」のメディアミックス――

武久真士 定型詩による《参加》と《動員》――佐藤一英「聯」論――

邱政芃 「転向文学者」の新聞小説と台湾日日新報――武田麟太郎の連載・転載作品を中心に――

杉本裕樹 〈爆撃幻想〉の文学――戦時体制下日本の娯楽小説――

解放 安部公房の初期作品にみるGHQによる検閲の痕跡――「去勢」されたテクストの意味合い――

乗木大朗 福永武彦『風土』と二つの〈海彼岸の戦争〉――堀辰雄からの〈脱却〉の内実――

荒瀬康成 宗教思想の翻訳と土着化――遠藤周作「母なるもの」論――

山根由美恵 村上春樹とブローティガン――「めくらやなぎと眠る女」論――

秦光平 〈いじめ〉の当事者になるということ――干刈あがた『黄色い髪』論――

邢亜南 『ゴットハルト鉄道』における様々な「翻訳」的営為

矢吹文乃 アダプテーションと〈正統〉の記号――寺山修司『あゝ、荒野』に関わる森山大道の写真の位置づけ――

林圭介 「僕」 を棄てる――村上春樹『騎士団長殺し』論――

〔パネル発表〕

宗左近の〈戦争の記憶〉と〈縄文〉言説

稲田大貴、大川内夏樹、大場健司

地図という試練――戦後日本文学という地理空間のかなたで――

佐久本佳奈、大畑凜、君島朋幸、渡邊英理

《閉会の辞》島村輝

2022年度例会・大会

2022年度秋季大会

〔日時〕一〇月二二日(土) ・二三日(日)
〔会場〕同志社大学今出川キャンパス 良心館 RY地下2(二二日) RY104 RY103 RY101(二三日)
〔発表要旨はこちら


◎二二日(土) 午後一時三〇分より (RY地下2
《開会の辞》 田中励儀
《特集》 近代日本の宗教と差別――せめぎあう〈差異〉と公共性――
友常勉 生の形式の臨界=消尽と新たな〈生〉――サバルタンと宗教――   
小嶋洋輔 遠藤周作の「弱者」再考――「かくれ切支丹」表象の変遷を視座として――    
篠崎美生子 被爆地「長崎」――差別の輻輳――
ブルナ・ルカーシュ 現実と理想、分断と連携――定住・定職に規定されない生活を描く――
《臨時総会》
《ソーシャルアワー》

◎二三日(日) 午前一〇時三〇分〜午後四時四〇分
第一会場(RY104)
《午前 10:30―12:30》
大橋崇行 「Hero」としての「男本尊」――坪内逍遥『小説神髄』「主人公の設置」を中心に――
ケビン・ニーハウス 内容から現象論へ――1900年から1920年の日本における手紙ディスクールの再考へ――
王青 『道草』における時間――ベルクソン『時間と自由』との接点から――
《午後 14:00―16:40》
パネル発表
中村健、荒井真理亜、三浦卓、富永真樹、副田賢二 戦前期『サンデー毎日』の視覚表象と文学
第二会場(RY103)
《午前 10:30―12:30》
唐銘遠 「或る女のグリンプス」から「或る女」まで――嗅覚による内面世界の表現の獲得――
松原大介 内田百閒「猫」と『新青年』――初出雑誌の特性を視座として――
ディ・マルコ・ルクレツィア バチェラー八重子『若きウタリに』の文体――「連作」という視座から――
《午後 14:00―16:40》
石川巧、大原祐治、牧義之、渡部裕太 地方雑誌から考える戦後文化――『占領期の地方総合文芸雑誌事典』を起点に――
第三会場(RY101)
《午前 10:30―12:30》
山本勇人 小林秀雄と中原中也における〈哀悼〉の交錯――テクストの〈推敲〉を視座として――
藤原崇雅 武田泰淳「審判」と上海現地メディア――日本人居留民宣導政策とその問題点――
邵金琪 戦争文学に描かれた「人間」とその美意識――多田裕計『アジアの砂』論――
《午後 14:00―15:20》
劉夢如 寺山修司台本「盲人書簡(上海篇)」における「暗闇」と言葉
宋元祺 「G線上のアリア」を奏でるとき――二つの時代・言語にまたがる台湾文学――
《閉会の辞》島村輝

