これまでの例会・大会(2021年~2030年)

これまでの大会・例会(2021-2030)

2022年度例会・大会

2022年度秋季大会

〔日時〕一〇月二二日(土) ・二三日(日)
〔会場〕同志社大学今出川キャンパス 良心館 RY地下2(二二日) RY104 RY103 RY101(二三日)
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◎二二日(土) 午後一時三〇分より (RY地下2
《開会の辞》 田中励儀
《特集》 近代日本の宗教と差別――せめぎあう〈差異〉と公共性――
友常勉 生の形式の臨界=消尽と新たな〈生〉――サバルタンと宗教――   
小嶋洋輔 遠藤周作の「弱者」再考――「かくれ切支丹」表象の変遷を視座として――    
篠崎美生子 被爆地「長崎」――差別の輻輳――
ブルナ・ルカーシュ 現実と理想、分断と連携――定住・定職に規定されない生活を描く――
《臨時総会》
《ソーシャルアワー》

◎二三日(日) 午前一〇時三〇分〜午後四時四〇分
第一会場(RY104)
《午前 10:30―12:30》
大橋崇行 「Hero」としての「男本尊」――坪内逍遥『小説神髄』「主人公の設置」を中心に――
ケビン・ニーハウス 内容から現象論へ――1900年から1920年の日本における手紙ディスクールの再考へ――
王青 『道草』における時間――ベルクソン『時間と自由』との接点から――
《午後 14:00―16:40》
パネル発表
中村健、荒井真理亜、三浦卓、富永真樹、副田賢二 戦前期『サンデー毎日』の視覚表象と文学
第二会場(RY103)
《午前 10:30―12:30》
唐銘遠 「或る女のグリンプス」から「或る女」まで――嗅覚による内面世界の表現の獲得――
松原大介 内田百閒「猫」と『新青年』――初出雑誌の特性を視座として――
ディ・マルコ・ルクレツィア バチェラー八重子『若きウタリに』の文体――「連作」という視座から――
《午後 14:00―16:40》
石川巧、大原祐治、牧義之、渡部裕太 地方雑誌から考える戦後文化――『占領期の地方総合文芸雑誌事典』を起点に――
第三会場(RY101)
《午前 10:30―12:30》
山本勇人 小林秀雄と中原中也における〈哀悼〉の交錯――テクストの〈推敲〉を視座として――
藤原崇雅 武田泰淳「審判」と上海現地メディア――日本人居留民宣導政策とその問題点――
邵金琪 戦争文学に描かれた「人間」とその美意識――多田裕計『アジアの砂』論――
《午後 14:00―15:20》
劉夢如 寺山修司台本「盲人書簡(上海篇)」における「暗闇」と言葉
宋元祺 「G線上のアリア」を奏でるとき――二つの時代・言語にまたがる台湾文学――
《閉会の辞》島村輝

2022年度6月例会

〔日時〕六月二六日(日) 午後二時〇〇分より
〔会場〕明治大学駿河台キャンパス リバティタワー六階一〇六三教室(状況に応じて中継会場を設定します)
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《開会の辞》松下浩幸
《特集》純文学ならざる〈小説〉たち ――中間・大衆・娯楽
山岸郁子 「文壇」の発掘と創成  
山中剛史 三島由紀夫のエンターテインメント作品と方法意識 ――三島由紀夫「音楽」を視座として
関立丹 忍法小説から歴史小説へ ――司馬遼太郎一九五〇‐六〇年代の創作をめぐって
《閉会の辞》島村輝

2022年度春季大会

〔日時〕五月二八日(土) ・二九日(日)
〔会場〕早稲田大学戸山キャンパス 38号館-AV (状況に応じて中継会場を設定します)
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◎二八日(土) 午後二時〇〇分より
《開会の辞》宗像和重
《特集》 〈装い〉の政治学 ――一九三〇〜四〇年代のメディアと文学
前島志保 消費の女性化と〈装い〉による境界の再編成 ――戦間期雑誌表象を中心に   
浜田雄介 『新青年』の〈装い〉戦略    
吉良智子 長谷川春子と〈装い〉の政治学 ――『女人芸術』 『輝ク』を中心に  
(コメント)藤木直実

◎二九日(日) 午前一〇時〇〇分〜午後四時三〇分
《研究発表》
田部知季 明治期における俳句評価の諸相 ――日本派の「文学」的俳句像を起点として――           
ジュセッペ・ストリッポリ 明治後期の少年雑誌におけるアンチ・ミメーシスとしてのSF ――ジャンルの境界を超えて
児島春奈 永井荷風『腕くらべ』における「江戸趣味」の脱構築 ――『江戸藝術論』を視座として――  
重永楽 「 「風流」論」の方法に関する一考察 ――その発表経緯を補助線に――  
佐藤未央子 アダプトされる「お市の方」――戦時下における谷崎潤一郎「盲目物語」の映画化をめぐって
加藤夢三 帝国の論理/論理の帝国 ――横光利一『旅愁』と「日本科学」  
栗山雄佑 〈言葉のコピー機〉としての生を覆す ――星野智幸「在日ヲロシヤ人の悲劇」論  
《閉会の辞》島村輝

2021年度例会・大会

2021年度11月例会

日程:2021年11月27日(土)
場所:オンライン開催(Zoomウェビナーを使用)