2022年度6月例会

〔日時〕六月二六日(日) 午後二時〇〇分より
〔会場〕明治大学駿河台キャンパス リバティタワー六階一〇六三教室(状況に応じて中継会場を設定します)
〔発表要旨はこちら

《開会の辞》松下浩幸
《特集》純文学ならざる〈小説〉たち ――中間・大衆・娯楽
山岸郁子 「文壇」の発掘と創成  
山中剛史 三島由紀夫のエンターテインメント作品と方法意識 ――三島由紀夫「音楽」を視座として
関立丹 忍法小説から歴史小説へ ――司馬遼太郎一九五〇‐六〇年代の創作をめぐって
《閉会の辞》島村輝

2022年度春季大会

〔日時〕五月二八日(土) ・二九日(日)
〔会場〕早稲田大学戸山キャンパス 38号館-AV (状況に応じて中継会場を設定します)
〔発表要旨はこちら


◎二八日(土) 午後二時〇〇分より
《開会の辞》宗像和重
《特集》 〈装い〉の政治学 ――一九三〇〜四〇年代のメディアと文学
前島志保 消費の女性化と〈装い〉による境界の再編成 ――戦間期雑誌表象を中心に   
浜田雄介 『新青年』の〈装い〉戦略    
吉良智子 長谷川春子と〈装い〉の政治学 ――『女人芸術』 『輝ク』を中心に  
(コメント)藤木直実

◎二九日(日) 午前一〇時〇〇分〜午後四時三〇分
《研究発表》
田部知季 明治期における俳句評価の諸相 ――日本派の「文学」的俳句像を起点として――           
ジュセッペ・ストリッポリ 明治後期の少年雑誌におけるアンチ・ミメーシスとしてのSF ――ジャンルの境界を超えて
児島春奈 永井荷風『腕くらべ』における「江戸趣味」の脱構築 ――『江戸藝術論』を視座として――  
重永楽 「 「風流」論」の方法に関する一考察 ――その発表経緯を補助線に――  
佐藤未央子 アダプトされる「お市の方」――戦時下における谷崎潤一郎「盲目物語」の映画化をめぐって
加藤夢三 帝国の論理/論理の帝国 ――横光利一『旅愁』と「日本科学」  
栗山雄佑 〈言葉のコピー機〉としての生を覆す ――星野智幸「在日ヲロシヤ人の悲劇」論  
《閉会の辞》島村輝

2021年度例会・大会

2021年度11月例会

日程:2021年11月27日(土)
場所:オンライン開催(Zoomウェビナーを使用)

発表要旨は[こちら

14:00-14:05
《開会の辞》紅野謙介

14:05-17:55
《特集》線と境界の想像力 ―鉄道と文学の150年

田中励儀 近代ツーリズムと作家の旅 ─ ─ 『日本八景』の紀行文を中心に

・川崎賢子 外地の鉄道と文学 ─ ─ 「白蘭の歌」におけるプロパガンダ・メロドラマ・アダプテーション

・綾目広治 清張ミステリーと鉄道 ─ ─ 日本近代が見えてくる

《講演》梯久美子 「そきへの極み」への旅  ─ ─ サガレン鉄道紀行

17:55-18:00
《閉会の辞》紅野謙介

2021年度秋季大会

日程:2021年10月23日(土)・24日(日)
場所:オンライン開催(Zoomウェビナーを使用)

発表要旨は[こちら

■10月23日(土)(1日目) 9:50-17:30

9:50-9:55
《開会の辞》紅野謙介

9:55-10:00
《注意事項アナウンス》

《研究発表》

10:00-10:40
小田桐ジェイク 第一回芥川賞と太宰治の作家像成立  ─ ─ 抗議文「川端康成へ」における自己宣伝の機能

10:50-11:30
中嶋優隆 佐藤春夫著・谷中安規挿画『画本 F・O・U』における〈狂気〉表象と読書行為

11:40-12:20
劉娟 『菜穂子』における〈都築明〉の人物造形  ─ ─ 折口学を視座として ─ ─

13:20-14:00
加藤優 安部公房『第四間氷期』における「未来」  ─ ─ 東京湾表象を視座に ─ ─

14:10-14:50
後藤田和 住井すゑ『橋のない川』と下原温子の詩作   ─ ─ 六〇年代の部落解放運動とジェンダー ─ ─

15:00-17:30 パネル発表
高橋修・木戸雄一・副田賢二・渡邊英理・五味渕典嗣
方法としてのメロドラマ  ─ ─ 情動・翻訳・文化政治

17:30-17:35
《運営委員長挨拶》佐藤泉

■10月24日(日)(2日目) 9:50-17:40

《研究発表》

9:50-10:30
李承俊 子供の顫えが伝えるもの  ─ ─ 古井由吉「赤牛」論 ─ ─

10:40-11:20
松本拓真 鳴り響く終末の音を聴くこと ─ ─ 大江健三郎『洪水はわが魂に及び』論

11:30-12:10
マルツェル・コニーチェク 「幻想的」な反乱:『羊をめぐる冒険』と『ピンチランナー調書』をめぐって

12:20-13:00
苗鳳科 八〇年代中国における夏目漱石『心』の受容   ─ ─ 私小説として読まれたことを踏まえて ─ ─

14:00-17:30
《特集》雑踏の中の一九六〇年代文学

梅山いつき 都市空間に放たれた言葉と身体  ─ ─ 一九六〇年代の小劇場運動と言語活動

・守安敏久 寺山修司の「ドキュラマ」  ─ ─ テレビ・ドキュメンタリーから市街劇へ

・瀬崎圭二 関西フォークと詩人たち

17:30-17:40
《閉会の辞》紅野謙介

2021年度6月例会

日程:2021年6月26日(土)
場所:オンライン開催(Zoomウェビナーを使用)

発表要旨は[こちら]

14:00-14:05
《開会の辞》紅野謙介

14:05-17:35
《特集》デジタル・ヒューマニティーズと文学研究のこれから

ロング・ホイト 機械とともに文学を読むこと

・明星聖子 古い問題との新しい格闘

・渡部麻実 読書場を読む――資料採掘・データ化・文学館

・(コメント)谷川惠一

17:35-17:45
《閉会の辞》紅野謙介

2021年度春季大会

日程:2021年5月22日(土)・23日(日)
場所:オンライン開催(Zoomウェビナーを使用)

発表要旨は[こちら

■5月22日(土)(1日目) 14:00-18:30

14:00-14:10
《開会の辞》紅野謙介

14:10-17:55
《特集》ディストピアの向こうへ――〈未来記〉の現在形

小谷真理 フェミニスト・ディストピアSF、21世紀の展望

・森下達 「セカイ系」は社会を批判できるか――破滅のヴィジョンの系譜と新海誠『天気の子』(2019年)

・岡和田晃 「未来学」批判としての〈未来記〉――山野浩一「死滅世代」からフェミニズム・ディストピアまで

・木村朗子 現在完了形の近未来――津島佑子『あまりに野蛮な』を読む

17:55-18:05
《運営委員長挨拶》佐藤泉

18:05-18:30
《総会》

■5月23日(日)(2日目) 10:00-17:40

《研究発表》

10:00-10:40
高橋茂美 「時代」を再現する尾崎紅葉――「紅懐紙」・『伽羅枕』・「伽羅もの語」に見る人物造型――

10:50-11:30
ミヒールセン・エドウィン 田山花袋『第2軍従征日記』――パノラマ描写と告白形式の語り手を中心に

11:40-12:20
服部峰大 「ざしき童子のはなし」に描かれた「郷土」――都会への眼差し―

13:20-14:00
樫本由貴 日中戦争期「モダン都市」の銃後俳句論

14:10-14:50
瀬川拓磨 カテゴリーなきカテゴリー――「震災後文学」のカテゴリー的生成をめぐって

15:00-17:30 パネル発表
鳥木圭太・笹尾佳代・池田啓悟・飯田祐子
プロレタリア文化運動とジェンダー

17:30-17:40
《閉会の辞》紅野謙介