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14:00-14:05
《開会の辞》紅野謙介

14:05-17:55
《特集》線と境界の想像力 ―鉄道と文学の150年

田中励儀 近代ツーリズムと作家の旅 ─ ─ 『日本八景』の紀行文を中心に

・川崎賢子 外地の鉄道と文学 ─ ─ 「白蘭の歌」におけるプロパガンダ・メロドラマ・アダプテーション

・綾目広治 清張ミステリーと鉄道 ─ ─ 日本近代が見えてくる

《講演》梯久美子 「そきへの極み」への旅  ─ ─ サガレン鉄道紀行

17:55-18:00
《閉会の辞》紅野謙介

2021年度秋季大会

日程:2021年10月23日(土)・24日(日)
場所:オンライン開催(Zoomウェビナーを使用)

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■10月23日(土)(1日目) 9:50-17:30

9:50-9:55
《開会の辞》紅野謙介

9:55-10:00
《注意事項アナウンス》

《研究発表》

10:00-10:40
小田桐ジェイク 第一回芥川賞と太宰治の作家像成立  ─ ─ 抗議文「川端康成へ」における自己宣伝の機能

10:50-11:30
中嶋優隆 佐藤春夫著・谷中安規挿画『画本 F・O・U』における〈狂気〉表象と読書行為

11:40-12:20
劉娟 『菜穂子』における〈都築明〉の人物造形  ─ ─ 折口学を視座として ─ ─

13:20-14:00
加藤優 安部公房『第四間氷期』における「未来」  ─ ─ 東京湾表象を視座に ─ ─

14:10-14:50
後藤田和 住井すゑ『橋のない川』と下原温子の詩作   ─ ─ 六〇年代の部落解放運動とジェンダー ─ ─

15:00-17:30 パネル発表
高橋修・木戸雄一・副田賢二・渡邊英理・五味渕典嗣
方法としてのメロドラマ  ─ ─ 情動・翻訳・文化政治

17:30-17:35
《運営委員長挨拶》佐藤泉

■10月24日(日)(2日目) 9:50-17:40

《研究発表》

9:50-10:30
李承俊 子供の顫えが伝えるもの  ─ ─ 古井由吉「赤牛」論 ─ ─

10:40-11:20
松本拓真 鳴り響く終末の音を聴くこと ─ ─ 大江健三郎『洪水はわが魂に及び』論

11:30-12:10
マルツェル・コニーチェク 「幻想的」な反乱:『羊をめぐる冒険』と『ピンチランナー調書』をめぐって

12:20-13:00
苗鳳科 八〇年代中国における夏目漱石『心』の受容   ─ ─ 私小説として読まれたことを踏まえて ─ ─

14:00-17:30
《特集》雑踏の中の一九六〇年代文学

梅山いつき 都市空間に放たれた言葉と身体  ─ ─ 一九六〇年代の小劇場運動と言語活動

・守安敏久 寺山修司の「ドキュラマ」  ─ ─ テレビ・ドキュメンタリーから市街劇へ

・瀬崎圭二 関西フォークと詩人たち

17:30-17:40
《閉会の辞》紅野謙介

2021年度6月例会

日程:2021年6月26日(土)
場所:オンライン開催(Zoomウェビナーを使用)

発表要旨は[こちら]

14:00-14:05
《開会の辞》紅野謙介

14:05-17:35
《特集》デジタル・ヒューマニティーズと文学研究のこれから

ロング・ホイト 機械とともに文学を読むこと

・明星聖子 古い問題との新しい格闘

・渡部麻実 読書場を読む――資料採掘・データ化・文学館

・(コメント)谷川惠一

17:35-17:45
《閉会の辞》紅野謙介

2021年度春季大会

日程:2021年5月22日(土)・23日(日)
場所:オンライン開催(Zoomウェビナーを使用)

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■5月22日(土)(1日目) 14:00-18:30

14:00-14:10
《開会の辞》紅野謙介

14:10-17:55
《特集》ディストピアの向こうへ――〈未来記〉の現在形

小谷真理 フェミニスト・ディストピアSF、21世紀の展望

・森下達 「セカイ系」は社会を批判できるか――破滅のヴィジョンの系譜と新海誠『天気の子』(2019年)

・岡和田晃 「未来学」批判としての〈未来記〉――山野浩一「死滅世代」からフェミニズム・ディストピアまで

・木村朗子 現在完了形の近未来――津島佑子『あまりに野蛮な』を読む

17:55-18:05
《運営委員長挨拶》佐藤泉

18:05-18:30
《総会》

■5月23日(日)(2日目) 10:00-17:40

《研究発表》

10:00-10:40
高橋茂美 「時代」を再現する尾崎紅葉――「紅懐紙」・『伽羅枕』・「伽羅もの語」に見る人物造型――

10:50-11:30
ミヒールセン・エドウィン 田山花袋『第2軍従征日記』――パノラマ描写と告白形式の語り手を中心に

11:40-12:20
服部峰大 「ざしき童子のはなし」に描かれた「郷土」――都会への眼差し―

13:20-14:00
樫本由貴 日中戦争期「モダン都市」の銃後俳句論

14:10-14:50
瀬川拓磨 カテゴリーなきカテゴリー――「震災後文学」のカテゴリー的生成をめぐって

15:00-17:30 パネル発表
鳥木圭太・笹尾佳代・池田啓悟・飯田祐子
プロレタリア文化運動とジェンダー

17:30-17:40
《閉会の辞》紅野謙介